二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第91回センバツ高校野球大会(2019)トレーナー活動記 ~試合編  星稜vs習志野 回想~

2020年12月23日 | 高校野球

 第91回選抜高校野球大会へ星稜高校野球部のトレーナー帯同をさせていただきましたので、少し遅いですがその振り返りをさせていただていおります

 この試合、残念な結果に終わりましたが、超高校級の投手がいても総合力が高くないと頂点は取れないことが腑に落ちた試合になったのではないかなと私は思いました。

 そして、この試合での負けがあったからこそ、夏の甲子園での素晴らしい試合に繋がったのだと思います。

 打撃も、守備も、メンタルも、個人個人がチームが夏の甲子園予選までの三ヶ月半で何をしなければならないかを自覚出来た試合、ヒントを得た試合であったのではないかなと感じました。
 ここからチームの非常事態にもかかわらず、チームの結束力を上げ、春の北信越大会を優勝し、苦しい石川県予選を戦い抜いたわけですから、この試合の価値も上がったのではないかなと考えています。

 勝つに越したことはありませんが、負けるには理由があります。それに真剣に向き合うかどうかという所で、彼らは大きく成長していきます

 

【センバツ2019振り返り関連記事】

 練習・トレーナー活動編

 開会式編

 試合編  履正社高校(1回戦)

第91回選抜高校野球大会

 大会期間:3月23日~4月3日

 優勝校:東邦高校(愛知・東海地区 30年ぶり5回目) 準優勝校:習志野高校(千葉・関東地区)

 

【試合前の練習風景】

   

 

甲子園入りし、さて試合開始!

   

 

【第91回 2回戦6日目第3試合フル】星稜vs習志野 2019年3月28日■選抜高等学校野球大会(甲子園)

 

大会第6日目 第3試合(3月28日) 観衆 38000人 試合時間 1時間52分

 星 稜(石川) 習志野(千葉)

習志野 000 100 101 3(0失策)

星 稜 010 000 000 1(2失策)

 星 稜:6安打 1四球 1死球 残塁5  奥川投手 133球(完投)三振10

 習志野:7安打 2死球 残塁 7   岩沢投手 17球(1回2/3)ー飯塚投手 96球(7回1/3)三振5

 

 この試合、序盤よりボールが高めに浮いており、ややストレートがシュート回転。スライダー、チェンジアップ、フォークの曲がり方は大きいもののキレがありませんでした。こんな時は本当に冷や汗ものです。トレーナーとして。
 身体と心をうまくサポート出来なかったという責任と申し訳ない気持ち、反省でいっぱいになります。そんな時は、どうか勝って宿舎でトレーナーサポートさせて欲しいと祈るばかりです。

 不調の原因はいろいろあると思いますが、責任の大きな一端はトレーナーの責任です。

 それでも奥川投手(現 東京ヤクルトスワローズ)は、調子が悪いなりに、そして投球に集中できない状況があったとしても、それなりに対応しながらピッチングをしていました。それはスゴイ投手だなと感じました。10三振をとってますからね。そして、死球は2個与えましたが、四球は0です。

 その状態の中、星稜は守備でのエラーや、エラーは付かないけれどもミスが失点に繋がっていきました。

 打線は、2回途中からロングリリーフとなった習志野の飯塚投手の伸びのあるストレートとキレのある変化球、また緩急をつけた投球にチャンスはつくるが点が取れない状況が続きました。そして、試合終盤のランナーをセカンドにおいての牽制アウト・・・あれは痛いミスでした。

              

 守備に、打撃に、すべてがチグハグな感じで、なかなか波に乗っていけない試合でした。

 相手の習志野は、星稜からもらったミスを上手く絡めながら得点していきました。派手さはない泥臭い野球ですけど、粘り強さというか、しつこい野球をしてくる、そんな強さのあるチームでした。

 新聞やニュース、またSNSなどで、習志野高校ブラスバンドの美爆音美爆音という事がもてはやされていました。確かに大きく統率のとれた上手な応援だったと思いますが、選手達はその対策はちゃんとしていたので、気にならないことはないですが、巷で言われるような意識はなかったように思えます。
 確かに外野手などは、バットの音も打球の判断材料の一つとなりますので集中できないかもしれませんが、集中していれば心配ないかなと感じます。確かに大音量ではありました。

 

   

星稜高校Gに帰って、お世話になった皆様への挨拶とミーティングで夏でのリベンジを誓うチーム星稜

 

星稜以外のその他の試合

 第1試合 熊本西(熊本)2  13 智辯和歌山(和歌山)

 第2試合 市立和歌山(和歌山)6  2 高松商業(香川)

 

 彼らは大きく成長し、夏またこの地に乗り込み歴史を創っていくのでした

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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第91回センバツ高校野球大会(2019)トレーナー活動記~試合編 星稜vs履正社 回想~

2020年12月23日 | 高校野球

 第91回選抜高校野球大会の星稜高校野球部トレーナー活動の振り返りをさせていただいています。

 この試合は、なんと夏の甲子園の前章の試合となります。この試合自体もすごく締まったいい試合でした。

 履正社がチャンスを迎えた最終回、最後のバッターとなった井上選手(現 阪神タイガース)は本当に悔しかったと思いますが、これが夏の決勝戦の先制点につながるとは・・・人事を尽くして・・・とはまったくこの事を言うのかなと鳥肌が立ちます。

 天命は、目標に向かって一所懸命努力した人やチームに降り注ぐのかもしれません。そして、その域までくれば、それは野球の神様、女神様の仕業と、その兆しを掴み取った者に勝利をもたらすのかな~と思ったりします。

 そんな意味で、素晴らしい試合でした。

 

【センバツ2019振り返り関連記事】※できあがり次第、順次リンクを貼っていきます

 練習・トレーナー活動編

 開会式編

 試合編  習志野高校(2回戦)

第91回選抜高校野球大会

 大会期間:3月23日~4月3日

 優勝校:東邦高校(愛知・東海地区 30年ぶり5回目) 準優勝校:習志野高校(千葉・関東地区)

 

試合前の練習風景(市立尼崎高校G・・・だったかな

 

 いざ、出陣

  

 

【第91回 1回戦1日目第3試合フル】履正社vs星稜 2019年3月23日■選抜高等学校野球大会(甲子園)

 

大会第1日目 第3試合(3月23日) 観衆 41000人 試合時間 1時間45分

 星 稜(石川) 履正社(大阪)

星 稜 100 000 101 3(2失策)

履正社 000 000 000 0(2失策)

 星 稜:9安打 3四球 残塁10  奥川投手 130球(完投)三振17

 履正社:3安打 1四球 残塁 4   清水投手 106球(8回)三振7ー植木投手 16球(1回)三振0

 

 この試合は奥川投手(現 東京ヤクルトスワローズ)のピッチングに尽きると思います。彼がほぼ完璧なピッチングをしたことで、試合ができ上がりました。毎回の17奪三振は圧巻でした。ここから夏に向けてさらに成長を遂げるわけですが、この試合ストレートはやや高めにボールは集まりましたが球威があり、スライダー、チェンジアップ、フォークの変化球のコントロールが抜群で、その出し入れをされた時には、打者はなんとも困惑してしまうでしょう。そして、特にスライダーのキレとブレーキがスゴイ。まさしくバッテリーが目指していた大人のピッチングができたのではないでしょうか

 

 しかし、履正社打線も終盤、少ないヒットでしたが大きな圧力をともなうチャンスに変えてしまうところは、チームの奥深さ、強さを感じました。少し間違えば、やられる・・・そんな緊張感の中での試合だったかなと思います。

 星稜打線は、甲子園で打線好調男 山瀬捕手(現 読売ジャイアンツ)が4打数3安打と好調で攻撃をメイクしてくれました。相手の清水投手も非常に伸びのあるストレートとコントロールされたスライダーで、毎回ランナーは出すものの得点に結びつきませんでした。さすがです  

           

 いいゲームだったのは、両チームとも失策2とは言え、大きな守備の乱れがなかったことです。凡ミスってやつでしょうか。

 逆に終盤、星稜は山瀬捕手のバックアップ等、ミスをカバーするプレーなどが出て痺れました

 練習は嘘をつかないんですね。

 9回、投手の代わり際にきっちり点をとってダメ押しする所は、このチーム星稜の強さを感じました。

 

 また、間違いなく第90回大会とは違う大声援は選手の大きな力となったと思います。

  

大音量で甲子園で聴く校歌は何度耳にしてもいいものです

 そして私は、次の試合に向けお仕事に入るのでした~

 宿舎のホテルからのお心遣い

星稜以外の他の試合

 第1試合 市和歌山(和歌山) 3  2 呉(広 島)

 第2試合 高松商業(香 川) 8  0 春日部共栄(埼 玉)

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

二葉鍼灸療院(金沢)

 

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第91回センバツ高校野球大会(2019)トレーナー活動記~開会式編 回想~

2020年12月23日 | 高校野球

 第91回選抜高校野球大会の北信越地区代表 星稜高校野球部トレーナー活動を振り返っています。

 たいへん遅くなっておりますが貴重な経験は残しておきたいと思い書かせていただきます。

 

【センバツ2019振り返り関連記事】※できあがり次第、順次リンクを貼っていきます

 練習・トレーナー活動編

 試合編  履正社高校(1回戦)

 試合編  習志野高校(2回戦)

第91回選抜高校野球大会

 大会期間:3月23日~4月3日

 優勝校:東邦高校(愛知・東海地区 30年ぶり5回目) 準優勝校:習志野高校(千葉・関東地区)

 

大会は予定通り、3月23日に開会しました。

何度、トレーナー帯同して開会式を観ても、それぞれの年代を反映して、その時しかない時間の演出に感動します。

開会のファンファーレが鳴り響くと鳥肌が立ってしまいます。

 

第91回記念選抜高等学校野球大会 開会式

 

 星稜高校は大会1日目の第三試合でしたので、開会式後に一度、甲子園から出て練習場に向かい、再度、甲子園に戻ってきて試合に臨むという形となりました。それにしても2018年夏に続き、2019年春も1日目とは・・・

 でも、応援で石川に残っている生徒も開会式を見ることができるので、そういう面では良いクジ運とも言えます。

 

ホテルの前で行進練習

 

 大会前日は開会式のリハーサルがあります。

    

 

 んん~いい感じです。

 開会式が始まる前のワクワク感、ソワソワ感、ザワザワ感、最高です。

      

 すべての高校の行進が終わり全員でホームプレートへ向けて前進してくる所は「始まる!」って感じで大好きです。

 

 かくして第91回選抜高校野球大会の星稜高校の道は始まりました。

 いろいろ話題性溢れる我が高校ですから、今大会もいろんなことが起きる大会となるのでした。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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