西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ここからは多分に政治判断的な話やろなあ。。。 というわけで「市立中央病院どうなんの???」という、よく聞かれる話に少し進捗がありました。+1

2017-02-15 16:30:23 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日付、神戸新聞に以下の記事が掲載されました。
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西宮の県立、市立2病院「新用地で統合を」検討委

「兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院のあり方検討委員会」は13日、西宮市役所で最終会合を開き、「両病院を統合し、新たな用地に新病院を整備することが最も望ましい」とする報告書案をまとめた。
県立西宮病院を増改築して集約する案や、両病院とも存続する案など4案を検討。統合した新病院を別の用地に建てる案が「診療機能の充実や医療従事者の確保などにメリットがあり、最も優れている」と結論付けた。
課題として、新病院建設費の負担方法や、あと約20年間利用できる県立西宮病院の活用法などを挙げ、「県と市で調整を図り、速やかに統合再編を具体化させること」との注文を付けた。
両病院統合の議論は、市立中央病院の老朽化などを理由に、西宮市側が要望してスタート。
2015年2月には、市の外郭団体が新病院の候補地として、アサヒビール西宮工場跡地(津門大塚町)の一部を購入していた。
委員会は昨年4月から、両病院関係者と有識者ら11人が非公開で4回開催。
報告書は県と市に提出予定で、澤芳樹委員長は「高いレベルの医療を提供し、医師や患者があこがれる病院になってほしい」と話した。(前川茂之)
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この話のポイントは、
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●報告書案をまとめた「あり方検討委員会」は県市共同で設置されたものであり、西宮市だけで勝手につくったものではないこと
その委員会から「両病院を統合し、新たな用地に新病院を整備することが最も望ましい」とする報告書が提出されたこと
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の二点だと受け止めています。
明らかに県市統合病院実現に向けて、一つハードルを越えた観はあるな、と。
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【ご参考】
「県立・市立 病院統合へ」は???ですが、前向きに進んでいることは間違いありません!!!@2016年1月のブログ

一方で、今回の報告はあくまで検討委員会が示した報告書であり「県立西宮病院と市立中央病院のことだけで考えたなら!」というエクスキューズがつくであろうことには注意が必要ですね。
そもそも県立西宮病院は建築後、20年程度しか経っていませんし、県全体で見ると、もっと古かったり早急な対策が必要な病院があります。
また記事中にもあるように、そもそも「両病院統合の議論は、市立中央病院の老朽化などを理由に、西宮市側が要望してスタート」したものです。
それやこれやを考えると、ここから先、この話がどういう方向に進んでいくかは、大きく政治判断的な話ということになっていくんでしょうね
両者の費用負担割合なんかは絶対に大きな議論になるはずですし、県さんとしては「そもそも西宮市が、そうした言っていってるんやから、それ相応の負担をしてもらうのが当然ですわな...」的な考えを持っていらっしゃることでしょうし。

あと、もう一点、昨日ちょっとした出来事があったので、そのご報告。
昨年末にあった市長の問題発言を受けて、議会が決議を提案し、全会一致で可決した、というのは既報の通り。
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【ご参考】
断片的な内容だけじゃ分かりにくいですよね、色々と。というわけで決議の全文と、我が会派の討論を掲載しておきます@市長の問題行動&発言の件@2016年12月のブログ

で、それを受けて、昨日行われた議会運営委員会で市長からの回答が示されました。
内容は、こちら。
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昨日の議運では、この内容を、そのまま市長が(仏頂面で、いかにも不満そうに)読み上げたわけですが、これでは誰になにを詫びているのやら、皆目分からないですよね。
議事運営の都合上、委員長から質問等を禁じられていたので流さざるを得なかったのですが、これではいかにも不完全燃焼。。。
その場に居合わせた多くの方も、同じ感想をお持ちのようですし、今後の展開に注目ですね。
というわけで、この話についても続報あればお知らせいたします。


それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。