西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「実施済」=「対応完了」ではない。「不祥事再発防止に向けた取組方針」を愚直に、徹底的に進めるべきです!

2022-04-04 14:38:07 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先週半ばくらいでは、週町は雨予報。
なので、もう桜もそろそろ終わりが近づいてきたかな...と思っていましたが、まだまだな感じですね。
もうちょっと楽しませてもらえると嬉しいな。

さて本題、今日のお題は前回の続き。
「不祥事再発防止に向けた取組方針」の「いろいろ思うところ」についてのご報告ですよ。
 ↓
【ご参照】
アンケートから2年半たって、ようやく示された「不祥事再発防止に向けた取組方針」。しっかりチェックしなければ…@2022年3月のブログ

「不祥事再発防止に向けた取組方針」は
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1.職員一人ひとりの服務規律の確保と倫理意識の向上
2.働きやすい職場環境の整備
3.不祥事を発生させないための体制整備
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の3つを対策の柱として、さまざまな取組を示しています。
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構成としては
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●職員アンケートでの意見を整理
→それを踏まえた取組を網羅
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という形が取られており、特に抜け落ちている視点や課題はなさそうです。
課題を整理し、対策を示したという意味で、一定の価値はあるのでしょう。
一方で、そこに対する当局の問題意識の持ち方・取り組む姿勢に、強い疑問を持っています。

例えば、職員アンケートで上がってきた
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●特定の係員に仕事が偏らないようにすることや、比較的人員が足りている課から不足している課に人員を回すなど、人員体制を見直す必要がある。
●もっと横断的に人員が動けるようになれば、忙しい職場にも応援に行けるので、複数チェックの体制を築くことができる。
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という意見に対して、示された「取組みの概要」がこちら。
 ↓

 ↑
内容自体は妥当なものだと思います。
でも力強く「実施済」と書かれているけど、せいぜい「取組中」くらいなのでは???

「実施済」「対策済」「対応済」といった単語を出すことで、実際には解決していないことを、解決したように錯覚することって少なからずあると思うんですよね。
西宮市役所で、上に書いてあるように
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●業務の平準化に向けた取組を進めると共に、必要に応じて、局・部・課内での柔軟な応援体制の構築
●業務を進める上で、費やす時間とコストについての意識を堅持し、会議等の見直しなど職員の業務負荷の軽減、業務の効率化
●スクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底し、選択と集中により既存の事務事業の見直し
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が十分にできているとは到底思えません。
にもかかわらず「実施済」と書いてあるあたり、「一応、対策は講じたし、これで終わり!」みたいな感覚を持ってやしませんか???と。

「不祥事再発防止に向けた取組方針」で示された各項目の進捗状況は【実施済】【実施予定】【検討中】の3つのみ。
その内訳は実施済28、実施予定7、検討中5となっています。
大部分が「実施済」となっているのを見ると、「この方針を示したことで終わり!」みたいな感じになりはしないか…と不安に思ってしまうんですよね。
過去の経緯を見れば、なおのこと。

この件、事の重大性を鑑みるなら本来、委員会での審議を経るべき内容だったと思います。
にも関わらず、紙の配布だけ&市長選挙直前の議会全体がバタバタしている時期の配布で終わっているあたりにも強い違和感を感じています。
6月議会で出番を頂いている事もあり、そこで取り上げることを念頭に、更に精査していかねばなりませんね。
2年半も待たされたんですもの、しっかり追及しなければ!

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。

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