二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第47回 加賀・三策塾(学術研修会) 参加

2011年10月21日 | 鍼灸
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10月2日(日)、加賀・三策塾が開催されたので参加しました。

 第47回 加賀・三策塾 

  日 時:平成23年10月2日(日)  午前10時~正午
  会 場:石川県立盲学校
  内 容:①学会参加報告
       ②筋骨格系 触診マニュアルをテキストとして実技
       ③鍼灸医療安全対策マニュアル



 開会のあいさつをする金沢師会、石川県師会 会長 常盤先生


 会場の様子


 ザチョ~


まず、昨年、石川県で開催された(公社)全日本鍼灸マッサージ師会 主催の第10回東洋療法推進大会(9月18日・19日 開催)への参加報告が、常盤会長と角先生からありました。前回の石川県での推進大会は、「がんと鍼灸」「トリガーポイント療法」「鍼灸医療の世界での現状」「アサーティブコミュニケーション」など学術色が強い大会でした。これは大会に向け準備を行った石川県師会の先生方の総意で、せっかく金沢までお金と時間をかけて参加するわけだから、お祭り騒ぎするだけではなく(それも大切なんですが)、臨床や仕事に役立つものを得て帰って頂こうという思いからでした。

  
 

今回はどうだったか…やはり業界色に戻っていたようです。以前のように。

それならば、もう少し徹底的に保険や普及活動、など鍼灸の業を発展させる様々な取り組みがあると思うのですが、(学術&経営&保険&介護などなど)そんな実りある全国大会にしなければ、せっかく会費を納めているのに何か違う気がします。学術的なこと、国民に寄り添う地域医療のこと、そんなこともしっかり入れて、国民の皆さまに「こんな意識で、こんな思いで鍼灸医療をやっているんですよ」というメッセージを伝えないといけないと思うんです。

角先生と常盤会長の報告を聞いていると、スポーツや介護、笑いの大切さなど勉強になることはあったようですが…。


続いて、9月25日に開催された、(社)全日本鍼灸学会 第29回中部支部学術集会への参加報告でした。
今回は、石川県から参加した5名のうち、本日出席している、田中、木内先生、橋本先生からの報告でした。やっぱり多くの人が参加することに意味があるな~と思いました。同じ講演を聴講しても、それぞれ捉えている所や、見るところも違うんだな~と思いました。だから、参加して皆で意見を交換することが大切なんですよね。
内容は、私のブログで報告してありますので、ご興味のある方は見てください。

その後は、筋骨格系マニュアルという書籍&DVDを利用して、筋肉の触診実技でした。
今回の触診は、前頸部の筋肉群たちでした。胸鎖乳突筋、斜角筋、頸長筋、頭長筋、舌骨筋群です。

胸鎖乳突筋や斜角筋は表面に出ていたり、頸椎から出た神経が鎖骨の下を通る際、斜角筋の下を通りますので、この辺りは意識して触診することが多いのですが、頸長筋、頭長筋、あるいは舌骨筋などは、あまり意識して触診することはないと思います。臨床上は顎の下縁の経穴は時々使うのです。リンパ腺の腫れと思いきや、実は筋肉の痛みだったりすることがある…そうですよ。

一人で勉強していたのでは分からないところがあるんです。

学会報告で時間が長くかかったので、鍼灸医療 安全対策マニュアルは「風池穴刺鍼での折鍼」という裁判事例の通読だけを行いました。鍼灸院においても絶対事故が起きないということは、これこそ絶対にありません。だから、このような事例から、常に自分自身の臨床を振り返り、省みて、常に患者さんに安心して診療して頂ける環境を整える努力も必要なのです。
以外に見落としていることが多いのです。ケアレスミスをしないように意識だけは高く持っておかないとね。


本日、この後は、午後1時30分から保険講習会があるので、またまた忙しい一日となるのでありました~


二葉鍼灸療院 田中良和

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