山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

サンシュユ(山茱萸)

2008-10-29 20:18:20 | 被子植物離弁花

近くの里山に植えられたサンシュユの木に実が成っています。まるで漆を塗ったような
光沢のある赤色の実は本当に美しいものです。

この木、春には葉が出るより先に、マンサクのような黄色い花をいっぱい咲かせて
ハルコガネバナという別名で呼ばれます。
そして秋には赤く美しい実を付けることから、アキサンゴとも呼ばれています。

季節が変わる毎に、全く違った美しさを見せるこの木、まるで手品師の様ですね。
来年の春になれば、また黄金色の花を見せてくれることでしょう。

この木は江戸時代中期に、薬用として渡来しました。実を乾燥したものが漢方薬として
用いられ、強精・解熱・止血・めまい・冷え性などに効果があるそうです。


サンシュユ <ミズキ科 サンシュユ属>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする