☆薬膳
こんばんは!!
今日は梅雨時の過ごし方、特に薬膳的な視点から書いておきたいと思います。いつも書いているかもしれませんが・・・(;^_^A 日本で季節の変化を四季でとらえますが中医学では梅雨時は特別に「長夏」として加え五季ととらえます。季節ごとに襲ってくる邪気を春は風邪、夏は暑邪、秋は燥邪、冬は寒邪と言います。そしてこの梅雨時は長夏、邪は「湿邪」です。外気の湿度は高く、気分までどんよりとしますが身体は湿邪に侵されやすいと言えます。つまり身体も余分な水分が溜まって重だるくなる時期です。浮腫んだり、皮膚も荒れたりしがちです。これは湿邪の仕業です。
臓腑では五行の土があたりますので脾の問題が起きやすい時期となります。脾に湿邪といいますと脾は湿を嫌いますから消化不良や過剰な水分のせいで脾は運化不良を起こします。脾に溜まる湿のことを「痰湿」「痰飲」というように言われます。
よってこの時期の治療法は「健脾」「利湿」です。
では健脾の食材、利水の作用のある食材は基本ですが、やはり梅雨時というのは体のバランスをとるのも難しい時期です。梅雨冷えという人いるでしょうし、かと言って暑さもある日がありますから体温を下げたい人もいらっしゃいます。ですが基本、この時期にあまり冷たい飲み物や生野菜は禁忌かもしれません。
また体調を崩したりすると補気しなくてはならないこともあるでしょう。難しいですね。一応、並べてみますと・・・
〇健脾・・・ジャガイモ、キャベツ、トウモロコシ(利水もします)、インゲン
すずき、いわし
〇利水・・・ハトムギ、小豆、トウモロコシ、黒豆、そら豆、
〇梅雨冷え(温めて湿の気を追いはらう)・・・ねぎ、しょうが、パクチー、
ミョウガ、
〇熱を取りたいときは・・・豆腐、キュウリ、緑豆、セロリなど
今の時期としては新じゃがが美味しいですね。また産直やスーパーにトウモロコシが出始めました。これ、上手に使いたいです。トウモロコシの南蛮ひげ、これも有効なのでネットにいれてスープには取りたい部分です。トウモロコシごはんも美味しいですので楽しみです。
また気を巡らす作用として私はよく皆様にお勧めしているのは青皮という青いミカンの皮ですが今は陳皮が良いと思います。燥湿化痰の作用は陳皮でしょう!!
参考にどうぞ!!