四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その123)

2024年03月13日 05時51分54秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その123) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き盛る 白モクレン」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」


【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語
  の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・
  地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から1首、
  紫式部集より1首の計2首提出します。
註)源氏物語巻名歌・8花散里(はなちるさと)
  歌の背景
  光源氏二十五歳。世の中を煩わしく思う源氏は、亡き桐壺の帝に女御の
  一人として使えていた麗景殿の女御と御妹の三の君(花散里)を訪れ、
  女御と桐壺の帝が在世であったころの御物語などをあれこれとする。
 〇橘の香をなつかしみほととぎす 花散る里を たづねてぞとふ 光源氏
「返歌」
☆ほととぎす 今も変わらぬ 優しさに 安らぎ想う 花散る里に
註)紫式部集・8
 〇露ふかく おく山里の もみぢ葉に かよへる袖の 色をみせばや
「返歌」
☆山里の 紅葉且つ散る 切なくて 人には見せぬ 心知るべし
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回は、「橘の香をなつかしみ」「おく山里のもみぢ葉に」の二首への
 返歌を詠んで頂きましたが、源氏物語もいよいよ佳境に入ってきましたね。
 一首目で詠われている、「花散里」の帖は源氏物語五十四帖の中で最も
 短い帖となっていますね。
 光源氏が詠んだ歌は「昔を思い出させる橘の香を懐かしんで、ほととぎす
 がこの邸を探してやってきました」と意訳できますが、「昔契りを結んだ
 女性の袖の香がよみがえってきましたよ」とは、殺し文句ですね。
 この時代、光源氏を取り巻く情勢が厳しくなる中、やすらぎを求めて
 行く先は、花散里のもとしかなかったと物語にはありますね。光源氏は
 この後、須磨へ流されることになりますが、これらの状況を踏まえた
 作者の返歌は、的を射て詠んでいると考えます。
 二首目は、友が都から遠く離れたところに、行こうか行くまいかと思い
 悩んで、山里から紅葉を折って届けた歌は「露がたっぷりとかかった
 奥山の紅葉の色に似ているわたしの袖の色を見せたいわ、私は嘆き
 苦しんで血の涙を流しているの…」と、解釈できますね。それへの
 返歌として、紫式部は「都から遠くへ行くことは役目ゆえやむを
 得ませんね」と結構冷静に返歌しています。しかし、友の心情を汲んで
 次の返歌を詠んで見ましたがいかがでしょうか。
【ご参考】
 ★もみぢ葉を 風は誘うも留まりて つかの間なれど吾と語らん

【詞書】庭の水仙の花を詠ませて頂きました。
☆みぞれ降る凍える寒き夜見れば 凛と咲き居り庭の水仙
【詞書】眩暈は完治しておりませんが、空を背景にする写真が
  撮れたことを詠ませて頂きました。
☆少々の眩暈・クラクラ残りつつ 空背景のシャッター押せた
【詞書】オークションでカメラのワインダーを購入したのですが
  故障品であったことを詠ませていただきました。
☆「作動する」記載あるのに作動せず オークションにて騙されたのか
                         西BOOさん
【解説】
 今回も、追加も含めて身近な題材をテーマに3首詠んで頂きました。
 一首目の歌は、冬の寒さと、その中で咲く水仙の美しさを対比させる
 ことで、水仙の凛とした強さを際立たせています。みぞれが降る
 寒い夜にも、水仙が堂々と咲いている様子が浮かび上がり、自然の
 厳しさの中での一点の美しさが、詩的なイメージを強く印象づける
 良い歌と思います。
 二首目、青空を背景にシャッターを押せるまでに回復したとの詠歌。
 もう一息ですね。じっくり治して参りましょう。
 三首目は、オークションの怖さですが、防ぐ手立てと保証システムの
 確立が待たれますね。

     「陽だまりに咲く 富士さくら」

【詞書】母を偲ぶ短歌を三首、出詠いたします。
☆手に慣れし箸よ 茶碗よ 亡き母のやはらに盛りし 豆のごはんよ
☆追ひ越して 母の筈なきセーターは 母の遺愛の 美(は)しき瑠璃色
☆春眠に目覚めて夢を見しやうな そばに母ゐて 母なほ若し
                         みっちっちさん
【解説】
 お母様を偲ぶ、さらに「母恋」の3首の歌はいずれもお母様への深い
 愛情と、過ぎ去った日々への哀切さが滲んでいます。
 特に二首目の歌は「追ひ越して」「筈なき」「遺愛の」
 「美(は)しき」など、情緒に満ちた言葉が並んでいますが「遺愛の」
 という言葉は、お母様への深い愛情を感じさせます。また、
 「瑠璃色」という鮮やかな色彩は、セーターだけでなく、歌全体に
 華やかさを添えています。
 また、鮮やかな色彩を用いることで、歌に深い余韻を与えることに
 成功しています。
 三首目は、女性ゆえの感性でしょうか。「母なほ若し」の表現は
 私たちには中々歌えないものを感じてしまいました。

【詞書】春の歌3首です。
☆目の悪い友の手の上(へ)に紙雛をのせて祝いぬ弥生よき日
☆うつむきて固き蕾の三椏と共に待ちます春の足音
☆さりさりと青きレタスの歯ざわりにジグソーパズルのピース埋めゆく
                         夕庵さん
【解説】
 春を待つ三首の歌を詩情豊かに詠んで頂きました。
 二首目の歌は、まだ固い蕾をつけた三椏の花と共に、春の訪れを
 待つ様子が鮮やかに描写され、冬の寒さが残る中、春の訪れを
 待ちわびる気持ちが切々と詠われています。
 「うつむきて」「固き蕾」「三椏」など、硬質な言葉が並んで
 いますが、これは、冬の寒さや三椏の蕾の硬さを強調する効果が
 あります。また、「待ちます」という表現には、春の訪れを待つ
 作者の強い意志を感じさせ、希望に満ちた春が訪れることを
 予感させる歌となっています。
 三首目の「さりさりと」の表現が新鮮です。

【詞書】YouTube短歌:G線の絆
☆絆は一本だけ
   細いG線だけ

     でも深く響き渡る
           心に
                         自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 YouTubeで、多くのG線上のアリアを聴いてきました。バイオリン、
 チェロ、オーケストラ、ピアノやオルガン独奏、フルート。
 伴奏もピアノ、ギターだったりします。流される映像も違っています。
 演奏者の表現方法それぞれが違っていても、心に響き渡って来ます。
 それだけヨハン・セバスチャン・バッハが偉大なのだろう。
 正式名称は「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068」第2曲「エール (Air)」
 です。
 下記URLに様々なG線上のアリアの映像を貼付しております。最初は、
 令和 6年2月6日にお亡くなりになった小澤征爾さん指揮のオーケストラ。
 1995年1月23日演奏と言う事で、阪神淡路大震災の犠牲者の哀悼の
 意があり、小澤さんは一瞬黙祷をしていました。
 それぞれのAir on G Stringを楽しんで、自分の好きなものを選べば
 良いと思いますので、御覧戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/6f4d74e06c660b8719355fa791bcae86
【解説】
 【短歌説明】でも記されていますように、「G線上のアリア」は、バッハ作曲
 『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」の通称ですね。
 ヴァイオリンのG線のみで演奏できるように編曲されたもので、
 ヴィルヘルミによる編曲が有名で、原曲よりもゆったりとしたテンポで演奏
 されることが多いと言われています。
 G線はヴァイオリンの4本の弦の中で最も太く、温かみのある音色を持ち、
 哀愁漂う美しい旋律を奏でていると感じます。
 詠われているように「でも深く響き渡る 心に」の句が、小澤征爾さんの 
 姿と共に心に沁みます。特に「心に」の改行に作者の工夫の跡が偲ばれます。
 自由律でありながら、静かに訴えかける韻律を感じます。


     「咲き初める ミモザ」

【詞書】3月8日は国際女性デーで、“ミモザの日”とも言われます。
  この日は、イタリアでは昔から女性に感謝の気持ちを込めてミモザの
  花を贈るんだそうで、“ミモザの日”はそれに由来しているのだとか。
  感謝も良いですが、全世界的に(当然、勿論、確実に!日本も含めて!)
  女性の、女の子たちの人権が普通に認められますように。ミモザの
  輝くような花色は、それを願い、そのために闘う全ての女性にとって
  灯台の光のような希望の象徴でありますように…。日本でもまだまだ
  性暴力や性被害、理不尽な出来事の中に晒されている女性は多いです。
  どうか女性が心を押し込めずに、その人らしく生きられますように…。
  “女の子”“女性”ということでの不利益を私でさえ受けた事は
  あります。(世間的には微々たるものではあるでしょうが)…どうか
  “些細な事”からでも女性への人権が認識されますように…。
☆女性への感謝を示す黄金(きん)の花 ミモザよ心に光を灯せよ
【詞書】3月8日に衝撃的なニュースがありました。「Dr.スランプ」
  「ドラゴンボール」など、アニメも共に、世界的にも人気のある
  作品を創り出してきた漫画家、鳥山明氏が3月1日に68歳で亡く
  なられていたということです。「早い!」と思い、高校時分から
  しばらく「週刊少年ジャンプ」を読んでいて、(目当ては違う
  漫画でしたが)「Dr.スランプ」は割と初期に近いの頃 から、
  「D.B」は連載開始から読んでいました。「Dr.~」のコミックスは
  1~4巻しか買ってなかったんですが(甥にあげたはず)、「D.B」は
  10巻ぐらいまでだったはずですがまだあると思います。
  かわいいのにむちゃくちゃなアラレちゃんや、強くて…いや、
  強くなろうと頑張っていた悟空が好きでした。ギャグや個性的な
  キャラクターも面白く、魅力的で絵そのものの雰囲気も初めて
  見た時は他とは一線を画していると感じました。各コミックスの
  表紙なんて、人物も素敵に描いておられたけど、車やバイクなど
  何らかのメカが必ずと言っていいくらい描かれていて、それは
  もうセンス良く、カッコ良かったです。一枚もののポスターで
  欲しいななんてよく思いました。…世界中のファンが先生の訃報
  に接して悲しんでいました。謹んでご冥福をお祈り致します…。
  楽しい世界をありがとうございました…。
☆「お疲れ様、ばいちゃ!」と言って送りたい 世界が悼む鳥山明氏
【詞書】3月8日の鳥山明さん死去の報に続いて、翌9日にも悲しい
  ニュースがまた一つ流れました。34年続く人気アニメ
  「ちびまる子ちゃん」のまる子役を初回から34年演じた声優さん、
  TARAKOさんが3月4日に63歳で亡くなられたそうです。長く続く
  アニメ作品は脇役キャラクターのみならず、時には主役の声優
  さんも交代される場合があります。(今までも、主役の声優さんの
  死去による交代は、よく知られている例なら「ルパン三世」の
  ルパンが現在の栗田貫一さんに代わられたことなど、あると
  言えばあります。高齢などの理由なら、「ドラえもん」が主要キャラ
  だけでなく脇のキャラも一斉に交代した例などがあります)
  しかし、体調を崩して闘病中だったとか、アフレコの様子(車椅子
  で臨んでおられた)などは知らなくて、あまりに急でしたから驚き
  ました。
  年齢も近いし…。TARAKOさんは、「機動戦士ガンダム」の次の次に
  (私が高校の頃、’81年か2年ぐらい)放送していた「戦闘ロボ
  ザブングル」というアニメで初めてお名前を見ました。主要キャラ
  の一人?で小さい子供のキャラでした。それから10年かそこらで、
  まるちゃんでしたか…。かわいいけど毒があり、わがまま言ったり
  友達と笑ったりお姉ちゃんとケンカしたりお祖父ちゃんとまったり
  したり…ふつうの小学生の女の子を34年間演じられた…。
  お疲れさまでした。まる子ちゃん、好きでしたよ…。謹んで哀悼の
  意を表します…。
  …しかし、アニメ、漫画、小説などのキャラクターってそれに携わる
  人が亡くなっても、人々が忘れない限り永遠ですね…。(光源氏しかり…)
☆アフレコに車椅子でも参加した
      プロの根性 TARAKOさんかな
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も「国際女性デー」「鳥山明氏哀悼」「TARAKOさんの訃報」と
 ホットな題材を、心を込めて詠んで頂きました。
 特に一首目の歌、「国際女性デー」はマスコミ等での盛り上げが、若干
 少なかったと感じましたが、その中で「国際女性デー」について詠んで
 頂き貴重な詠歌と考えます。
 「国際女性デー」は、1904年3月8日、ニューヨークで女性労働者が
 婦人参政権を求めてデモを起こしたことが起源となっているとのこと。
 この歌は、黄金色のミモザが心に光を灯すことを詠い、希望や前向きな
 気持ちを象徴していることを表現しています。歌は簡潔ながらも
 「女性の人権尊重」を始め、深いメッセージを伝える力を持っており、
 心に響く美しい作品と考えます。
 おっしゃる様に人権意識も“些細な事”から、しっかり取り組んで
 いくことが大切と思いますし、心してかからねばなりませんね。
 二首目、三首目、日本のアニメ史を開拓し、支え、発展させ、世界に
 冠たるものにした功労者とも言える、お二人の訃報は寂しい限りですね。
 その想いを、作者の人柄が滲む表現で詠って頂いた味わいのある挽歌に
 なっています。私達も、謹んで哀悼の意を表したいと思います。

☆デブリなお 取り出されずに潜みいる 原発荒野の象徴として
                         ポエット・M
【解説】
 デブリとは、福島第一原発の事故発生時、メルトダウンにより炉心に
 格納されていた燃料が過熱・溶融し、冷えて固まったものです。ここから
 毎時73シーベルトという強い放射線が放出され、この放射線量を浴びると
 人間はわずか5分間しか生きられとの報告があります。
 原発の1号機から3号機の内部には、総計で約880トンの燃料デブリが
 今現在存在しています。燃料デブリの取り出しは、廃炉作業の中核となる
 重要なステップですが、当初予定を変更し23年度後半に延期されました。
 しかし、未だ1グラムも取り出されていない状況にあります。
 
 福島第1原発では、今もデブリに水をかけて冷やし続けており、1日平均
 100トン程度の汚染水が発生しています。これは「原発荒野」の氷山の
 一角ですが、原発の再稼働も計画されている中、3.11の節目にこのような
 事実にも、しっかり目を向けていきたいとの想いで詠んで見ました。
 
 
     「未だ咲く シクラメン」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(30)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
11.「短歌の章」 嵯峨野の春(2)

   一盞の酒かたぶけてまどかなる
           月に向ひて何頼むべき
            
   嵯峨野行き鮎の宿訪ひつたやにて
           初鮎を妻と今宵食ぶる

   嵯峨豆腐 春浅ければ湯豆腐を頼みて
          一杯(ひとつき)の酒に酔ひたり
  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】前週に続き掲載致します。
 fumiel-shimaさんからのコメントを掲載致します。

 毎回、お邪魔するごとに拙いコメントでも何か一言…と思う
 のですが、今日は思い切って私の感想を述べてみます。
 的外れかもしれませんがご容赦願います。
 私には短歌は詠めませんが皆さんの短歌をそっと読ませて
 いただき、いつも感動で胸が震える思いです。
 ☆西BOOさんの歌について
  ・今は25歳になった私の孫娘と同じ目線で見たあの日の景色…
   日ごとに変わるような天気と自分の思いを併せて気付けば
   未だ2月をあらためて知るような気持・・そして遠い日の
   2月の思い出・・・。懐かしさでいっぱいになりました。
 ☆夕庵さんの歌について
  ・熱い湯豆腐を口に運ぶ映像と冷たさを思わせる2月の雨も
   優しい薄絹に喩え、こず枝の梅の蕾に思いを寄せる情景は心に
   沁みました。
  ・さらに「春霖」という言葉で春を先取りし、その中に
   ゆったりと身を置く作者の気持の豊かさに感動しました。
   きっと良い転寝だったのでしょう。
 ☆自閑さんの歌について
  ・「ニューシネマパラダイス」は私も大好きな映画で、何度も
   何度も観ましたが、サルヴァトーレ(トト)とアルフレードの
   心温まる友情はその音楽と共に心に響き、忘れることは
   できません。車の中でもサウンドトラック(モリコーネ)を
   よく聴いています。
 ☆みっちっちさんの歌について
  ・どの季節についても母を想い、母との思い出を大切にする
   作者が鶯の声で空を仰ぎ、さらに母の深い愛を知る情景が
   浮かんでくるようです。
  ・私は息子夫婦と飲む機会は多いのですが、娘の夫は下戸なので
   娘たちと一緒に飲むことはなく、羨ましく思いましたが、その
   機会があるとすればやはり朝まで語り明かすだろう‥と思いました。
  ・「同じ人想ひし友よ・・」に信頼できる親しき友とお互いに
   心中密かに競い合うような乙女心を感じ、切なくもあり、
   楽しくもある気持ちが伝わってくるようでした。

ポエット・Mの返答コメント
 fumiel-shimaさん いつも、水曜サロンに温かな励ましと、的確な
 歌評を頂きありがとうございます。
 fumiel-shimaさんの歌評は決して「的外れ」ではなく、歌の本質に
 迫っていると感じます。
 そして、西BOOさんもおっしゃるように、何よりも詠む方の
 「歌を詠むモチベーションがUP」していることに繋がる歌評と
 思っています。これこそ、歌評の神髄と学ばせて頂いています。
 これからも水曜サロンを温かく見守って頂ければ幸いです。

     「咲き初める 紫ハナ菜」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その123)ネット歌会

2024年03月13日 05時50分54秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その123)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める 白モクレン」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆みぞれ降る凍える寒き夜見ても凜と咲き居り庭の水仙
                         西BOOさん
★満開の群れ咲く丘の水仙は 風の靡けば海へとなだる
                         夕庵さん

☆さりさりと青きレタスの歯ざわりにジグソーパズルのピース埋めゆく
                         夕庵さん
★最近に、はまりし前菜スプラウト ブロッコリーの旨味秀逸
                         西BOOさん
★百歳を目指す免疫身につけよ 野菜の王様ブロッコリースプラウト
                         夕庵さん
★抗酸化ポリフェノールにEPA 現代食は気づかい多し
                         西BOOさん
★あれがいいこれがいいぞとコマーシャル もう間に合わぬ今さらなにを
                         夕庵さん
★コマーシャル 初回に限り 安くして 2回目からは 財布が持たぬ
                         西BOOさん
★買い物はカード決済多くして 大きな財布は薄い財布に
                         夕庵さん
★決済は現金主流なりとても カメラ買い過ぎ薄い財布に
                         西BOOさん
★西BOOさん カメラの趣味もほどほどに
           山の女神(かみ)さま怒り出すぞえ
                         夕庵さん
★「もう最後」何度も幾度も思いつつ 購入するは一つの病気
                         西BOOさん
★一途なり 写真の神髄求めむと趣味の域でて高みを目指す
                         夕庵さん
★プロ並みと言われ極限プレッシャー カメラ・レンズを信じ切るのみ
                         西BOOさん
★信ずれば花開く と言うように その一枚は家族の宝 
                         夕庵さん

☆うつむきて固き蕾の三椏と 共に待ちます春の足音
                         夕庵さん
★ふるさとの山いつぱいに三椏の 黄色溢るる知らせを待ちぬ
                         みっちっちさん

     「咲き初める 富士さくら」

☆手に慣れし箸よ 茶碗よ 亡き母のやはらに盛りし豆のご飯よ
                         みっちっちさん
★朝夕に手に馴染みきし塗りの箸 娘(こ)と求めしよ輪島朝市
                         夕庵さん
★金沢に輪島朝市復活の 朝のニュースに春の訪れ
                         みっちっちさん
★朝市で魚の捌きを教わりし 店のあの娘は如何に居ますや
                         夕庵さん
★大まぐろ解体ショーを 和歌山の 黒潮市場に楽しみしこと
                         みっちっちさん
★打ちつける 荒波に浮く円月島 海蝕洞に夕陽の沈む
                         夕庵さん
★隠岐島の奇岩に夕陽沈みゆき ローソク灯る奇跡の景色
                         みっちっちさん
★近頃は旅費の値上げにひと思案 年金者にはぐっとこらえて
                         夕庵さん
★近頃は旅する暇もなきほどに ジムに卓球 楽しむ我よ
                         みっちっちさん
★三月も半分過ぎて思うこと 予定をこなし腰を伸ばして
                         夕庵さん
★三月は卓球戦の多くあり 予定こなすは体力勝負
                         みっちっちさん

☆目の悪い友の手の上に紙雛を乗せて祝いぬ弥生よき日
                         夕庵さん
★今いちど優しく撫でて 流し雛 川を流れて大海までと
                         みっちっちさん
★紙雛も役目を終えて箱のなか 黒髪撫でれば息の通いぬ
                         夕庵さん
★幾とせも箱に眠りて お雛様 おとろへ知らぬ黒髪の艶
                         みっちっちさん
★陽の射せばきわ立つ白髪のほろ苦さ 春雪ならば溶けゆくものを
                         夕庵さん
★白髪はそのままにして 亡き母の 春日に萌ゆる笑顔を今も
                         みっちっちさん
★わが子さえ白髪数える歳になり何恥じらうや八十路のわれは
                         夕庵さん
★白髪をうすむらさきに染めし女(ひと) 八十路愉快と春日に萌ゆる
                         みっちっちさん
★みっちっちさん 「八十路愉快」になるほどと好きな短歌と日がな遊んで
                         夕庵さん
★夕庵さん「八十路愉快」の大先輩 見習ひの吾(あ)はついてゆきます
                         みっちっちさん
★どこまでもついてゆきます花嫁の 花の三月チャペルの鐘に
                         夕庵さん
★教会のきざはし降るるカップルは フラワーシャワーのきらめきの中
                         みっちっちさん
★教会の懺悔の涙を流しいる ヴェールの下の白い横顔 
                         夕庵さん
★花嫁を奪ふ衝撃「卒業」よ チャペルで叫ぶダスティホフマン
                         みっちっちさん
★記念にと卒業の日の金ボタン胸に揺れてる想い出いまも
                         夕庵さん

☆人にあり AIもたぬゾーンあり 肌のぬくもり 想いのゆらぎ
                         ポエット・M
★AIに 意識・感情は創れない 養老先生するどき眼で
                         夕庵さん
★AIに 人の温もり求めるは 水に字を書く 技に似たるか
                         ポエット・M
★人間は神の創りし宝物 水の上(へ)歩くこと 叶わぬて
                         夕庵さん
★賜りし ひとつの命それぞれに 守り生きるは一義の使命
                         ポエット・M
★大切な わが命なり 災害の 避難場所など 再確認す
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める ラッパ水仙」

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コメント (46)
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