二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

経営者モーニングセミナー 参加

2009年07月02日 | 経営って何?!
6月25日(木)、金沢倫理法人会が主催する経営者モーニングセミナーに参加いたしました。

モーニングですから、朝6時開始。 15分前に到着しました。今回は若い大学生の皆さんも参加されていたので、出席者がたいへん多かったと思います(204名 201社)。

さて今回の講師である、冨木医療器(株)会長、冨木昭光様は、当院の患者様であり、ご家族皆さまに鍼灸治療を健康のために活用頂いております。

◎経営者モーニングセミナー
 講 師:冨木昭光 様  冨木医療器(株)会長
 演 題:「私の体験から」


冨木医療器は医療器メーカーとして北陸において相当数のシェアを占めており、日々進歩している会社です。冨木会長は数年前に社長を譲られた後は、会社の経営には一切口を出さず、対外的な応対、組合などの活動に顔を出され、さらに会社のある問屋団地では「あきんど塾」というものをつくり、地域のため、社会のため、次なる経営者を育むべく努力されています。

御歳80歳。 今なお衰えぬ情熱と向上心で人生を歩まれています。

会長のお話は、まず、ご自分の幼少の頃のお話をされ、その後、人生、殊に生活習慣について長時間お話しされていました。朝5時に起床し、神仏にお水を供え、手を合わせてその御加護に感謝し、家族や社員、社会の幸せを祈るところからスタートし、ゴミ袋を持っての犀川(ご自宅近くを流れる金沢を代表する川)の河川敷を散歩する、日曜日には大乗寺へ行き坐禅を組み、静寂の中で心身を統一する。そのような日々の規則正しい生活習慣が、まず経営のみならず、自分の健康を保ち、長生きする秘訣であると話されていました。

先代からは、「長生きしなさい」と教えられ、健康で長生きすることが仕事においても大切であり、何よりの資本は健康であると言われていました。

「禅」とは坐禅の中だけにあらず、生活の中にあります。日常の平凡なことを継続して行うことが人として大事なことであり、平凡な中に真理があるとも言われていました。ここは、私の師匠と同年代の方であるので、非常に似たお話をされます。日常生活、日常の状況判断が、それすべて万事に通じ、仕事にも表れてくるのだから、日常生活を磨き、人間性を磨くことが、鍼灸診療の精度をあげていくのだとよく言われたものです。

その他にも…
○言い訳をするな。相手は納得してくれない。「すいません」と謝ってから事実を述べよ。
○蒔かぬ種は生えぬ…善根を積め。
○大取りするより小取せよ…ホームランを打つより、こつこつヒットで積み重ねること。
○屏風と商売広げりゃ倒れる…誰でも大きい事を考えるが、拡大は誰にでもできる。それより内容をかためよう。
○一生一代…死んだ後のことをいくら考えても埒が明かない。その時、その時だ、時世だ。
○目利き千人、盲千人…世の中は、わかってくれる人とわからない人が半々だ。
○物事はなるようにしかならない、すべて神仏の御加護による…なるようになる、最初から投げ出すのではなく、全力を尽くせばあとは、天なり、命なり。

冨木会長はゴルフをされており、診療の時も、ゴルフのフォームの話や、心理の話など、いろいろするわけですが、年齢を重ねるにつれ飛距離が伸び、さらなる向上心をもってゴルフに取り組んでおられます。その話も講演の中で出てきました。「一事が万事」このような心構えこそ、経営に必要なことなのでしょう。

アメリカのどなたか忘れましたが、その方の詩を引用し、”年齢に関係なく、情熱と向上心を失わなければ、それが青春である”と少し言葉が違うかもしれませんが、そのことを話の最後の締めくくりにされていました。自分も長生きして、80歳を過ぎても情熱を燃やし続けるようにしたいと思いました。

また、本日、来場されていた学生さんたちは、9月20日(日)に行われる”合同学園祭”の宣伝も兼ねて参加されていました。”合同学園祭”は、創ル部というi石川県の大学、短大、専門学校で構成される部員が、石川県下の大学、短大、専門学校の学生を巻き込んで学園祭を開催し、金沢を盛り上げようという企画だそうです。9月20日、正午から金沢の中央公園で行われるそうですので時間ができれば見にいきたいな~と思います。

日本の景気が本当に改善されるのは再来年以降であるという予測もあります。卒業し社会に出た、若い元気な学生のパワーが日本の景気を底上する原動力となるように「今」を一所懸命すごして欲しいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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