2月25日(土)、(社)石川県針灸師会の新年会が、学術講習会後に開催されましたので参加しました。 平成24年 新年会
日 時 : 平成24年2月25日(土) 午後7時~
会 場 : 山代温泉 山下屋
さて堅苦しい学術講習会のあとは「飲み」です。
まあ、堅苦しさがあるから、このような宴会の席もさらに楽しくなるというものです。
針灸師会 会長の定池先生(左)と ご来賓の埼玉医科大学東洋医学センター 小俣先生(右)のご挨拶
本日のお料理
カンパ~イ(盃の向こう側に重鎮の先生方、すぐ横は中村先生 酔っ
総務部長
)
宴会のようす
宴会開始前の大内青年部長(私と同じ年です)
時間が経過し、カラオケを歌い、盛り上げる大内青年部長
上野先生も歌う
懇親会は何よりも酒の力を借りて、普通では聞けない話をざっくばらんに先輩に聞けるところですかね。後輩にも大きい事を 言いますが
。言ってない、言ってない。
今回の収穫は小俣先生と話ができたことですかね。小俣先生は、埼玉医科大学東洋医学センターで山口 智 先生とともに臨床、研究されています。山口先生も小俣先生も芹澤勝助 先生に学ばれた先生です。
芹澤先生は鍼灸界では有名な先生で、伝統的、経験医術的な鍼灸治療を科学化して、その効果を解明しようと研究されていました。「経絡経穴の医学的研究」で鍼灸師としては初めて医学博士を取得されました。
治療方法や考え方に少し違いはあるけれども、私の師匠である黒野保三先生とは、同じ方向を向いていたことになります。
そんな小俣先生とお話していて、「黒野先生には、芹澤先生に対して本当によくして頂いた」という言葉をお聞きした時、ここにも師匠の徳が自分に与えられているな~と感じました。黒野先生と芹澤先生の関係に関してあまり詳しくないので、これ以上は言えませんが、鍼灸の科学化、そして鍼灸の経絡経穴、鍼灸効果解明など、同じ大きな目標を持ち、臨床、研究され、弟子を育て、その意志を受け継いでいくという共通意識、実践学を持っているお二人の会話はおそらく、いろんな意味で面白かったのではないかと思いますね。
また、東洋医学研究所(生体制御学会)では、一貫して、日々の臨床の中に現れる鍼灸治療による現象を捉え、鍼灸の治療効果の質的研究や、理論やメカニズムなどの量的研究を集積して、鍼灸医療を発展させ、患者のための地域に活かされる医療を構築をしていくことが目的です。それは、芹澤先生を師匠に持つ、埼玉医科大学東洋医学センターでも同様だろうと思います。
小俣先生は、黒野先生やグループの一貫した研究姿勢や、鍼灸医学や鍼灸医療を思う心意気に共感するし、本当に素晴らしいと思うと話されていました。私は信じやすい性格ですから、素直に嬉しかったですね。東洋医学研究所、黒野先生のもとで修行して良かったな~と感じました。
やはり師匠は偉大です。
その他にも、鍼灸治療について、鍼灸界について、いろいろと時間が許す限り話させて頂きました。
そんな話ができ感動できましたので、たいへん有意義な新年会でした。
約2時間くらいで宴会は終了。本日はいつもアフターナイトをプロデユースして頂けるH先生が欠席されていたので、N先生とともに夜の山代へ
…あとは聞かないで
なんてね
そして、明日は早朝に金沢へ発たねばならない…と思いながら酒は深まっていくのでした。