毎年、年度初めに保護者が学校に提出する「家庭環境調査&健康調査票」(←両者の呼び方は、学校によって異なります)。
この運用が学校ごとに大きく異なっており、
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①小中学校入学時に一度提出すれば、卒業まで書き直す必要はない学校
②2~3年ごとに、書いて提出しなければならない学校
③毎年、書いて提出しなければならない学校
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の3パターンが存在するのは既報の通り。
保護者の側から見れば①の運用が一番楽ですし、学校にとっても、①の運用にしたところで負担は変わらないはず!
なので「基本的には各校とも①の運用に揃えていくべき!それが無理でも、今、③の運用を取っている学校は、せめて②の運用に変えていくべきでは?」と長年、主張しており、少しずつ改善されてきてもいます。
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【ご参照】
少しずつ進んでいる家庭環境調査票・健康調査票の運用改善の話。少し内容は変えつつ、今後も指摘・提案を続けていきます!@2018年3月のブログ
一方で、この話、他にも問題があります。
こちらが、某小学校の「家庭環境調査票」の表面。
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こちらが同じ小学校の「保健調査票」の表面です。
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両者を見比べれば一目瞭然、記載しなければならない内容は
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●児童名(ふりがな)
●児童の生年月日
●保護者名(ふりがな)
●自宅住所・電話番号
●家族構成
●緊急連絡先
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といった感じで、ほとんど一緒。
ほぼ同じ内容を2回書き直さなきゃならんって、手間やよなあ...と。
担当に言わせると「家庭環境調査票は教師が持ち、保健調査票は保健室におく。なのでどうしても2枚必要!」とのこと。
でも「どうしても紙で印刷して、2か所におかなきゃならない!」なら、
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●様式を整理して両者の表面を同じにする
→そのうえで表面をコピーするようにする
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とか出来ることはあるはず…と、以前から思っていたんですよね。
そして大きく状況が変わったのは、GIGAスクール計画によって一人1台端末が実現したこと。
これによって、そもそも「紙に手書きで記入してもらわなければならない!」という運用自体、見直すことも可能になったはずです。
例えば、保護者がタブレットで入力する形に改めることで学校・保護者双方の負担を減らすこととか、できないんやろうか???と。
保護者側の手間ももちろんですが、学校側の
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●必要な用紙を全生徒分、仕分けて配布
→回収してファイリング
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みたいな作業の手間も大変だと思います。
小さな事かもしれませんが、こういうところから一つずつ見直していかないと学校現場の負担を軽減することなんてできないはず。
「DXが大事!」みたいなことを言ってるんですから、ちゃんと見直していかないと!
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【ご参照】
そうか、だからデジタル・トランスフォーメーションって「DX」なんや! ~「西宮市DX推進指針」が示されました~@2021年4月のブログ
この件、教育委員会と協議しており、問題意識は共有してもらえていると感じています。
学校現場の業務負担を軽減し、少しずつでも現状を改善できるよう協力して進めていきたいと考えています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
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