私の師匠、名古屋の東洋医学研究所®所長でありました黒野保三先生の講演会の映像です
黒野先生が数えで80歳の映像ですが、弟子としては少しシャキッとするような厳しさを感じ(もちろん優しく、力強くお話されています)させていただける映像でございます。
黒野先生は(公社)全日本鍼灸学会の設立にも東奔西走された先生で、鍼灸業界に対する情熱と、患者さんや社会、地域医療のために鍼灸医療を広めようと、人生の幕が閉じるまで、ご自身でも鍼治療を受けながらご活躍された先生です。
弟子や後継者の育成にも注力され、私もその末弟の一人でございます。
そんなことで、この(公社)生体制御学会チャンネルから流れるYouTube動画は、今の自分の心に突き刺さるものでもあるのです。
この講演をされたのは約13年前です。今、自分の臨床を振り返っている中で、たいへん有益な情報がたくさん詰まった講演会だなと思っています。もう少し詳しく聴講したいという思いが湧いてきます。
私なりに講演映像の概要を申しますと・・・
長い年月をかけて行われた、鍼の臨床研究や名古屋市立大学や名古屋大学での鍼の基礎研究の概要(でも重要な部分)を解説され、鍼灸師が臨床研究を行う姿勢、経穴の捉え方、鍼灸の臨床における現象を単なる現象としてだけで留めておかないことなど、鍼灸医療を行う臨床家の心構えや鍼灸が発展するための方法が提示
チームで鍼灸の効果を解明していくことの大切さが提示
鍼灸師が知識や技術を磨いていかなければならない理由が提示
未来の鍼灸師、鍼灸業界へ託す思いを提示
などが分かりやすく述べられています。私は最後の37分から終わりまでの話が、今の立場にある自分の心にズンときました。
どうぞ、YouTube動画をご覧ください。
平成21年4月5日一般社団法人生体調整機構制御学会設立記念公開講演「生体調整機構と鍼灸診療との関わりについて」
現在は、公益社団法人 生体制御学会です
やっぱり映像をみただけでシャキッと姿勢が良くなります。(笑´∀`)
最後までお読みいただき、ありがとうございます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます