第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その120)ネット歌会
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「咲き競う 白梅」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆大谷のドジャース初のキャンプイン 肘の故障も棚越え連打
西BOOさん
★大谷選手(おおたに)は日本男子よ 堂々の世界の大谷と上りつめゆく
夕庵さん
★沢村賞 他のタイトルも独占す 山本投手も期待高まる
西BOOさん
★大谷は爽やか笑顔のなかにある いかなプレッシャーを踏み越えゆくのか
夕庵さん
★高校で目標シート掲げたる 「ゴミを拾う」を今も実践
西BOOさん
★被災地のボランティアらのゴミ処理は 迅速・丁寧 よくぞそこまで
夕庵さん
✰少女らのひそひそ話するようにレース揺らせてシクラメン咲く
夕庵さん
★「内気」なる花言葉なりシクラメン 花びらたるや「ひそひそ話」
西BOOさん
★内気なる性格のまま年経るも 二人の子らは欠片も見えぬ
夕庵さん
☆ふるさとの山河は寂と霞たち 落日の鐘ひとつ渡りぬ
みっちっちさん
★子規聞きし同じ鐘の音境内に響きて春ののどけさにいる
夕庵さん
☆寺町に待ち合はせして 八重霞 君見えぬまま立ち尽くしをり
みっちっちさん
★時計草の針を数えて待つほどに手を上げ車道を駆けてくる人
夕庵さん
★向こうから駆けてくる人 君じゃない 期待と不安 交じる初恋
みっちっちさん
★初恋は胸奥深く秘めるもの 思えど文字に幼く残れり
夕庵さん
★放課後に君が帰りし 路地裏に 背を見るのみの初恋なりし
みっちっちさん
★初恋の人と再会した日には素直に「好き」と言える 不思議
夕庵さん
★ふつふつと素直になれぬ わだかまり 捨てて自ら「ごめん」と言はむ
みっちっちさん
★「ありがとう」の言葉美し 二歳児は 歌うたうように腰をかがめて
夕庵さん
★「またあした」冬夕焼の下校道 恋を語りし友垣は今
みっちっちさん
★わが家は坂多き街マスク取り ヨイショッ コラショッと声かけ帰る
夕庵さん
★坂多き街に住み継ぎ 丘の上 煌めく春の海見はるかす
みっちっちさん
★見渡せば 匂い漂う梅林は 淡く波打つ 雲海のごと
夕庵さん
「咲き競う 河津桜」
☆渋滞のヘッドライトが竜のごと 霞の帯を街はづれまで
みっちっちさん
★菜の花の黄色の帯は何処までも続いて春は駆け足で来る
夕庵さん
★ネモフィラの丘の向こうの海広く 青冴へ冴へと 春は来にけり
みっちっちさん
★ネモフィラは白い風車の丘を染め 花びらふるわすベストシーンに
夕庵さん
★柚子畑を見守るやうに 瀬戸内の 十五の風車 春風の中
みっちっちさん
★甘い香の流れる広きバラ園に米撞く水車ポツンと在りぬ
夕庵さん
★甘き香の苺ほおばり 身のうちに 恋の記憶の広がりゆけり
みっちっちさん
★かの恋の思い出遙かに美しく 渡せぬ写真もおぼろになりぬ
夕庵さん
★押入れの宝箱には 色褪せし 二人の写真捨てぬままあり
みっちっちさん
★日記帳 言えぬ言葉の潜みいて ひととき過去と遊ぶ日のあり
夕庵さん
☆少女らのひそひそ話するようにレース揺らしてシクラメン咲く
夕庵さん
★真白なるアオザイ纏ふ少女らの笑顔弾けるサイゴンの朝
みっちっちさん
★中国は 太極拳の人多く ゆるり空気の流れる公園
夕庵さん
★ゆるゆると大気動かし 太極拳 魔法のごとく春をもたらす
みっちっちさん
★アラジンの魔法のランプに願い事 すれど煙も出してはくれぬ
夕庵さん
☆春陽といえど名のみに雪降らせ 涙法師の空となりゆく
夕庵さん
★名残雪見ぬまま春は淡くして タイヤ交換せぬも幾年
みっちっちさん
★人乗せぬこと条件に更新し 真っ赤な車で友の去りゆく
夕庵さん
★山里の社の裏の日だまりの 緑に映ゆる 真っ赤なポルシェ
みっちっちさん
★山里の木隠れに咲く百合一輪 苦しき恋を物語るよう
夕庵さん
★遠き日の苦しき恋のひとつづつ 桐の小箱に 畳みしものを
みっちっちさん
★小箱には誕生石のイヤリング 捨てられずあり片方なれど
夕庵さん
☆舟唄になぜか涙のこぼれいる 燗酒すでに冷えるも知らず
ポエット・M
★ちーたんはあきちゃんのうたにねむるのや なつかしこえにのどをならして
夕庵さん
★ちーたんはあきちゃんねむるそのひにも あきちゃんまちて ねむることなく
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「河津桜とメジロ」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆ピリピリと山椒の佃煮舌を刺す鞍馬の天狗ご機嫌斜め 夕庵さん
★叡山線乗りて早々雪国に 終点下車し雪上登山 西BOO
よろしくお願い致します。
☆節分に鞍馬寺ゆく雪の中 一番の矢を取りし思ひで 西BOOさん
★ピリピリと山椒の佃煮舌を刺す鞍馬の天狗ご機嫌斜め 夕庵
(山椒の佃煮は鞍馬の名物です)
よろしくお願いします。
☆島出ると 決めて少年 確かなる 歩みで春の 港に立ちぬ みっちっちさん
★息(子)を送る母の心配尽きぬとて故郷の味郵パックで出す 夕庵
よろしくお願いします。
☆今はもう美山も遠し雪のなか古りし神社に詣でしことも 夕庵さん
★節分に鞍馬寺ゆく雪の中 一番の矢を取りし思ひで 西BOO
よろしくお願い致します。
⭐️目立たぬも確かな足で社会へと きみの名刺はまだ新しい
夕庵さん
★島出ると 決めて少年 確かなる 歩みで春の 港に立ちぬ
みっちっち
よろしくお願いいたします。
☆「翔」の字の回りに友らの文字並び 端に目立たぬ君のちさき字 みっちっちさん
★目立たぬも確かな足で社会へと きみの名刺はまだ新しい 夕庵
よろしくお願いします。
⭐️色紙には太い楷書の文字「翔」と 君に送らむ旅立ちの日に
夕庵さん
★「翔」の字の回りに友らの文字並び 端に目立たぬ君のちさき字
みっちっち
よろしくお願いいたします。
☆茶掛けには 夢の一字の 草書体 京の茶の師の達筆なりし みっちっちさん
★色紙には太い楷書の文字「翔」と 君に送らむ旅立ちの日に 夕庵
よろしくお願いします。
☆籠もる日に氷雨は降るもブーツ履き 冬芽膨らむ森に分け入る ポエット・Mさん
★森ふかく分け入り行きて遠近の 樹の精たちの言葉探しぬ 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
☆籠もり居ては感嘆詞など見つからぬ ケトルの笛に追い出されたり 夕庵さん
★籠る日に氷雨は降るもブーツ履き 冬芽膨らむ森に分け入る ポエット・M
よろしくお願いいたします。
↓
★そこはかと香の漂いぬ白梅は 気品に満ちてあなたのような
お手数をおかけします。
よろしくお願いします。
☆知恩院の参り帰りに湯豆腐を お勘定みて冷や汗流す 西BOOさん
★雨の日は豆腐一丁あればいい ことこと踊れば今が食べ時 夕庵
よろしくお願いします。
⭐️萩焼の茶器は退職記念にて すっかり馴染みて手に収まりぬ
夕庵さん
★茶掛には 夢の一字の 草書体 京の茶の師の達筆なりし
みっちっち
よろしくお願いいたします。
⭐️そこはかと香の漂いぬ 白梅は 気品に満ちて まるであなたのように
夕庵さん
★白梅の香に酔ひしれて 君のこと 苦しき恋に涙せし夜
みっちっち
よろしくお願いいたします。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆湯豆腐の熱きが身のうちつらぬきて 京の「奥丹」はやも暮れゆく 夕庵さん
★知恩院の参り帰りに湯豆腐を お勘定みて冷汗流す 西BOO
よろしくお願い致します。
☆届きたる紅梅ほのかに香りいる 籠りし吾に春は確かに ポエット・Mさん
★籠もり居ては感嘆詞など見つからぬ ケトルの笛に追い出されたり 夕庵
よろしくお願いします。
☆片恋を諦めし夜の 梅が香の 甘きに泣きし青春にゐて みっちっちさん
★そこはかと香の漂よいぬ白梅は 気品に満ちて まるであなたのように 夕庵
☆ぐひ呑みは一品ものの有田焼 酒は甘めで会話弾みぬ みっちっちさん
★萩焼の茶器は退職記念にて すっかり馴染みて手に収まりぬ 夕庵
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
☆紅梅のひと枝手折り籠もり居るあなたに届けむ春の息吹を 夕庵さん
★届きたる紅梅ほのかに香りいる 籠もりし吾に春は確かに ポエッ・トM
よろしくお願いいたします。
夕庵さんへの返歌です
⭐️恋敵 ひそかに勝ると自負めいて いつか気づくと期待して待つ
夕庵さん
★ 片恋を諦めし夜の 梅が香の 甘きに泣きし青春にゐて
みっちっち
⭐️楽しみは酒酌み交わす バッカスも呼びて同胞久の集いに
夕庵さん
★ぐひ呑みは一品ものの有田焼 酒は甘めで会話弾みぬ
みっちっち
よろしくお願いいたします。
☆君忍ぶ 香り切なく月ヶ瀬の 岸に相見し紅梅の花 ポエッ・トMさん
★紅梅のひと枝手折り籠もり居るあなたに届けむ春の息吹を 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です。
☆人の世のかなしきことに かかわらず山桜咲く月ヶ瀬の里 夕庵さん
★君偲ぶ香り切なく月ヶ瀬の 岸に相みし紅梅の花 ポエット・M
よろしくお願い致します。
☆稜線におぼろ月見て 山ホテル酒酌み交はし考(ちち)のうんちく みっちっちさん
★楽しみは酒酌み交わすバッカス(酒神)も呼びて同胞久の集いに 夕庵
よろしくお願いします。
☆同じ人想いし人よ 今日からは 恋敵とふ あの日のふたり みっちっちさん
★恋敵ひそかに勝ると自負めいて いつか気づくを期待して待つ 夕庵
☆2月とて 雨の降る日が続けども 雪合戦した昔懐かし 西BOOさん
★窓に降る雨の日は好き ひとりきり 音なき春の雨ならなおさら 夕庵
よろしくお願いします。
☆温暖化この先いつまで続くのか 20年後のスキー場は 西BOOさん
★今はもう美山も遠し雪のなか古りし神社に詣でしことも 夕庵
✰温暖化にすべてのものが狂いだす 今年のスキーは雪借りてくる 夕庵さん
★温暖化この先いつまで続くのか 20年後のスキー場は 西BOO
よろしくお願い致します。
夕庵さんへの返歌です
⭐️湯豆腐の熱きが身のうちつらぬきて 京の奥丹はやも暮れゆく
夕庵さん
★湯豆腐の湯気のぬくみを ふうふうと 共に味はふ夫婦なりけり
みっちっち
よろしくお願いいたします。
☆朝顔の 萎れし姿 そこはかに わびしきものは なきにしもあらず 浅間山明鏡止水さん
★鉢植えの朝顔育てしあの頃は 苦しき恋も知らで 幼き 夕庵
よろしくお願いします。
☆まだ先も 孫と約束 遊園地 止まぬワクワク どちらが子供 西BOOさん
★内臓がひっくり返る経験の ジェットコースター
もう乗らないぞ 夕庵
☆春の風 しかしながらも ふと我に いまだ2月に早すぎないか 西BOOさん
★温暖化にすべてのものが狂いだす 今年のスキーは雪借りてくる 夕庵
よろしくお願いします。
☆あえて世にあらがうごとく咲く花よ 河津桜は凜と際立つ ポエット・Mさん
★人の世のかなしきことに かかわらず山桜咲く月ヶ瀬の里 夕庵
よろしくお願いします。