★中医
逍遥・・・とても美しい春の言葉です。本日の学びの中でとても印象に残る言葉ですので取り上げてみたいと思います。
逍遥とは・・・あてもなく散策したり、ふらふらと彷徨い歩くことです。ある小説家の作品に「逍遥の季節」というのがあります。優美な芸や美の世界で翻弄される女性の一生を描いたもののようです。そんなイメージもあるのでしょうが、中医的観点から取り上げると、少し違ってくるそうです。
五季の中でも春に当てはまるものです。春の養生で書きましたが、春は木気が強く陽気が上がってくるとどうしても身体がついていけず不調をきたすものですから、春はメンタルには要注意ということでした。そんな春を「逍遥の季節」と呼ぶのです。フラフラと不安定な状態に陥って自律神経を乱した状態になることです。陽気があがるものの朝晩は冷え込んだりします。この季節はまた美しく「花冷え」とも申します。まさに本日の寒さはそれであったと思います。また春物コートに身を包まねばなりませんでした。「木の芽立ち」と言いますのは春は一斉に新緑に向かって新芽が芽吹いて参りますからとても勢いがあるものです。逍遥の春に翻弄される自律神経失調の身には心は落ち着かないことでしょう。
ところで調べますと「加味逍遥散」という漢方のお薬もあるそうです。まさに名前のとおりの症状に処方されるようです(笑)。女性の更年期障害の症状などは当てはまります。どこも悪くはない未病レベルなのですが、疲れやすくイライラ。のぼせたり。肩こり。不眠などに効くそうです。
こんな「逍遥の季節」に関連する未病状態の症状には他にも呼び名があって、「寒暖差疲労」と言うそうです。これも納得できますし、参考になります。美しい中に的を得た漢方用語ではないかと思います。
明日もまだ寒いのでしょうか!!皆さま、お体はご自愛くださいませね。
★女の子たちに初夏用にと思って七分袖のTシャツを縫いました。ところが二人とも着せるとパツンパツンです。この季節だけしか使えそうにないのです。
大きくなっていたのですね。以前の型紙を使った私がアホでした。絶対に大きくなってるのが当たり前ですよね。どうしてこんなおバカばかりするのでしょう!!
と自分で呆れてます💦