いつものことながら、こういう分厚い資料がやってくると議会モード満開ですね。
いろいろ含めて、頑張らないと...
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さて、本題。
障害者を対象とした、様々なサービスを提供しているNPO法人「西宮がすきやねん」による
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①補助金4000万円を不正に受給していた
②これに加えて、最大8800万円もの給付金を不正に受給していた可能性がある
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という不正行為が昨年、発覚したのは既報の通り。
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【ご参照】
育休が取得しやすい状況を作るための条例になんて、反対したくないですよ、私だって。でも現状を考えると、やはり市の提案にはのれないわけで...@2018年12月のブログ
しかし、ほんま最近、不祥事が続くよなあ...
で、このうち①の補助金については、市全体として
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●申請・審査書類の様式の見直し
●現地確認も含めた状況確認の徹底
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といった対応を進める必要がある!と考えています。
ここらへんについては、以前ブログに書いた通りですね。
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【ご参照】
市内NPO法人で明らかになった、4000万円の補助金不正受給。その背景にある、市の補助金審査体制の重大な問題とは!?@2018年11月のブログ
一方で②の給付金については、①とは別の対応が必要なのでは???と感じています。
というのも②の問題は、
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●同一人物が同一時間帯に、「共同生活援助夜間支援」と「重度訪問介護」という複数のサービスを提供していることになっていた
⇒が制度上、同じ時間に同じ従業者が、この二つの業務に就くことは出来ない
●そこに対するチェックが働かず、事業者の申請を鵜呑みにし、ダブルで給付金を支給していた
⇒担当が異なるため、こういった部分の突合はなされていなかった...というのが原因
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ということのようなんですよね。
ものすごくザックリ言うと、組織の縦割りが原因ということかと。
う~ん。。。
補助金に関するブログでも書いた話ですが、どうも、これ氷山の一角である可能性があると思うんですよね。
そもそも監査がない限り、こういった問題が明るみに出ないということ自体が問題です。
また監査対象事業者の数や監査すべき内容の多さを考えれば「監査によって、こうした不正を全てチェックするのだ!」というのが現実的だとも思えません。
そもそも本来、所管の段階でこそチェックされるべきだと思うんですよね、こういう話って。
二度と同じような問題が起きることのないよう、
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●組織・体制
●申請・審査書類の様式
●業務の進め方
●現地確認も含めた状況確認の徹底
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等、補助金・給付金の審査に関わる問題を洗い出し、全庁体な対応を取るべきと考えています。
この件、引き続き、追いかけてまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。