二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第18回かなざわ市民マラソン ランナーケア活動

2011年11月18日 | ボランティア活動
11月13日(日)、金沢市が主催する第18回かなざわ市民マラソンのランナーケア活動へ参加しました。

金沢市鍼灸マッサージ師会がこのマラソン大会へ、ランナーへの鍼灸マッサージでのケア活動をはじめて何年になるのでしょうか~。はっきりしたことは分かりませんが、私が地域貢献部長になる前からですから、かれこれ7年くらいになるかもしれません。継続して、市民が多数参加するマラソン大会で活動させて頂いております。

 第18回かなざわ市民マラソン 

 日 時:平成23年11月13日(日) 開会式 午前7時20分  閉会式 午前11時  雨天決行!
 会 場:金沢市営陸上競技場スタート・ゴール
 コース:3km・5km・10km
 主 催:金沢市
 マラソン参加人数:約4000人
 活動参加人数:12名
 鍼灸マッサージテント利用者:100名



やっぱり週末は雨。天気予報では午前中に強く降る模様…と言っていましたが、バッチリ大当たりでした。
それにしても週末の金沢の天気は本当に天気が悪いです。


 途中の激しい雨 スタート前

当会は、選手の受付が午前6時30分ごろから始まるので、早く来る選手に合わせて毎年、午前6時に集合し準備を始め、6時30分ごろには活動ができるようにしています。ということは4時起きくらいですね。たまに早起きもいいもんです。

陸上競技場へ向かう車のフロントガラスに、ポツリ~ポツリと~って歌ではありませんが、雨が落ちてきました。やっぱり雨だけど、まあ、雨降ったもんは仕方ないから頑張ろうと気持ちを切り替えて活動をさせて頂きました。

今年は晩秋のという言葉が似合わないくらい暖かい日が続いています。今回は雨が降ったので若干肌寒かったですが、いつもほどの寒さはありませんでした。また、テントも新しく、やや大きくなったように感じて活動しやすかったです。また、今年からアシックスやミズノが協賛店として物販販売もされていましたのでテントの位置も変わり、非常に目立つ場所に設置して頂きました。



鍼灸マッサージ師会会員のケア活動にもどんどん若い先生方が増加しています。いいことですが…だいたいいつも顔触れは同じです。これは研修会などでもそうなのですが、やる人とやらない人がハッキリしています。これは若い先生方だけではないです。市民に鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧というものを広めるために普及貢献活動を行っているのですが、学術講習会や普及貢献活動に参加した会員、積極的に協力して頂ける会員には何か差別化としての違いを示す必要もあるのでは…とも思います。具体案は…いつの日か話します

まあ、その話をすると、ただでさえ長いブログが、さらに長くなってしまいますので、やめときます


 開会式に顔を出し、鍼灸マッサージテントを訪れて頂いた、下沢金沢市議会議員。当会の顧問です

かなざわ市民マラソンは老若男女、小学生から高齢者まで、そしてファミリーでと、気軽に、楽しく参加できるマラソン大会です。雨が降るとなかなか鍼灸マッサージテントを利用して頂けないことが多いのですが、今年は途中激しい雨になったりしたにも関わらず、100名ものマラソン参加者にケアを施すことができました。


 5kmスタート



 
 こちら開会式にご挨拶をされ、ご自身も3kmに出場した、山野之義 金沢市長
 走る前にお体のお手入れ。あたしがマッサージと鍼で施術中

ランナーへの施術内容は、鍼、マッサージ、ストレッチング、テーピングなどです。

このような場では、多少日ごろの臨床とは違うとは思いますが、いろんな先生方がどのように対応して、どのように施術しているかが勉強になります。そして、何せ市民の皆さまに自分たちの仕事を通じて喜んで頂けるのがいいのです。

ケアする場所は、腰から背中、膝、足首、太ももなどの下半身が多かったですね。

去年も、一昨年も、このテントを利用して頂いている人から、初めての人までいろんな人がテントを利用されました。「楽になった」「痛みがとれた」「いいタイムが出た」「いつも施術をしておくと後が(筋肉痛など)楽だ」「はりって痛くないんですね」(これ普及貢献活動でいつも出てくる言葉)「普段から鍼灸マッサージを利用したい」などの言葉を頂きました。



  
 活動の様子


 忙しい時は行列ができました


 久しぶりに走った、星稜高校野球部後輩の田島君

このような地道な地域貢献活動は、自分の治療院の直接的な利益に結びつく効果はないかもしれませんが、国家資格を有する私たちが、行政が主催するイベントに参加させてもらうところに大きな意味があります。また、本当に地道ですが、そこから鍼灸治療、あん摩・マッサージ・指圧治療を治療院へ受けに来るケースもあります。そこから大きく広がっていく可能性もあるのです。

今年も12名の会員の皆さま(ここに私も入っています。自分にも労いの言葉を込めて)、お忙しい中、朝早くから、ありがとうございました


 最後は、記念撮影


2015年には、金沢市が42.195kmを走破するフルマラソン(シティマラソン)を予定し、もう実現に向け、様々シティマラソンを視察してコース取りなどを決めてたりしているのだということでした。金沢でのフルマラソンはどこがコースになるのか楽しみです。

ここで本日の活動が終わりと思いきや、その足で産業展示館4号館へ向かったのでした~


二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物故者法要&故奥村三策先生頌徳碑 参拝(平成23年度)

2011年11月18日 | 鍼灸
11月6日(日)、午後から金沢市鍼灸マッサージ師会主催の、物故者法要と故奥村三策先生頌徳碑への参拝がありましたので参加しました。


 平成23年度 物故者法要ならびに故奥村三策先生頌徳碑参拝 

  日 時:平成23年11月6日(日)  午後2時~3時
  場 所:覚林寺(金沢市 卯辰山)
  参加人数:18名(金沢市鍼灸マッサージ師会 石川県鍼灸マッサージ師会 金沢市視覚障害者協会 会員)
  供 催:金沢市鍼灸マッサージ師会 ・ 金沢市視覚障害者協会


週間天気予報では晴れとなっていた天気もふたを開けてみると雨。それもかなり強く一日中降っていました。まあ、年間降水量ではトップの金沢市ですから仕方ないかもしれません。「弁当忘れても傘わすれるな」…ですからね。最近は週末はほとんど雨です。

今日は晴れて欲しかったな~。

理由は、この物故者法要と頌徳碑参拝のために、わざわざ奥村三策先生のお孫さんに当たる方、そして、その子どもさん、奥村三策先生からすると曾孫さん御家族が、そいれぞれ横浜市、伊勢市からお越しになるからでした。この日のために覚林寺と連絡をとりましたところ、住職の奥様から、

「少し前になりますけど、奥村三策先生の曾孫さんって方が頌徳碑を参拝しにお見えになりましたよ。もし、その行事を行うなら、一度お声をかけてみたらいかがですか」

とご助言を頂き、連絡させて頂き「それでは」ということで快諾して頂き実現したのでした。


 奥村三策先生のお孫さんと曾孫さん

 


縁って不思議だな~と思います。何やら曾孫さんもネットで金沢市鍼灸マッサージ師会が頌徳碑参拝を毎年行っていることを知ったのだとか。

ということで、晴れて欲しかったんですが、雨の金沢もいいでしょう。寒くなかったですからね。

今年は私が参加した法要・参拝では過去最も人数が多かったように思います。まず、覚林寺の木村住職から法要のため、先達の皆さまに読経を頂きました。その後、皆で手を合わせ先達の御魂に感謝をささげました。

終了後、住職より有難い法話を頂きました。

昔の、新潟県「三条大地震」(1828年〈文政11年〉に現在の三条市、燕市、見附市付近を震源としたマグニチュード6.9の地震)の折、被災地の親友・山田杜皐に良寛が宛て手紙の内容に関するお話でした。

その内容の文章の中の、

『災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候』

という文章のお話です。

被災された方々への言葉としては、不適切で人を傷つける、ひじょうに不見識な言葉ではありますが…しかし、この山田さんは良寛さんの親友で、禅の指導も受けていたと考えられることから、良寛さんの真意を理解することが出来ただろうということでした。

自然災害などが起こる時には、人間の力では止めることができません。それに遭遇した時には、このように心の状態であることが、心を救うということなんじゃないか…という内容のお話でした。

なんと深い…。でも、自分が遭遇したらこう思えるだろうか

今年も東北を中心とした東日本大震災がありました。相当な人間関係がないと人には言えない言葉だと思います。自分の心に留めて。自分に何かあった時には、このように思うよう心がけることはできるかもしれません。

いいお話でした。


 木村住職



先達の法要が終了後、お寺のすぐ近くにある故奥村三策先生頌徳碑に傘をさしながら参拝いたしました。

ご先祖に手を合わせるというのは、本当に心が洗われますね。



  



 最後は記念撮影


気持ちを新たに刷新することができた行事でした

横浜市の奥村さん、伊勢市の奥村さんご一家には、本当に遠いところを来沢頂き、ご参加頂きまして、感謝、感謝です。

来年は奥村三策先生の生誕100年と金沢市鍼灸マッサージ師会の創立100周年が重なるとか…何やら忙しくなる気配ですか~

「その時が来たら、そのようにやるがよろし」ですかね


二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする