山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヘビノボラズ(蛇上らず)の花

2009-05-07 22:33:35 | 植物(木本)
山地の渓流沿いや湿地のそばで、稀こんな木を見かけます。

それほど高くならず、高いものでもせいぜい1m位の高さで、

茎には葉の生えている基部に細く鋭い棘があります。

葉は長楕円形でやや皮質、表面に蛇の鱗を連想させる赤茶色の斑模様があり

通る人の目を引きます。

名前はヘビノボラズ・・・正式の和名ですが、民間で昔からそう呼ばれてきたのでしょう。

変な名前ですが、一度聞いたら忘れられません。

名前の由来については、この鋭い棘を見れば説明するまでもないでしょう。

こんな迷惑?な名前をもらったこととは関係なく、今はこんな可愛い花を咲かせています。

花弁、愕片、雄蕊が各6個と雌蕊が1個で構成される花で、秋には他のメギ科の木の様に

赤い実を付けます。分布は主に中部地方以西の山地で、渓流沿いなどに限定されます。


ヘビノボラズ<メギ科 メギ属> 別名トリトマラズ




コメント (2)
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