二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

植福

2009年07月25日 | 言葉のちから 心のちから
なかなか梅雨が明けませんね。
しかし、自然は思い通りにならないものです。じっくり待ちましょう。
雲の上には必ず青空があり、太陽が常に存在しているんですからね

≪幸田露伴の教えに、『植福』というのがあります。

つまり、将来よいことが起こる種を蒔いておこうという意味です。
たとえば、自分の裏山に桜を植えます。桜の木は成長するのに時間がかかりますので、植えた人自身には何の恩恵もありません。しかし後世の人がきれいな桜を見ることができます。

この考えが『植福』です。≫

『鍵山秀三郎 一日一話』 鍵山秀三郎 著


今の政治に、経済に足らないものかもしれません。そして地球の環境破壊が急速に進んでいる現在においては、”後世の人のために”自然と共生できる、人間に都合がよい(便利)のではなく、地球(あらゆる物質も)と生物と人間が共存共栄し、すべてが恩恵を受けることができ、幸せな循環する社会を構築するために重要な考え方なのでしょう。

さて、今日一日、「今ここ」の大切な時間で、どれだけの”未来に花咲く幸せの種”を植えることができるでしょうか 些細な出来事、小さな行動の中に実は素晴らしい種があったりするかもしれませんね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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