二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

クライメート・ゲート事件 地球温暖化の問題

2009年12月09日 | 社会
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書の中で、温室効果ガスが地球温暖化に関連しているという重要なデータが改竄されていたことが明るみに出たようです。

「~ゲート事件」というのは、ウォーターゲート事件のようにアメリカでは政治的スキャンダルがあった時に使われるようです。

IPCCがデータを依拠している機関の一つで、イギリスのイーストアングリア大学の気候変動に関する研究ユニットでのメールのやりとりなどのデータが流出しました。このデータによると1960年代からの気温低下の部分を削除していたらしいのです。ということは気温上昇が急激に見えるというトリックができるわけです。皆さんはこのデータなどは、ゴア副大統領の「不都合な真実」という不都合な真実の映画などで見たことがあるかもしれませんね。

また、それだけに限らず、二酸化炭素などの温室効果ガスが地球温暖化の犯人であるということに疑問を訴えている研究者(懐疑派)の学術論文や学会発表を裏から手を回しできなくしたり、気候変動のグラフ自体を気温が高くなるように書いたりしたこともメールのやりとりに書かれていたようです。

この問題は、欧米では大問題に発展しています。しかし、日本ではほとんど報道されていません。時に、COP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)がコペンハーゲンで行われていますが、開幕以前に問題が流出したようです。ということは京都議定書から、IPCC、など地球温暖化に関する全てに関して見直しが必要なのかもしれません。地球環境が破壊されていることは確かですし、地球環境が人間のつくり出した文明というもので悪化していることも確かですが、それと温室効果ガスが地球温暖化にイコールかというと決してそうとは言えなくなってきました。

これは日本にとっても大問題でしょう。京都議定書のこともありますし、鳩山首相は温室効果ガスを25%削減すると言っています。正しく真実を知って、そこから環境に関する取り組みを行うことは大切なことです。今までのように一部の人たちに富が集中するような経済活動のためにこの地球環境に関する取り組みは行ってほしくありません。特権階級の人たちは今までは”嘘がまかり通っていた”かもしれませんが、これからの社会は、世界は、そのようなことは許されないと感じます。これは世界に限らず、日本でも、自分の周囲でもそうなるのではないでしょうか。自分の心の中にある真実の声を無視して、これからの生活は成り立っていかなくなるのではないかと思うのです。その心の内の声こそが、自分の真実の声であり、行うべき正しい道なのだと思います。

それにしても、日本ではなぜこのような大切なことが大きく報道されないのでしょうか。日本の報道は誰のためにあるのでしょうか。国民の一人一人は真実を知る必要があると思うのです(クライメート・ゲート事件に関して、もう少し詳しく知りたい方はこちら)。地球は生き物であり、人間と一心同体です。その地球環境に関する問題は自分たちの身体の問題でもあります。

このように、利権や名誉、金銭、など自分さえよければいいという欲求を満たす、一所懸命生きている人たちをだましてでも自分のやりたいことをやる、そんな我がままは、もう通用しない世の中になってくるのだと思います。真実が明るみに出てくる時期に来ているのでしょう。嘘をついたことのない人間なんていないと思います。でも、これから自分の心の内の声に正直に、人に迷惑をかけないように、勇気を出して正しい道を歩み、正直に思考し、話し、行動できるようにしていくことで、今回のような事件も起こらなくなるだろうし、皆が楽しく、活気溢れる、あたたかい世の中にになっていくのだろうと思います。

現在起こってきた、「今」起こっている全てのことが必要不可欠のことだとするなら、そこから真実は何なのかを理解し、反省し、より良い明日へ繋げていくことが、輝く未来への道を築いていくのでしょう。

何を信じていいか分からない現代だからこそ、自分の内なる声に耳を傾け、自分の内なる力を信じて、自分に正直に考え、行動することが大切だと感じます。そこに相手を思いやり、感謝する気持ちがあれば、それこそ素敵な社会ができあがりますよね。
地球は私たちが生きていくうえで必要不可欠なものであり、これが持続可能で循環していかなければ、私たちはこの地球という美しく豊かな星で人生を営むことができないのですから、「今」行われていることを知らないとね 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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