★丸亀城のお堀
★中医
こんばんは!!やっと暖かくなり桜の開花を待つばかりです。というのもここ讃岐ではまだお花見どころではありません。2,3分咲と言ったところでしょうか!!一昨日も英会話の折に丸亀城に立ち寄って桜の開花状況をチェックしましたら上記の写メです。天気も悪くて・・・皆さま、まだだねえ~~と!!
さて、本日は中医的観点から春を手引書から抜粋したいと思います。せっかくの春を迎えたので、誰しも活動的になるものかと思います。暖かい日差しのもと、お出かけも多くなりますね。思い思いの春を過ごしたいと思います。
日々の生活の中で誰しも体調を整えようと考えるものです。特に季節の変わり目などちょっとした特徴があるものです。
〇春や陽気ながらも鬱っぽくなりがち・・・
〇夏は体力消耗が激しくて夏バテしそう・・・
〇秋は過ごしやすくなるものですから食欲が増します・・・
〇冬は活動が落ちてさらに体力を保とうと何かと貯め込もうと・・・
こんなふうに書いてみますと秋から冬にかけては活動的でないですね。人は冬眠はしませんが冬眠状態みたいな生活をするのは私たちみたいなリタイア組ではないでしょうか!!
抜粋です。
〇自然変化にカラダは連動している!!
東洋医学では人と自然は一つの統一体であり影響し合う存在と考えられています。そのため、人体も気候の変化に対応して、生理活動を行うと考えられています。例えば、自然界は、陽盛(陽気が盛んな真夏)から陰盛(陰気が最も盛んな真冬)の時期に変わっていきますが、人間も春から夏に向けて活動的になり、秋から冬にかけて沈静化し、だんだんと休息期に入って行きます。このようにカラダも陽と陰の特性に合わせて変化していくものです。
〇春夏秋冬で異なる症状の特徴
春は別名「風」の季節と言い、吹き荒れる風がカラダに害を及ぼす原因になると考えます。風に乗って飛んでくる花粉がカラダに刺激する花粉症も風邪のひとつです。また春は発散する時期と考えられており、ダイエットに最適。しかし冬から一転、増加する陽気に対応できないと、憂うつになるやすいので注意です。
夏は六気の「暑」や「湿」の時期です。一年で最も暑く、湿度も高いため、熱中症への注意が必要です。また、汗(水)の排出とともに、気も消耗するため、気虚になりやすく、いわゆる夏バテの症状がみられます。
秋から冬にかけては「燥」の時期。カラダを乾燥させ、潤いを奪います。肺にも影響し、空咳など起こりやすいのです。また口や鼻、のどが乾燥し、髪や肌がぱさぱさになります。
冬は「寒」の時期。カラダの熱を奪われ、寒けや手足の冷えが起きるため、お腹の冷えや下痢が生じます。また、水分の氷になると同様に、冷えによって体内の血や水の流れが滞り、痛みやこわばりの症状が現れます。
以上、抜粋でした。
これより春の養生を考えてみるにまだ3月ですから遅すぎることはありません。春は肝の季節ですね。春の陽気の高まりに冬眠に近かったカラダがついていけないですから軽い鬱などになりやすいものです。特に中高年は適応力が落ちていきますから季節の変わり目というのは心身ともに不調をきたし易いのだろうと思います。気が滞る「気滞」の症状や、季節の変化についていけないため変に体力を消耗して「気虚」になるなど。とにかく自律神経は乱れに乱れるのでしょうか!!中医でいう「気・血・水」のバランスが一気に崩れる状態なのでしょう。
こんな状態にならないためにも春になったら適度な運動は心がけると良いのかなと思います。汗をかく・・・発汗作用はこの時期とても重要なカギになるように思います。季節が人の体に求めているのはこういうことだと思うのです。発汗しやすくなっているはずですから適度な運動はこういった春独特の症状を改善してくれると思います。
また増加傾向であった体重も減りやすくなるのはこの季節ですね。私も運動不足は実感しております。特にインフルで子守は、抱っこはしても歩くことは少ないです。腰痛は増しても筋力は落ちます。何とかしようと思います。