山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

センダン(栴檀)の花

2009-05-22 19:57:11 | 植物(木本)
木津川河川敷のセンダンが淡紫色の花をたくさん付けはじめました。

「栴檀は双葉より芳し」という諺がありますが、ここで言うところの栴檀はこの木ではなく、香木の白檀の中国名

「栴檀」の読みを「せんだん」としたものです。

現代のように植物図鑑やインターネットの植物サイトの画像と照らし合わせることができなかった昔、「栴檀」という

植物についての誤った情報が定着して、この木を「センダン」と呼ぶようになったのかも知れません。

関西では、主に各地の河川敷を中心に大繁殖しているところが見られますが、これは主にヒヨドリなどがこの果実を

食べることにより、種が広範囲に運ばれるからです。



センダン<センダン科 センダン属> 別名オオチ


花弁は5枚、雄蕊は10個あり、紫色の花糸が合着して筒状になった上部内側に黄色の葯が付いています。


コメント (2)
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