いわゆるメタボ健診に関する、この内容は興味深い...
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メタボ健診における保健指導は肥満を軽度改善させるものの、血圧・血糖・脂質を改善させる効果は認められない@医療政策学×医療経済学
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特に重要なのは、
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特定健診・保健指導は、肥満を改善することで、その先にある脳卒中、心筋梗塞などの病気になることを予防し、要介護や死亡を減らし、医療費の削減につながることが期待されていました。
しかし、今回の私達の研究の結果、血圧・血糖値・脂質などの「中間指標」において改善を認めることができませんでした。
これらの中間指標を改善することなく、その先にある脳卒中などの病気を予防するとは考えにくいため、現在の特定健診・保健指導の健康改善効果(そしておそらく医療費抑制効果)は限定的であることが示唆されました。
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という部分ですね。
要は、現在の制度設計の前提自体が崩れてしまいかねない結果が示されたわけで、なんとも悩ましい。。。
さて本題。
本日の民生常任委員会で「令和4年4月から、本市のごみ収集に指定袋制度を導入する方向である!」ことが示されました。
ちなみに、本市の予定している指定袋制度は「市がデザインや規格等を定めた袋を袋メーカーが製造し、小売店が販売する」という、「単純指定袋」を利用するもの。
制度が導入された場合、指定袋に入っていないごみは回収してもらえなくなります。
なので当然、多くの方の生活に直接関係してきますよね、この話。
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近年、地球温暖化等が大きな問題となる中、環境への負荷低減を図ることは、きわめて重要な課題だと言えるでしょう。
考えられる取組には様々あると思いますが、
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●ごみの減量推進
→それによって、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出抑制に取り組む!
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というのは、誰もが日常的に取り組めるうえ、一定の効果が期待できることから優先度の高い施策だと言えるでしょう。
実際、現状、燃やすごみの中には紙ごみやプラごみなど、資源化可能なものも多く混入しているわけで。
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こうした状況の中、指定袋制度を導入することで「中身が見え、かつ容量が決まった袋を指定して『ごみの減量及び再資源化意識の醸成』を図りたい...」というのが市の考えですね。
個人的には、至って妥当な内容だと思います。
目的とするところは勿論、
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●全国の中核市の中で、指定袋制度を導入していないのは西宮市だけ
●兵庫県内でも約9割の自治体がいずれかの制度を導入済みであり、未実施なのは西宮市も含めた4市町だけ
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という状況もあることですし。
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てゆうか、「環境学習都市宣言」をしていながらの、この遅れには、やっぱり違和感があるんですよね。
もちろん反対の声もあるのでしょうけど、そこを進めていく意思があるからこその宣言ちゃうの???と思うわけで。
「子育てするなら西宮」も「文教住宅都市宣言」もそうですが、つくづく、なんだかなぁ...
こういう看板って、掲げることではなく、意志を持って、それにふさわしいまちに近づけていくことこそが重要だと思うのですが。。。
なお、この内容に関するパブリックコメントが10/26(月)から1ヶ月間、実施されるとのこと。
市政ニュース等でも広報されると思いますので、ご意見等おありの方は奮ってご参加くださいませ。
という、広報ブログでした。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。