しかし、ほんま、なんという。。。
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↑
・・・なんで、こういうことを考えるんですかね。
ほんま、信じられん。。。
と、文句を言っても仕方がないので本題へ。
今日は前回ブログの続き、具体的な質疑の内容についてです。
それでは早速、始めます。
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【質問①~④】
・計画の基準年である平成21年度から6年経つが、現在の進捗状況は?
・「西宮市営住宅整備・管理計画」に基づいて市営住宅戸数を削減した場合の、公共施設マネジメントへの影響は?
・市が保有する施設全体のマネジメントに関わる全体計画を策定するべきと考えるが、どうか?
・本市同様、他自治体でも施設保有面積縮減の動きが進む中、西宮市は「20年間で10%」を目標としたままでよいのか?
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【答弁①~④】
公共施設総量の縮減につきましては、20年間で10%縮減することを当面の目標として取組んでおり、平成25年度末の総面積は、平成21年度末と比べて約1.16%増の約151万㎡となっています。
これは、建替え事業中であった市営甲子園九番町団地の完成や学校の改築が大きな要因となっています。
総量削減の「20年間で10%削減」という目標は「公共施設マネジメントのための基本的な方針」において、人口類似都市の平均水準や将来人口の予測などから将来目標とする施設保有量を理論値として算出したものであります。
従って、実際には、学校施設の増改築計画や市営住宅建替え計画等の個々の計画を策定し、積み上げていく中でその実現の見通しが出てくるものと考えております。
現在までの主な取組みといたしましては、学校施設の長寿命化や増改築の計画、第二庁舎を含む庁舎周辺整備計画、公民館・市民館等市民集会施設の適正配置方針策定、そして、阪急神戸線以北地域の市営住宅建替え計画などであり、検討の具体化を鋭意進めているところです。
これらのうち、学校施設については、児童数の将来予測からも当面は面積縮減に直接結びつく状況ではありません。
また、第二庁舎建設を含む庁舎周辺整備についても、分散している庁舎機能の一定の集約は検討しているものの、行政需要の拡大等により、面積を縮減する要素は少ない状況であります。
総量縮減について、最も影響の大きいと考えられる市営住宅については、平成23年度に策定した、「西宮市営住宅整備・管理計画」に基づき、現在の管理戸数を平成33年度までの10ヵ年で約1,000戸削減することを目標としています。
この1,000戸は住宅全体戸数の約10%にあたり、市の保有する建物の全体面積に占める住宅の割合が約41%ですので、単純に計算しますと、市全体の約4%に相当することになります。
まずは、阪急神戸線以南地域において市営甲子園九番町団地などの建替え集約事業を進めております。
こうしたそれぞれの個別計画の状況を踏まえる中で、引き続き検討を行っている阪急神戸線以北地域の市営住宅建替え計画については、現在、既存団地の現状を改めて整理し、建替え集約可能な団地の選別、規模、順序などの検討を行っているところであります。
更に先を見据えながら、更なる管理戸数削減を目指した市営住宅の建替え計画をH28年度に策定する予定です。
なお、建替え集約により廃止する住宅は建築年次が古く、戸当り面積が狭小であり、これが建替えにより相対的に広くなるなどのことから、削減戸数がそのまま面積縮減につながるものではなく、こうしたことを踏まえ、建替え計画策定の取組みを進めてまいります。
以上述べました取り組みを進める中で、「20年間で10%縮減」の目標が適正かどうかを判断し、新たな目標値の設定が必要となる場合は健全な財政運営のために必要な長期的戦略を練り上げてまいります。
【質問⑤】
新規に施設を整備する場合には同規模の床面積を削減するよう義務付ける等、施設総量を抑制するためのルールを設けるべきと考えるが、どうか?
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【答弁⑤】
施設の新設や改築の際に、できるだけ総量を抑えるよう配慮をしながらも、結果として、一時的に総量が増えることとなる場合もありますが、施設全体と時間軸の中で調整を図りながら、総量縮減に取組んでまいります。
【質問⑥】
施設マネジメントについては、ある程度、市の考え方が示されているが、道路については示されていない。
公共施設・橋梁等と同様、道路についても管理のための計画・考えを示すべきではないか?
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【答弁⑥】
道路の問題につきましては、インフラのため、基本的には量の削減はなく、長寿命化と適切な保全が必要であると考えております。
特に車道の舗装につきましては、これまで、主要な幹線道路について、計画的な車道舗装の更新を行なってきたところですが、今後は、幹線道路だけでなく、生活道路を含めた舗装補修更新計画を策定し、適切な維持管理に努めてまいります。
【まとめて要望】
道路については「幹線道路だけでなく、生活道路を含めた舗装補修更新計画を策定し、適切な維持管理に努めてまいります」との答弁でした。
高く評価します。
ご答弁に沿った取組を進めて頂きたい。
要望します。
施設の総保有面積削減については
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●「平成25年度末の総面積は、平成21年度末と比べて約1.16%増」と減るどころか増えていること
●市営住宅の「管理戸数を平成33年度までの10ヵ年で約1,000戸削減することを目標として」いるが、これは市が保有する施設面積「全体の約4%に相当する」こと
●「更なる管理戸数削減を目指した市営住宅の建替え計画をH28年度に策定する予定」だが、「廃止する住宅は建築年次が古く、戸当り面積が狭小であり、これが建替えにより相対的に広くなるなどのことから、削減戸数がそのまま面積縮減につながるものではなく」大幅な削減は難しいこと
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
をご答弁いただきました。
要するに20年で10%という目標の達成さえ、現状のままでは非常に厳しいということです。
「市が保有する施設全体のマネジメントに関する全体計画を策定するべきではないか?」という質問に対しては「学校施設の増改築計画や市営住宅建替え計画等の個々の計画を策定し、積み上げていく中でその実現の見通しが出てくるものと考えております」というご答弁でした。
そういう考えもあろうかと思いますが、それならまずは個々の計画をきちんと策定するとともに、定期的に、個々の計画全て、ひいては市が保有する施設全体のマネジメントの進捗を管理するべきです。
「20年で10%」という目標は市自身が示したものです。
責任をもって推進して頂きたい。
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計画立ててから6年経っているにも関わらず、むしろ総面積が増えてるって、アカンと思うんですよね。
しかも、これからについても、根拠のある話は全然、出てこないし。
この話、多くの方に直接関係する話なだけに一朝一夕では進みません。
だからこそ、よけいにキチンとした指針を示し、着実に、その実現に取り組んでいくべきだと思うのですよ。
計画ってのは、立てたら、それでいいというようなものではありませんから。
というわけで引き続き、この話、しっかり取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。