この日の試合も、診療の合間にバーチャル高校野球の経過や中継を見ながらの応援でした
まずもって、最近の天候不順のせいで屋外スポーツには、いろんな判断が迫られるところではあります。これだけ長く試合時間が中断したことも、私が見た中では今までにないくらい長いものだったと思います。
通常であれば7月23日(日)に試合予定でしたが、準々決勝の2試合は、朝からの激しい雨で翌日に順延となりました。翌24日の天気予報は、すこし天候が不安定なところはありましたが試合は出来そうな予報でした。あくまでも予報ですが・・・
最初に、24日に試合をされた4チームの選手、監督など指導者の皆様、応援していた選手、保護者の皆様、ファンの皆様に「ご苦労様」と言いたいと思います
また、この雨の中の大会を運営された役員や審判団、スタッフの皆様、グランド整備された球場関係者の皆様にも「ありがとうございます」と言いたいと思います。
昔と違って、現在は雨雲レーダーなるものをネットで見ることができ、何時から何時まで強い雨が降ることも一般の私たちも予測できるので有難いですが、その画像をみつめながら、自然には勝てないことは分かっていても、早く雨雲が過ぎて行き、試合が行えるように願っていました 高校野球を愛する人たちは皆さんそうだったと思います。
第1試合の、遊学館vs北陸学院も、途中の強い雨で1時間40分ほど試合が中断。星稜、金沢市立工業の選手たちも、その様子を伺いながら球場で待機しているわけです。
第2試合の、星稜vs金沢市立工業の試合も中盤を過ぎたころ、再び雨が強く降り出し、そこから2時間2分の中断でした。
大会運営に関る審判や高野連の皆さん、各チーム関係者、高校野球ファンの皆様は、試合を途中で雨天コールドゲームなどにせずに、最後まで試合をやらせてあげたい思いは一緒だったと思います。その思いが通じたのか何とか雨もあがり、4チームの選手たちは最後までゲームを行うことができました。
雨の中の試合の是非はここでは言わないとして、本当に良かったと思います
これ甲子園の雨模様を拝借
第99回全国高校野球選手権石川県大会 ~準々決勝~ 天気;
7月24日(月) 石川県立野球場
星 稜 金沢市立工業
星 稜 2 1 0 0 1 1 0 2 4 11
金 工 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
打撃では、初回のチャンスに4番の木倉君がランナーを二人おいて、センター後方のフェンス直撃のヒットにて2点を先制。本当に頼れる4番に成長しました。
その後も単打を重ね、後半では代打に出てきた所村君などが長打からチャンスをつくり後半のビッグイニングへと繋げていきました。最終回は、こちらも打撃好調の1番の若宮君が満塁からレフトスタンドへ入るホームランを放ち、追撃の炎を、本日の雨のようにかき消しました。
良かったのは、ここまで当たりの出ていなかった3番の竹谷君にヒットが出たことです。いい感じのセンターへのヒットだったので、次の試合に繋がっていくだろうと思います
6番を打つ寺西君は、ここまでまだ大会へ入る前の調子が出ていないような気がしますが、彼はやはり存在感があります。四球が多くなります。ボールを見逃す姿もブレがなく、美しい感じになってきたので、残りの試合ではきっと結果を出してくるだろうと感じます
前にも書きましたが、実は小まめに必殺仕事人をしているのが、2番の前野君、7番の南保君、9番の鯰田君なのです。時々、宮井君&山岸君&向川君ってところでしょうか。それぞれが、それぞれの仕事を忠実に、確実に、そして監督の意図を汲み取ってプレーできているところが今の強さかなと感じます。ただガンガン打っているだけとは・・・違うんですね~
この日は16安打(ホームラン1本、ツーベースH 3本)を放ち、11得点をいただきました。
守りはこのグランド、天候状況の中、上出来だと思います。
先発は竹谷君。チーム一制球力があり、リズムがある2年生投手ですが、この日は初登板ということで緊張したのか、いつもの竹谷君ではなく、低めのストレートには力なく、やや落ちるような感じであり、高めはボールが少し浮く傾向になりました。しかし変化球のキレは100%ではないですがありました。それが救いだったと思います。
ずっとランナーを背負ってのピンチの連続でしたが、悪いなら悪いなりのピッチングを披露していたかのように、最後はバッターに進塁、得点を許さず、無失点でマウンドをおりました。中継画像をみていて身体的にも調整したほうがいいところもあるかなと感じました。
次に左の小倉君がリリーフ。緩急をつけ、いつもの淡々と投げる彼本来のピッチングが出来ていたと思います。彼が投げている時に雨が強く降ってきました。もう水たまり状態でした。審判としても一応、ゲーム成立までは終えたかったのかもしれませんが、少し可哀そうに思いました、が・・・
テレビ映像に映った小倉君の顔は、嫌な顔一つせず、逆に集中力が増しギラギラしているようにさえ見えました。いや~いい顔してました 顔や態度は心を現しますので、彼の成長が見えたことの嬉しさとともに、細い身体ですが、頼もしさや逞しさが倍増しました
最後は初戦に続き、坂本君が投げて締めくくりましたが、ナイスピッチングでした。初戦よりいい身体の動きをしていました。
3人の投手とも、この滑るし、ぬかるむマウンドの状況の中、よく投げたと思います
また、お相手の金沢市立工業の2年生サウスポー堀田投手は完投したわけですが、本当に良く投げたと思います。身体も大きく、キラッと光る球(変化球)、いいストレートも持っているので、新チームになって磨きがかかると、やっかいな投手の一人になるのでは
と思わせる素材だったと思います。
彼も表情もほとんど変えず、本当によく投げていたと思います
試合はナイターになったのですが、試合終了は中断の時間を含め4時間14分 選手たちにはいい経験だったかもしれませんが、あまり経験して欲しくない試合です
今年のチーム星稜のいいところは「集中力」をうまく本番に保てること、レギュラーに限らず全ての選手がそれを出来ている所だと思います。試合ごとに成長する選手の姿に私も刺激をいただいております
さて、7月28日は、日本航空石川高校との準決勝となります。
第1試合 : 遊学館 vs 寺 井
第2試合 : 星 稜 vs 日本航空石川
星稜高校としては一つ一つ積み重ねるだけです。甲子園への道を一歩一歩
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