四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

乙未干支

2015年01月03日 20時31分49秒 | 命理

屋島の壇ノ浦にて。初護摩にて今年の家族安泰の祈願をしてまいりました。火はよく燃え上がりましたので・・・・まずまずでしょう。

★命理
 今年の干支は未。私は年女であり、還暦となります。生まれ年が乙未年でしたから、また巡ってきたということですね。まあ、多くの友人たちは退職の年でかなり感慨深いという年賀状を頂きました。私など何がどう変わるものでもなく、年くったぞ~~みたいな感じだけですね。

さて、今日は未について少し触れてみたいと思います。まだ午年ですが・・・年の始めですから、話題性としては良いかと思います。
 未は即物的には「羊」ですね。命理でいう生命エネルギーという観点からは丁火と己土を蔵する地の気をいうのですが・・・今日はそういった観点ではなく、未の性情などに焦点を当ててみたいと思います。

 未は動物では羊。ふかふかとして暖かそうで温厚な印象ですね。午はスラリとした端正な美しい肢体が眼に浮かびますが、羊はどんなお顔なのか、どんなスタイルなのか、非常に「曖昧」です。未は「未だ・・・ならず」というふうにも使われますし、植物としてもまだ成長段階にあるものを指すようです。発展の途中なのですね。よって未支を持つと性情は非常に老練で慎重です。また正直で温厚であるために消極的と見られることも多いようです。何事も平穏に過ぎてほしいと思う性格のあまり、自分の意見を持てず、優柔不断で八方美人的な人もいます。また取り越し苦労が多く、遠慮してしまうのです。
 だから一見、弱く見えるのですが、芯は強いものがありますので、ちょっと付き合うと驚かされるということもあるでしょう。以外に勝気な面があるのですね。ところが真の意地には欠けるものですから、とことん物事を追及してやり通すには無理があるようです。ただ粘りの支ですから地道な努力は惜しまないのが未さんです。
 また未支があると金銭執着タイプが多いという傾向もあります。もちろん、お金に汚いというような意味ではなく、八字の位相、大運の喜忌を見たらわかるでしょうが、蓄財心となるか守銭奴となるかも命運しだいということですね・・・(笑)。
 私など未支がゴロゴロしている八字ですので、上記のような性情は非常によくわかります。また日干強過ぎる八字ですので自分で言ってますけど「消極的自己中」です。これ、全く的を得た表現だと自分で笑うに笑えないものがありますね。もちろん、この年ですから、それなりに命理を学んで反省はしておりますが、積極性には欠ける分、人様に迷惑をかけることは少なかったかとは思っています。また丑支が一つあるものですから、好き嫌いが激しい・・・つまり嫌いな人は嫌いですが、好きな人はとことん好きですね。迷惑がられても好きなんです(笑)。

 話し、ソレてましたが・・・今年は乙未年です。この干支をどうみるか、少し触れてみたいと思います。昨年の甲午は甲木が天干にきて午火を生じる形でした。甲が陽干で強そうですが、そうでもなかったんですね。午火が強く、火が欲しい八字の人には喜神であったと思います。甲だけが欲しかった私などは午は要らんぞと思っておりましたが・・・午や巳の火は嫌いですよん!!
 さて、乙未です。この干支のみに焦点をあててみますと、乙は湿木で未蔵干の丁火は生じるには少々無理があります。乙は陰干ですが、未中の己土を剋す形です。古書にも乙は未くらいは剋せるとありますね。今年の未は土性としてみると乙があって干支そのものが木剋土の形で土を制しています。まあ、それでも皆様それぞれの八字大運に乙未干支を当ててみるときにはかなり精査が要りますし、乙木一つでも八字に寅卯のある方は乙は強いですから、未は破される勢いとなるでしょう。また八字に庚などあるようでしたら、乙は庚に陰陽の剋で弱化させられますから、未はフリーで土性支として作用しますね。今年の乙未干支がそれぞれの命運にどのように作用するか、しかと見てみるとおもしろいと思われます。
 ところで、私に乙未ですが・・・もう要らんぞ、という未が一匹、己の根がさらに来たのですが、一方で乙官殺はと言いますと、あんた、弱いじゃないのお?甲か、寅や卯を連れて来んかい!!と言いたくなります。どうぞ、今年の乙未干支だけでやりあって下さいませ!!とお願いしたいところです。まあ、春の木旺は大丈夫でしょう!!以後、またまた遁甲で賄います。
とほほ・・・・です。
 話をもとに戻しまして、乙未干支が月干支に来ますと・・・未月ですから、火旺と土旺では違いますね。日干や周辺の環境も関係しますから、一概には言えないですが、火旺なら乙木は燥に傾いているはずですから、ここは癸水でもない限りは乙丁でも燃えあがりますでしょう。丙火などあれば焚木ですね。癸水の有無はポイントでしょう。壬水でも相性悪いですが、調候としては役立ちます。未土旺となれば、乙木では疏土開墾は無理ですね。甲木が必須です。また調候の壬癸水もと・・・月干支ともなれば、八字の調候を勘案せねばならず、論点は大きく波及していきますね。ともかく月干支に乙未を見る場合は乙は八字に寅卯の根があったとしても未中己土を剋すには不十分でしょう。仮にも火旺は生火して忌ですね。しつこいですが、周辺にやはり壬癸水があるかどうか見ますよね。
 ということで乙未干支でも年運や大運できても火旺や土旺では全く解明が違ってくるということです。このあたりは窮通宝鑑、造化元鑰をご覧になるといいでしょう。



年末は風邪引きで体調が悪く、おせちも黒豆、きんとん、田作り、だし巻きくらいしかできませんでした。娘ファミリーはインフルエンザで隔離状態でしたので、写真の超カンタンおせちを窓からポイっと放り込みました。
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