だいぶ遅れてしまいましたが、2019年3月に開催されてセンバツ高校野球大会で星稜高校野球部トレーナー帯同を行いましたので、振り返りをしておきたいと思います
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第91回選抜高校野球大会
大会期間:3月23日~4月3日
優勝校:東邦高校(愛知・東海地区 30年ぶり5回目) 準優勝校:習志野高校(千葉・関東地区)
星稜高校は、組み合わせ抽選の結果、大会第1日目の第三試合と決定しました。
優勝候補の一角であり、地元である履正社高校(大阪・関西地区)が対戦相手となりました。大会注目投手である星稜 奥川選手(現 東京ヤクルトスワローズ)と強力 履正社打線との対戦が俄然、注目が集まることとなりました。
トレーナー活動は、選手の体調把握のため試合の2日前より入るようにしています。
帯同(トレーナー活動)期間は、3月21日~28日までとなり、1回戦後、1日サポートし、25日、26日は金沢へ帰り治療院で通常施術をさせていただき、26日は早めに施術を終了し、その夜に大阪の宿舎へ入り活動を再開するという日程で行いました。
石川県代表の宿舎は、どこの高校が出場しても割り当てで決まっています。石川県民には馴染みの深いホテルです
トレーナールームは、このような形でツインの部屋を用意いただき、練習後や試合前、試合後に選手のケアを実施します。
選手サポート施術に関しては、基本的には練習や試合の終了後に行いますが、必要であれば練習前にも行います。テーピングが必要な選手は試合前にも対応します。
私の施術は基本、鍼とあん摩マッサージ指圧に各種関節運動を絡めて臨機応変に行う方法です。
セイリン社製のピコリナという鍼通電機器は疼痛緩和や筋肉筋膜の過緊張を取り除くのに大いに役立ちました。微弱電流もサポートに利用させていただいております。
また、筋骨格系のケアだけでなく、鍼灸を用いると花粉症はじめアレルギー性鼻炎や不眠、自律神経系の調整にも役立ちます。灸に関しましては、ホテルの部屋での活動となりますのでほとんど用いることはありません。(たまに短く行うことはありますが・・・)
施術に関しては記録に残しておくようにしています。より良いサポート活動にしていくためには、人間は忘れる動物ですから文字で残しておくことは大切です。スタッフへの対応や、後日、何か起こった時にも重要です。
そして、大切に、、していることは練習をみること。その状況を把握しながら、選手と調子や状況について対話していくことも重要となります。
練習は試合日程に合わせて、日本高野連より場所、時間が各高校に割り当てられます。だいたい1日2時間ほどです。
もう少し練習がしたい場合は、チームの方から場所を手配し練習を行います。
関西各大学でも星稜高校野球部OBが頑張っており、うまく練習場所がとれた場合は手伝いやお世話をしてくれます。また、練習休みの時は激励にかけつけてくれます。有り難いですよね。
山下名誉監督にご挨拶す~る~
練習ではカラダの動きもさることながら、表情や、そこから伺える心の状態も把握するように努めます。
「努めます」というのは全て分かるわけではないので、そのあたりを頭に入れながらトレーナールームでの身体ケアの際は、気を配りながら言葉がけをしていくように心がけています。
今回のトレーナー活動は大反省からの開始でした
活動出発の20日前、実は自身の不注意から右足関節を捻ってしまい、第5中足骨を骨折
自分の不注意ですが、これは防止できた怪我でした。足を捻るということは慌てていたというだけでなく、足関節を捻ってしまう身体的理由があったのです。人の身体ばかりみて、自分の身体にフォーカスすることを怠っていました。大反省です。
これは患者さんを診る際も言えることであり、たいへん勉強になりました。
整形外科のスポーツdoctorには診察していただき、doctorに質問。
私「20日後に選抜高校野球のトレーナー活動に行きたいですけど大丈夫ですか」
D「歩けるようにはなるし、激しく動かなければ大丈夫だと思うよ。後は自分で治療して治して」
ということで、なんとか歩くことが可能となり、今回のミッションを終了しました。
骨折は、小学校4年生(9歳)以来、41年ぶり2回目でした~(笑´∀`)
でも骨折すると足を地面につくことができないという経験は患者さんを理解する上では貴重な体験でした
最後までお読みいただき、ありがとうございます