年間4.5億円程度の売上に対して、実質的には毎年2億円近い赤字を計上しているリゾ鳴尾浜。
それが極めて深刻的な経営難に陥り、大きな問題となっていることは以前、ブログでお伝えした通り。
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【ご参照】
「経営継続の可否について、一定の判断が必要...」という展開に、複雑な思いを抑えられないリゾ鳴尾浜問題。つくづく早い対応こそが重要だと思うわけで...@2020年9月のブログ
この施設について、本日、午前中に開催された建設常任委員会において
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●11月末に、リゾ鳴尾浜の営業を終了
●12月には会社を解散、清算手続きに入る
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との考えが示されました。
西宮市がやることとは思えないくらい、迅速な展開やな…
新聞等でも取り上げられているので、こちらもご参考まで。
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【ご参照】
リゾート施設「リゾ鳴尾浜」営業終了へ 新型コロナ禍などで経営悪化@神戸新聞NEXT
上のブログにも書いた通り、私は少なくとも7~8年前から、この施設について厳しく追及してきました。
毎年、何千万円もの維持・修繕等に要する費用をひたすら垂れ流してきた、この施設。
それを考えると、遅きに失した感は否めないものの、営業終了・会社清算という流れになったことはよかった…とさえ思います。
一方で、私共が厳しい指摘を行ってきた中、施設の存続を前提に巨額の費用(過去5年間だけでも約3.9億円)を施設の維持・保全に投じ、無駄にした責任は重大です。
なにせ今年の3月からきれいなラッピングバスまで走らせ始めているくらいですからね。
他の株主さんの意向がなければ、今でも西宮市は「来年にはコロナが終息して黒字になります!」とか言って、経営継続していたのではなかろうか…と思えて仕方ない。
しかし、このバスとか、ほんま、どうする気なんですかね。。
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・リース料:月額394,020円(税込)×72回払い(6年)
・運営費:月額808,940円 運行管理4人交代制、夜間、土日祝日割増し含む
・燃料費:月額約9万円
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って、ヘタしたら今話題のセンチュリー以上では???
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この件、会社を清算すれば、それで終了!というような話ではありません。
少なくとも、
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●このようなことになった責任をどう感じ、どのような形でけじめをとるか?
●現在、雇用している10数名の正規職員の雇用をどうするか?
(そして、それは斡旋や他の株主との分担もせずに「仕事はないけど、全員、西宮市(or外郭団体等)が雇って終わり!」という形で幕引きするべきではない!)
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といったところについて、きちんと示すべきです。
会社がつぶれるというのは、そういうことですよ!
私は、今回の経験をもとに、無計画に事業を始め、それによって(見える見えないにかかわらず)多額の損失を計上することが、どれほど重い責任を伴うか、を身をもって感じてもらわねばならない!と思っています。
口先では「責任を痛感しています…」と言いますが、「では、その責任は、だれが、どういう形でとるのか?」と聞いても、「今後、有効活用することで責任を果たす!」的な返事しかかえってこない。
そんなだから、似たようなことを何度でも繰り返すのだと思わずにはいられないわけで。
今回の一連の経緯を見るにつけ、
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●コロナの甚大な影響によって、会費収入の大幅な減少が見込まれるうえ、寄付金が当初予定通りに集まるかが甚だ不透明
●そもそも市から無償で借りた土地を他のテナント等に又貸しし、その収入を自らの収益とすることを前提としている
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等、明らかに計画に無理がある商工会館の建替計画は、間違いなく将来に禍根を残すことになる!という思いを一層強くしています。
本当に責任を関じているのなら、この計画についても止める方向(=テナントから賃料をとるなど、収益的な目的に供することを前提としている土地は無償で貸し出さない!)で決断を下すべきであることは明らかなわけで。
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【ご参照】
ほとんど内容が見直されていない新商工会館×建設計画。この計画って「市からの多額の支援が前提では???」と思ってしまうわけで。。。@2020年8月のブログ
なお上に挙げた趣旨については、同じ会派に所属する草加議員が本日の委員会で、厳しく追及してくださいました。
これこそが、我が会派の強みですね(^^)v
この件、会派として力を合わせて、引き続き、追いかけてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。