二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

忘れてはいけないこと

2009年12月02日 | 言葉のちから 心のちから
自分が今あるのは、様々な人たちの支えがあってのことです。自分一人の力で生きていくことはできませんね。

≪自分が人に恩恵を施したことは、忘れてしまえばよい。しかし、自分が人から恵を受けたことは、けっして忘れてはいけない。≫

『佐藤一斎 一日一言 ~言志四録を読む~』 渡邉五郎三郎 監修


人生の中で、苦境に立った時、出発の時、不安な時、切羽詰まった時、落ち込んでいる時、一所懸命もがいていると必ず道を示す出会いがあります。そして、それがきっかけで、人生が好転することもあります。人生においての大切な分岐点であることもあります。そんな時に受けた恩はけっして忘れてはいけないものですし、それを忘れては「人」として必ず報いが来るというものです。自分が考えたこと、行ったことが自分に返ってくるということでしょうか。

また、これからの世の中に大切になってくるのは”与える心”なのではないかと思います。”求める”のではなく”与える”。自分が相手のことを考え、思い、相手に喜ばれるように行動することが大切であり、そこに見返りや期待を持たないことが、実は自分の成長に繋がるということだと思っています。

自分が受けた恩はけっして忘れてはいけないけど、自分が与えた恩恵に関しては見返りや期待を持たずに、逆に忘れてしまったほうがいい。これは、変なこだわりを持たず人生を歩む、あるいは、いらないストレスを生ずることなく人生を歩む一つの考え方なのでしょうね 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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