久しぶりでしたので、息があがりそうでした(笑)。右は台風一過で空気がクリアでしたから、中讃の讃岐平野が阿讃山脈まで一望できました。真正面はレオマワールドのある山です~!
☆命理
本日は久しぶりに・・・・6月以来かとおもうのですが、飯野山に登ってきました。台風一過でさわやかな午前中でしたが、さすがに汗は吹き出しました。なまった身体をデトックスし、浮腫んだ(?)ような体の水分を絞りきるような感覚でした。ちょっと後で頭がクラッとしましたが・・・(笑)。それでも小さな小さな秋をいっぱい見つけてきたようで気分転換には十分でした。以下の本日命後に小さな秋の写真をのせます。
本日、甲戌日
乙未
甲申
甲戌
乙亥 で参りましょう。
本日命の特徴は天干に比劫がずらり・・・ですね。そして天干地支は剋ばかりです。しかも申月金旺ですから木は死令です。ですが、2甲2乙でも団結の強さはあるでしょう。甲日干は根はなく亥水はあっても慈木とはなりません。戌燥土は亥水に逢い、湿の気を帯びますから戌中戊土は湿土化して戌中辛金を湿土生金となります。戌と亥の間で土剋水というよりは、戌中辛金は亥水を生じるという循環をします。もちろん戌中戊土は申金をも同時に生金しますので地支は申と戌中で金が旺じます。日干甲はこれら地支の官殺に任じる責があります。年支の未は燥土ですので生金はほとんどなく、どちらかというと天干の甲乙に制されていると看たらいいでしょう。
さて、ここで「任じる責」という表現をしていますが、この意味するところをご紹介したいと思います。基本ですが、天干から地支を剋すのは陽干に限るということになっていますので2甲は天干から「制」することができる五行は「土」です。制というのは剋よりも強く方向がありますね。ですから甲は戌と未の土は制しているということです。では申金はどうなのか、地支から天干を剋すことは理論上はできません。つまり申蔵干の庚が天干の甲を制することはもちろん剋することはできません。ここでこそ「気勢」という感覚を使うといいのかもしれません。剋ほどのぶつかり合いはないという感覚ですね。ですから、天干から甲が申を剋すという発想はないのですが、それで旺令の金と日干は死令とは言え団結した甲木はぶつかり合いとなります。こういった関係の時に甲は地支の旺金に対抗するという意味合いで「任じる責」があると言います。ややこしいですね。
では、本日命の日干強弱ですが、興味深いところではないでしょうか?日干の力量を計ると陽理論では陽干は幇の力はあるが陰干はないということになっていますので甲日干は月干の甲の幇を受けるのみとなります。時支の亥水の生木はわずかですので、他の財官と生剋制化の数値変化をしなければ、1.5前後となりますね。八字全体からみますと2甲2乙に亥水ですから決して水木の強さは弱いものではないと言えます。大運干支が絡んできますと、八字全体で対抗しますので、陰干であろうと2乙は作用します。同時に寅卯の根が年運ででも巡ったら、どうなりますでしょう?2甲と2乙は根を持つわけですから、一気に天干の比劫は強く比劫争財の形となり、地支の戌未土は破されます。大運での寅卯などとんでもないですね。木の忌象がでそうな八字です。神経質で食欲不振から肝血の不足は神経症を起こしそうです。
仮に丙火が巡ったら、どうでしょうか!天干に丙火は申金を抑えますね。また地支の巳午火は火土金とはなりますし、天干の甲木からの流は木火土金となりそうですが、かなりガタガタの流かと思います。旺金の申と巳午は剋、亥とも剋ですから、剋の意が消え去ることはなさそうです。
本日命、剋が多くバランスの取りにくそうな八字でした。