二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

「まごころ」の尊さ

2011年07月12日 | 言葉のちから 心のちから
言葉や行動が何の見返りもなしに、自分の中から出てくるのが理想ですが、なかなか難しいですね。

我欲がたくさんある私にとって、「自分が」と考えて、見栄を張ったり、頭に来りと、まだまだ人間が出来ていない自分を情けなく思ったり、まだ伸びる可能性があると…前向きに考えたりしている今日この頃でござ~る

☆ 「まごころ」の尊さ ☆

  ちょっと一杯の茶を出すのでも、
  「はい」と返事をするような些細な行為でも

  そのとき、何の報償をも念頭に置かず
  すなわち、その人に気に入られようとか、
  あるいは、好感を持たせようとかいうような気持ちではなく、

  そこに一点何の求むるものなき、純粋無雑な「心」で、それが行われるとき、
  その行為から、形容のできない温かいものを感じる。

  それはすなわち「まごころ」というものの持つ尊さの感応である。


  『中村天風 一日一話』  中村天風財団[編]


人間ですから、欲はあって当然ではあるが、他者を思い、利他の精神で、常に謙虚に物事に対応することが大切なんでしょうね。

人の心根は、根本はみな温かく善なるものなのだと思いますね。いろんなものが、その善なるものを覆って、太陽が雲に隠れるごとく光が閉ざされている場合は、その言葉も行動も、その覆い尽くされた欲から生まれたものになるんではないのかな~などと思っています。

生活の端々に人生の修行の場があるんでしょうね。

自然に出る「まごころ」を大切に、明日からまた、楽しくやっていくぞ~と誓うのでした。

おしま~い(久しぶりに短いでしょ


二葉鍼灸療院 田中良和

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2 コメント

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こんにちは (おむぅ)
2011-07-13 15:49:25
いつもお返事ありがとうございます。

なんとなく毎日苦しいです。
呼吸の苦しさにも似た苦しさです。
特に退屈になると苦しくなってしまいます。
晩御飯を食べたあとは、起きていても何もすることもなく、ただ苦しいだけなので、食後の薬と寝る前の薬を同時に飲んで七時半に寝てしまいます。
デイケアに行っても昼休みが退屈で苦しくなってしまうので午前中で帰っています。
楽しいことは何もありません。
何も楽しめません。
生きていてもただ苦しいだけです。
私にとって唯一の希望は、人はいつか必ず死ぬということです。
早く死にたいです。
早く死んで楽になりたいです。
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人生は歓び (二葉院長)
2011-07-15 11:40:43
おむぅさん

コメントありがとうございます。

私たちには父と母があり、父と母にも父と母があり、祖父や祖母にも父と母があり、そうして私たちは繋がって「今」があります。

長く、多数の繋がりによって私たちが存在します。確かに人はいつか必ず死にますが、それは「生きる」ことがあるから死があるのです。生がないのに死はありません。

だから生きることが大切なのです。なぜ生きるのか?それが人生の課題であるのです。その模索のため、人はいろんな人生から、いろんなことを学び、成長していけるのです。その成長度合いは人によって違いますが、人生において艱難辛苦に遭遇する人ほど、成長の機会が与えられているんだと私は思います。

私は「早く死にたい」と思っている人ほど、心の奥底では、強く「生きたい」と思っているんだろうと思います。潜在意識といいますかね。

また、何も考えず、心を空にして、自然のなすがままにいる時間を作ることも必要なのかもしれません。自然の中に身を置き、何も考えず、ニュートラルな状態に心をする時間です。

そして、必ず幸せは近くにあります。自分のものにすることができます。小さなことに感謝をいしましょうね。

飲める水が蛇口をひねったら出てくることに関しても私たちは当たり前のように思っていますが、水道を家にひくには電気が必要で、水道管が必要で、浄水施設が必要で、ダムも必要かもしれません。水道局も必要で、川の護岸工事をすることも必要で、そこにはすべて「人」が関っています。
また、川が存在し、山が水を吸収し湧水を出て、雨が降って、雲がかかり、そこには太陽が存在するから「水」を利用できるわけです。

そう考えると、水一滴にも感謝なんですよね。自分ですべてやることはできないんですからね。

そんな小さな感謝をしていくことが、何かのきかっけになるかもしれませんね。

大丈夫ですよ!
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