四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛長夏の薬膳

2023年06月10日 20時30分04秒 | 薬膳


☆薬膳
 こんばんは!!
今日は梅雨時の過ごし方、特に薬膳的な視点から書いておきたいと思います。いつも書いているかもしれませんが・・・(;^_^A 日本で季節の変化を四季でとらえますが中医学では梅雨時は特別に「長夏」として加え五季ととらえます。季節ごとに襲ってくる邪気を春は風邪、夏は暑邪、秋は燥邪、冬は寒邪と言います。そしてこの梅雨時は長夏、邪は「湿邪」です。外気の湿度は高く、気分までどんよりとしますが身体は湿邪に侵されやすいと言えます。つまり身体も余分な水分が溜まって重だるくなる時期です。浮腫んだり、皮膚も荒れたりしがちです。これは湿邪の仕業です。
 臓腑では五行の土があたりますので脾の問題が起きやすい時期となります。脾に湿邪といいますと脾は湿を嫌いますから消化不良や過剰な水分のせいで脾は運化不良を起こします。脾に溜まる湿のことを「痰湿」「痰飲」というように言われます。
 よってこの時期の治療法は「健脾」「利湿」です。

では健脾の食材、利水の作用のある食材は基本ですが、やはり梅雨時というのは体のバランスをとるのも難しい時期です。梅雨冷えという人いるでしょうし、かと言って暑さもある日がありますから体温を下げたい人もいらっしゃいます。ですが基本、この時期にあまり冷たい飲み物や生野菜は禁忌かもしれません。
また体調を崩したりすると補気しなくてはならないこともあるでしょう。難しいですね。一応、並べてみますと・・・

〇健脾・・・ジャガイモ、キャベツ、トウモロコシ(利水もします)、インゲン
      すずき、いわし

〇利水・・・ハトムギ、小豆、トウモロコシ、黒豆、そら豆、

〇梅雨冷え(温めて湿の気を追いはらう)・・・ねぎ、しょうが、パクチー、
ミョウガ、
〇熱を取りたいときは・・・豆腐、キュウリ、緑豆、セロリなど

今の時期としては新じゃがが美味しいですね。また産直やスーパーにトウモロコシが出始めました。これ、上手に使いたいです。トウモロコシの南蛮ひげ、これも有効なのでネットにいれてスープには取りたい部分です。トウモロコシごはんも美味しいですので楽しみです。
また気を巡らす作用として私はよく皆様にお勧めしているのは青皮という青いミカンの皮ですが今は陳皮が良いと思います。燥湿化痰の作用は陳皮でしょう!!
参考にどうぞ!!
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本日命(丙日干午月火旺生まれ)

2023年06月07日 21時53分23秒 | 命理
 ☆アナベルが咲き始めてます。



☆命理
こんばんは!!
とうとう節入りしてますから戊午月ですね。梅雨入りしてからどちらかというと肌寒い日が多いです。東北や北海道と真逆な感じですね。今日も朝は寒かったですがさすがに昼間は夏っぽかったです。

 さて、戊午を使ってみましょう。本日は丙申日。
癸卯
戊午
丙申
乙未

 日干丙は午月火旺の丙分野に生まれた建禄格の命です。丙火は旺令の生まれで未にも微根があります。そして時干の乙木は生火して未中己土も軽く疏土します。この月の丙火は滴天髄に言われるように丙火猛烈ですから半端じゃない火勢です。未も天干の戊土も火燥土です。丙火には壬水と言われるように丙壬不離としたいのですが八字にあるのは年干の癸水のみ。卯木に流れる以前に戊土に破されます。八字は無水に近く調候に欠けるため八字内に生成発展の理はなく不毛感が漂います。特に日支申は死令で火に煽られて傷みの激しいことがわかります。よって喜忌は・・・

格 建禄格
用神 取れず
喜神 湿土金水
忌神 木火
閑神 燥土
調候 壬なし

 本日命の最も憂える点は調候に欠けるところです。火燥土が増して湿感がないので金に繋がらず虚浮の金は火に煽られるという配合です。一にも二にも壬水なのですが運歳に求める以外に道はなさそうです。
 こんな八字、中医的には無水は腎気不足となります。そして心火は上がり落ち着きを失いがちでしょう。土の脾は燥になり金の肺気は最も温度が高くなり傷みますのでいずれも無水の陰虚状態です。中医的には無水の腎虚は陰陽虚の両方かと思いますのでやや過敏で怖がりが根底にあります。地支の未が効いて肝が小さいのか、午が動いて行動的なのかと想像しますがどちらかというと表にでるのは後者のほうが出やすい八字かと思います。というのは旺令の火の象意も調候の効かない丙火ですから猛烈な心火は情動の要がコントロールが効きにくいと判断できます。疾病としては火金のアレルギー体質、自己免疫系は注意です。また幼いころの発達には要注意と発信したい八字です。

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本日命(壬日干巳月火旺生まれ)

2023年06月03日 20時19分30秒 | 命理
 ☆実家から梅が届きました(;^_^A 青梅なのでこのまま利用できるものはそのまま使います。いくらかは追熟させて漬けたいと思います。
 
☆義父、顔出しもいいですよね♪ 先週、97才になり、先週末はフレンチでお祝いをしました。本日は娘たちの差し入れでお茶会でした。じいちゃんの持っているのは「しあわせいっパイ」というパイです笑
 
☆命理
こんばんは!!
本日は月一回のオンライン研究会でした。午後からは義父の97才(ホントは先週)のお祝い兼ねて娘たちからの差し入れでお茶をしました。考えてみたら毎年がお祝いだなと思える年齢です。自分の足で歩いて食事も私たちと同じものを食べていますから大したものだと思います。先日、テレビで「あさイチ」を観たときのトピックスで老後まで元気にものを飲み込めるには喉の筋肉を鍛えようというのがありました。のどぼとけのところに指を置いてごくりと唾液を飲み込む動作を30秒で何回できるかということでした。これ、なかなかできません。難しかったです。5~6回目になると喉の筋肉が上にあがらないのです。そのためにはしっかり鍛えるべきだそうでカラオケなど歌うのは良いらしいのです。義父はずっと詩吟をしています。だから何でも食べれるんだと感心し、納得したのです。

 さて、本日は壬辰日。
癸卯
丁巳
壬辰
己酉

 日干壬は巳月火旺に生まれた偏財格の命です。日干壬の根はなく印の酉金に頼るのみの八字です。この時期、土は相令で強く日干は任じる責は大きいです。酉金は死金で弱ですが天干の己、日支の辰中戊を化殺して日干を生扶しようとします。食傷の木は日干には直接かかわるのは日支辰中の乙木ですが酉と相打って弱化が激しいです。よって日干から水木火の流はなく日干は旺令の丁巳財に任じなくてはなりません。丁巳は年干支からは水木火と流れ込みますので強い財です。日干壬は丁火と干合し財への意識が強いこともわかります。
よって喜忌は・・・

格 偏財格
日干 弱
用神 庚
喜神 金水
忌神 木火土
閑神 なし
調候 壬不及

 本日命の場合、調候は壬不及としましたが日干以外に壬があるわけではありません。日干が調候になることはないですが日干が壬であることで辰土も燥湿は湿感があって生金できるわけで日干が水でなかったら湿感など発生しません。ですので日干は調候にはなりませんが日干が水であることは救いであるとは言えます。冬生まれの命でも丙火日干であれば日干が火であるだけで八字は暖の気があるわけです。だからそういったところは堅苦しく考えなくても良いのではと思います。調候の定義というのはあまり堅苦しくしたくないなと思います。八字の寒暖燥湿という感覚でとらえると非常にわかりやすいと思います。
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