二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

不妊症と鍼灸治療 3 ハーフタイム

2011年05月19日 | 不妊症
不妊症の患者さまは、高度生殖医療を含めた西洋医学的治療、その他、漢方やお茶、サプリメントなど様々な妊娠の可能性があるものを試されています。

また、生活習慣の改善も重要事項であることは、言うまでもありません。これは不妊症だけに限ったものではありませんが…

鍼灸治療も妊娠しやすい母体をつくり、卵子や子宮内膜の状態を良好にする一つの手段ではありますが、魔法ではありませんので、全員が全員、鍼灸治療をしたからと言って妊娠されるわけでもありません。妊娠する時期も「いつ」とはハッキリ言えません。その辺りが治療者としては葛藤するところではあるのですが。

しかし、「40歳で妊娠しました」なんてニュースを聞くと、不妊治療をされているご夫婦には、何か希望が湧いてきますよね。

2010年 10月に双子を出産したカナダ人歌手のセリーヌ・ディオン(42)は、母体づくりと妊娠の維持安定のため鍼治療を行い、6回目の人工受精で妊娠したことを、夫のレネ・アンジェリル(68)が語っています。

セリーヌに触発され、

2010年 10月に妊娠を発表したマライア・キャリー(40)は、以前、流産を経験しており、体外受精をしたかどうかは明らかにされていませんが、黄体ホルモン注射などと並行して鍼治療を行っていました。夫のニック・キャノン(30)が
「マライアは、一日1回、全身に鍼を打ってもらっていたんだ。心身のストレスをかなり取り除いて良い状態にしてくれたらしく、彼女の役に立っていたみたいだね。僕たちはこれが(鍼治療が)効果があったと思っている」と語っています。


どんな鍼治療をしたのかは分かりません。欧米で行われている治療は、ほぼ中国鍼です。今では痛みの少ない日本式の鍼も使われているのですが、主流は中国鍼です。

しかし、鍼治療が妊娠の手助けになったと世界に発信して頂いたことは、ありがたいことです。日本でも多くの鍼灸師がこの認識を持って治療に取り組んでいますので、不妊症に悩まれている方は、是非、しっかりと不妊症や女性の身体について勉強している鍼灸院へ通院してみてはいかがでしょうか

鍼灸治療は、魔法でも何でもありません。この治療だけで全ての人が妊娠するということでもありません。しかし、身体をより健康な状態に向かわせ、妊娠しやすい身体をつくるためには、たいへん有効な手段の一つであると思います。これは自然妊娠、タイミング、人工受精、体外受精、顕微受精、どの場面にも何らかの良好な刺激になると思われます。

セリーヌとマライア、この2人の対照的なのは、夫の年齢です。セリーヌの夫は68歳、マライアの夫は30歳。男性には何か勇気づけられる自信をなくす、どちらともとれる年齢の差ですね。

マライアの夫、ニック・キャノンは妊娠を確認したマライアの表情を見て…

「マライアの表情は”プライスレス”」

と言っています。かっこいい表現ですよね。

でも、本当に何物にも替えることのできない笑顔というか、幸せな表情をしていたんでしょうね。

一人でも多くの人が、赤ちゃんを授かりますように
そんな気持ちで、私もいつも治療させて頂いております

二葉鍼灸療院 田中良和

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