四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127)

2024年04月10日 05時27分15秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き満ちる 大島桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は
  源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・
  単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻
  名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・12朝顔(あさがほ)
  歌の背景
  光源氏三十二歳。長い年月、朝顔の姫君に心を受け入れてもらえない
  源氏。朝霧の中、秋深い気配の中で、花も小さく衰えて咲いている
  朝顔を折らせて、姫君へ届ける。
〇見し折の つゆ忘られぬ 朝顔の 花の盛りは 過ぎやしぬらむ 
〇秋果てて霧の籬(まがき)に むすぼほれ あるかなきかに移る朝顔
「返歌」
☆朝顔の 美しい景 忘れずに あざやかに残る 穏やかな愛
☆しみじみと 長い年月 省みて 二人の日々に 過ぎ去りしこころ
註)紫式部集・12 
〇ゆかずとも なほかきつめよ 霜こほり 水のそこにて 思ひながさむ 
「返歌」
☆お考え 聞きたい気持ち 楽しみで 思いめぐらす 悩みの工夫
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回は「源氏物語・朝顔」の光源氏と朝顔の君の贈答歌への、返歌2首と
 「紫式部集」への返歌1首を余情を込めて詠んで頂きました。
 一首目は、昔 お逢いした貴女が忘れられません。その朝顔の花は盛りを
 過ぎてしまったのでしょうか…と意訳できますが、光源氏としてはかなり
 失礼な
歌になっています。
 二首目は、それへの朝顔の君の返歌として、秋が終わって、霧のかかった
 垣根に、
萎んで今にも枯れそうになった朝顔の花のような私でございます…と
 つれなく詠んでいますね。
 「朝顔の君」は光源氏に熱心に求愛されながらも、一度もなびかなかった
 女性として物語には登場しています。 光源氏は10代の頃から朝顔の君に
 恋い
焦がれ、追い求めていましたが、ついにその恋が実ることは
 ありません
でした。これらのストーリーを踏まえると、作者が返歌として
 詠まれた1首目の
歌は、光源氏の立場から「貴方への想いは今も鮮やかに
 残」って
いますよ…と、とれますね。こんな詠み方はいかがでしょうか。
【ご参考】
  ★朝顔の 花冴えざえと今もなお 燃ゆる想いの胸底に咲く 
 三首目は、紫式部の友からの文で「筆が進まなくても、やはりお手紙を
 ください。霜や氷に閉ざされた私の悩みも流せるでしょうから」との
 切実な訴えですね。それへの作者の返歌は「悩みを流せる方法を
 私も工夫してみますね」と詠み、優しい思いやりを感じました。

【詞書】故障していたカメラが直ったことを詠ませて頂きました。
☆十年間 故障のカメラ 昨日に空打ちすれば 正常となり
【詞書】信貴山へお参りに行ったことを詠ませて頂きました。
☆信貴山へ 日の出前にお参りへ 猪上神社をブログに残す
 ブログは ⇒ https://ameblo.jp/p52de42cb7/entry-12846339416.html
【詞書】桜が開花した日を詠ませて頂きました。
☆もうそろそろ 桜を確かめ見に行かば ポツンポツンと咲き初めるなり
                         西BOOさん
【解説】
 今回は「故障のカメラ」「猪上神社」「桜が開花」と、アクティブに活動されて
 いる様子が詠まれていますが、病は寛解されたでしょうか。ホッと
しております。
 一首目の、カメラの復活は良かったですね。大切で高価なカメラでしょうから
 安心されたことと思います。そんな想いも滲んでいます。
 三首目の歌は、待ち遠しかった桜の開花を見極め、そのワクワク感と
 咲き初める桜の様が率直に表現されて、好感の持てる歌と感じます。
 今の季節、咲き初める桜を見つめる、多くの方の想いをすくい取った素直な
 詠歌であり、共感を誘います。
 なお、結句は推敲して頂き、「咲き初めるなり」となりました。

【詞書】しゃぼん玉は春の季語です。不思議で楽しくてわくわくします。
  しゃぼん玉で三首詠んでみました。
☆しやぼん玉 春の妖精繰るやうに 野にも空にも夢色あまた
☆ひとつづつ ちさき太陽 映し込み 大空を舞へ しやぼん玉ふは
☆風に揺れ いびつなるまま しやぼん玉 震へてつひに ぽんと割れたり
                         みっちっちさん
【解説】
 春を象徴するシャボン玉にまつわる、儚くも美しい三首の歌を楽しく鑑賞
 させて頂きました。

 二首目の歌は、しゃぼん玉を通して自然の美しさと儚さを優しく、詩情豊かに
 描写しています。

 しゃぼん玉一つ一つに太陽が映り込み、大空を舞っている様子が浮かびますが、
 このイメージは、繊細で幻想的です。また、「ひとつづつ」の反復が、
 リズミカルで耳に残りますし、「しやぼん玉ふは」の部分は、柔らかく響く
 音色が印象的で効いています。

 歌全体からは、しゃぼん玉の美しさと同様に、人生も一瞬の輝きと共に消えゆく
 ものであることを、思い起こさせる深い想いも秘められていると
感じます。

【詞書】桜3首です。
☆朧夜の桜の精はふんわりと 恋人たちのささやきに降る
☆夜桜は妖しの花の精たちが 色めきだちて人を惑わす
☆春嵐よ 黄砂よ 無情な 花の雨 きょうは籠もりて歌を詠むべし
                         夕庵さん
【解説】
 桜にまつわる三首、いずれも「夕庵さんワールド」が展開されていて楽しく
 鑑賞させて頂きました。
 特に、二首目の歌は、夜桜が神秘的で魅力的な存在なのは、花の精たちが
 色めきだちて人を惑わす故と、新たな魅惑的な視点を示唆されております。
 上質なオペラを視聴しているかのような想いに浸れる、抒情に満ちた歌と
 感じます。
 「色めきだちて」は花が鮮やかに咲き誇る様子を示し、「人を惑わす」は
 夜桜の美しさが人々を魅了し、心を奪うことを意味していると考えます。
 この歌は、作者が夜桜の魅力に心を打たれた瞬間を詠われていて、心に
 沁みる詠歌と感じます。与謝野晶子の「桜月夜」の歌を思い出しました。


     「咲き満ちる 染井吉野」

【詞書】YouTube短歌:魔王の舞踏会 プロコフィエフ/「ロメオと
  ジュリエット」~モンタギュー家とキャピュレット家を聴いて
☆権力欲を酒に
 性欲を肴に

 魔王の舞踏会が始まる
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 この曲を初めて聞いたのは、有名ブランドの香水のCMでした。
 先日、何気にCMを聞いていたら、バレエ公演のもので、この曲が
 流れ、この曲がプロコフィエフ作曲の「ロメオとジュリエット」
 騎士たちの踊り(モンタギュー家とキャピュレット家)で
 ある事を知りました。
 魔王が好きなのは、人の権力欲と性欲だろう?と言うイメージと
 なりました。まあ、私だけのイメージでしょうが。
 下記URLにロメオとジュリエットを貼付しておりますので、お聴き
 戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/01b97ad6f6017ec85c5efa2336712e05
                         自閑さん
【解説】
 『ロメオとジュリエット』は、「短歌説明」にもありますように作曲家、
 セルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽であり、イギリスの
 劇作家シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づいて
 構想され、管弦楽組曲3つと、ピアノ独奏用組曲1つが作られたとの
 ことですね。
 「騎士たちの踊り」は、日本では上野樹里主演のテレビドラマ
 『のだめカンタービレ』の挿入曲や、1990年にシャネルの香水、
 エゴイストのテレビCMや、2006年にはソフトバンクモバイルのCM
 「予想GUY」などのBGMとして使用されていますね。
 人間が根源的に持つ「欲」を突き詰めると、詠われているようになる
 でしょうが・・・、この歌は、権力欲と性欲という人間の
原始的な欲望を、
 酒と肴に例えてイメージとして伝えています。

 これにより、舞踏会といった場の華やかさとは裏腹に、その根底に流れる
 暗い欲望を浮き彫りにしていると考えます。

 さらに、「魔王の舞踏会が始まる」というフレーズは、これから起こるで
 あろう混沌とした出来事への予兆を掻き立てています。

 また、この歌には、ウクライナ、ハマス・イスラエル紛争を例に出す
 までもなく、力による支配と、分断がより顕著になってきた
今だからこそ、
 伝えたい大切なメッセージが込められているとも
感じます。

【詞書】いや、とんでもないことになりました。昨日からトイレが詰まって
  しまい、自分でラバーカップなどでやってみましたが埒が開かず、
  業者さんに来てもらいました。30年以上何もしていなかった排水管が
  どえらいことになっていました。結局高圧洗浄車を呼んでもらったり、
  便器ごと替えたり何やかんや…。取りあえず、便器よさらば。やはり5年
  に1回ぐらいは排水管の洗浄はした方が良いそうです。それと、“流せる”と
  うたっていてもおそうじシート等は使わない、使うと
したら流さず別に
  捨てるとかにして下さいと言われました。
…とにかく昨日から丸一日以上
  大変でした…。

☆昨日からトイレ詰まりで業者呼び
     えらいこっちゃで 総取っ替えや! 
【詞書】4月6日、4月7日の土日は宇治川さくらまつりが開催されました。
  毎年、4/4、5とかだいたいその辺りなんですが、雨だったり、余り咲いて
  いなかったり、ひどい時には“葉桜まつり”状態だったり…。コロナの
  真っ最中は中止だったり…。今年みたいにタイミングのいい
  “さくらまつり”は滅多にありませんでした。前の日でも、平等院が
  見える“あじろぎの道”なども綺麗でしたし。
  7日から京都アニメーションのTVアニメ「響け!ユーフォニアム3」が
  始まることで、主人公の名にちなんで、宇治川べりにある通称
  「久美子ベンチ」と呼ばれる、朝霧橋や朝日山がよく見えて、真後ろに
  平等院、というベンチのところにある2本の桜の木も、きっとベンチごと
  写真を撮ろうと、ファンの人達がたくさん訪れて、アニメのシーン
  さながらの風景を楽しんでいるだろうなと、思い描いておりました。
  両日、天気も何とかもってましたから良かったなあーと…。
  “さくらまつり”にも、同じ日にあったALFEEさんのライブにも行って
  ません。イベントがあろうが無かろうが、人のスケジュールなどお構い
  なしに桜は咲き誇りますよねー!!(何やかんや言って私も浮かれてる?)
☆待つ人の心を桜は知らねども
       “さくらまつり”の満開嬉し
【詞書】4/7放送の「光る君へ」の“紀行”で、藤原道長のお父さんの藤原兼家と、
  ドラマでは、兼家の側室で息子の道綱を猛アピールして
いるお母さん…
  みたいな描かれ方をしている「蜻蛉日記」の作者、百人一首
で言うと右大将
  道綱母が、宇治川を挟んで歌を詠み合ったというエピソード
が紹介され
  ました。今、宇治市は“紫式部ゆかりのまち”で、盛り上がって
ますが、
  道長パパの兼家さんにそんなお話が?!とTVの前で驚いてました。

  あらあらあら~、おとーさんってばなかなか熱いエピソードを持って
  らしたのねー!って感じでした。…しかし、いくら現在とは様子がなんぼか
  違うであろうと思われると言っても、川幅はそれなりにあったと思うん
  ですよね。…お二方とも左岸と右岸でめっちゃ叫んでたんやろなあ…。
  「宇治の中心で歌を叫ぶ」…ですね。余談ですが、「響け!~」のTVアニメ1期で、
  主人公と彼女の幼馴染みで吹奏楽部の仲間の少年が、
宇治橋の下流側と
  上流側の舗道で「(演奏が)上手くなりたい!」って
叫び合うシーンが
  ありましたが、まさか…ね。(名シーンですが…)
考え過ぎですね。兼家さんの
  エピソードから想起されたとか…。
(だったらすごいなあ…)
☆宇治川を挟んで歌を詠んだとか
       藤原兼家 道綱母(みちつなのはは)
                         ちがやねこさん
【解説】
 一首目、「コレステロールのように排水管の中で固まって」との説明は
 言い得て妙ですね。経年劣化と、長年の紙類の蓄積の結果かもしれませんが
 定期的なメンテナンスが必要なんでしょうね。歌から改めてそんなことを
 教えられました。
 二首目、昨年まで、桜の開花時期はかなり早くなっており「さくら祭り」の
 開催時期の設定は、いずこの「祭り主催者」の悩みの種になっていましたね。
 今年の「宇治川さくらまつり」は満開の時期とピッタリ合っていたとのこと。
 主催者と、祭り参加者はホッとし、喜ばれたことが歌からも伝わって来ます。
 「待つ人の心を桜は知らねども」は詠われている通りですね。桜は人の心を
 おもんばかつて咲いているのではない事も自明の理ですが・・・。
 三首目、「宇治川を挟んで歌を詠み合った」エピソードは感動的でも
 ありますね。かつて愛し合う二人は、そのように身を焦がすように情熱を
 傾け合ったのかと思うと、平安の世に生きた人たちも、身近に感じられ
 ます。歌からそんな熱い想いと、静寂に満ちた川の畔で真剣に歌をかわし
 合う、二人の情景が浮かんできます。なお、「響け!~」のシーンも兼家の
 エピソードを踏まえていたと考えたほうが納得感がありますが・・・。
 なお、字数制限の関連で詞書を少し編集させて頂きましたが、ご了承頂き
 たくよろしくお願い致します。


     「未だ咲く ミモザ」

☆春の雨 まといてミモザは濡れいるも 黄金に染まる 雫したたる
                         ポエット・M
【解説】
 この歌は、柔らかに煙る春の雨がミモザに降り注ぎ、その花々が濡れて
 いる様子を詠んでみました。しかも、その雫が黄金色に染まり滴り落ちる
 様子が、なんとも美しく見惚れるほどでした。
 「黄金に染まる」は、月並みの表現で少し気になりますが、雫がミモザの
 花に触れ、その美しさを一層引き立てている様子を表現したくて、こんな
 下の句となりました。ご意見頂ければ嬉しいです。

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(34)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
15.「短歌の章」 武州の栗木神社(1)

   信州高遠の石工伊藤友蔵の       
           ここに来たりて 常夜灯刻めり
            
   春雷のひと時過ぎし雲のはざま
           落ちなむとする陽の赤く燃ゆ

   一輪草白き五べんの花咲かす
           参り路を行けば風香り過ぐ

  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】前週に続き掲載致します。
 チョウキチさんよりコメントを頂きましたので掲載致します。
  「世の動き」 
   歌にも世の動きを取り入れると生き生き感が出て新鮮に感じます。

 ポエット・Mの返答コメント
  いつも、「水曜サロン」を見守って頂き、また心の籠った歌評も頂き
  ありがとうございます。
  おっしゃる通りですね。短歌も世情を抜きに詠むことは出来ませんので
  世の動きをウオッチしつつ、そのもとで暮らす人の想いに寄り添いながら、
  その一人一人の在り方に学び、感じながら歌に紡いでいくことが求められて
  いると感じます。
  「生き生き感が出て新鮮に感じます」との、チョウキチさんのコメントを
  嬉しさと共に、励ましと受け止めさせて頂きます。一行の詩という、ささやか
  でありながら、長い伝統の中で磨かれ、継承されてきた文学に「水曜サロン」
  に集う皆さんと共に、学びつつ取り組んでいきたいと思っています。


     「咲き競う 山桜」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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15 コメント

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短歌投稿 (knsw0805)
2024-04-10 05:44:15
24年4月10日分「走水水源地」に午前3時57分に提出しました。よろしくお願いします。
返信する
ポエット・Mさんへ (西BOO)
2024-04-10 05:53:20
おはようございます。
早速ですが、三首出詠させて頂きたいと思います。

ブログを掲載したことを詠ませて頂きました。
4・2 亡き長男の誕生日 「子守神社」のブログを残す
ブログは ⇒ https://ameblo.jp/p52de42cb7/entry-12846757318.html

桜の撮影を詠ませて頂きました。
スッキリと晴れ渡らずも 雲の間に ねらう桜に照準合わす

裏金問題で詠ませて頂きました。
裏金で ホントに望む処分とは 検察起訴と追徴課税

よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-04-10 06:14:45
おはようございます
たんぽぽの短歌を三首、出詠いたします

⭐️街角のコンクリートの割れ目より たんぽぽひとつ咲き誇る黄よ

⭐️たんぽぽの隣に座り 生き継ぐる いのち重きを見る昼下がり

⭐️たんぽぽの絮(わた)吹き 心晴れやかに 見やる美空に浮雲ひとつ

よろしくお願いいたします。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2024-04-10 10:30:12
おはようございます。
先日尋ねた京都御所の桜です。

☆御所桜 しずかに咲きてゆくからに こころ静めて
ま向かいて見る

☆朧夜にさくら音なく散りゆくを 頬杖つきてひとり窓辺に

☆外国(とつくに)の人ら感嘆の声あげて 桜撮るのを譲りて待ちぬ

よろしくお願いします。
返信する
皆さんの気持に少しでも近づけるよう・・・ (fumiel-shima)
2024-04-10 16:10:29
みなさんお一人お一人が描かれたイメージに少しでも近づけるように・・と
何度も繰り返し読ませていただきました。

過ぎし日の‥あるいは今やはるか遠い日のあの思い出・・・
皆さんのいつまでも心に残るような大切な気持とその光景が
朧気ながら春風に乗って私にも緩やかに伝わってくるようです。

そして皆さんそれぞれが持つ大きなものへの想像力と目の前の
小さな事象への細やかな神経、気配り・・それらが映像となって
私の胸の中でも膨らんでいくようです。

皆さんがものを見た瞬間に言葉が浮かぶその時の様子と表情を
想像するだけで感動します。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2024-04-12 09:21:59
Kenさん おはようございます。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

今回の「乙女」は、かつての友、光源氏と、頭中将の子供たちが繰り広げる
「禁じられた恋」がテーマになっていますね。
光源氏と葵上の息子「夕霧」と、内大臣(頭中将)の娘「雲居の雁」が無理矢理
引き離される哀しい物語が背景に詠われています。

一首目の光源氏の歌は「かつてのうら若い舞姫も、今は神さびてしまわれた
でしょうね。天つ袖を降って舞った、あの頃の古き友である私も年を取って
しまったのですから」と意訳できます。従ってKenさんの返歌は、懐かしさと
未だ残る仄かな恋心を留めていて、佳い返歌と思います。

二首目の「五節」の歌は、「五節のことに託しておっしゃるなら、日差しに
当たった霜が袖のところで溶けるように、かつて舞姫として「日陰のかづら」
をかけた私が貴方になびいたことも、今日のことのように思い出されます」と
意訳できます。これらを踏まえて、こんな思いを吐露して詠んでみましたが…。
★遥かな日 日陰の葛 かけて舞う 君になびきし 思い秘めつつ

三首目の夕霧の歌は「日の光にもはっきり分ったでしょう、少女が舞った
天の羽袖に私がかけた熱き恋心は」と意訳できますので、Kenさんの返歌は
「舞姫に 思いのほどが」と詠い、その想いを受け止めていると感じます。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2024-04-12 21:33:18
西BOOさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目の歌、今は亡きご長男への追善の一環でしょうか、「子守神社」の
調査と写真撮影等を行い、その結果をブログへ掲載されていますね。
ご長男への、父としての想いは天国の御子息にも届いていることと思います。
「4・2亡き長男の誕生日 13日に息を引き取る」の西BOOさんの挽歌が心に沁みます。

二首目の歌、曇り空の下での桜の撮影は中々難しいものと思いますが、
西BOOさんの感性と、技をもってすれば「雲間の桜」もきっと素敵なアートに
なることと思います。そんな自負も滲む西BOOさんらしい歌と感じます。

三首目の歌、裏金問題は実態解明もせずに政権内の力学のみを優先させ
極めて中途半端な処分で幕引きにする。この事実に国民の皆さんの怒りは
おさまらず、煮えたぎっていますね。この状況への有力な提案を詠って
頂きました。司法の本来の果たすべき役割と、財務省の在り方も問われていると考えます。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
みっちっちさんへ (ポエット・M)
2024-04-12 21:35:26
みっちっちさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

都会の片隅で逞しく生きる「たんぽぽ」に注ぐ、みっちっちさんの眼差しの、
確かさを三首の歌から改めて感じました。

一首目の歌は、都会の無機質なコンクリートの隙間から生命力あふれる
たんぽぽが一輪、勇敢にも黄色く咲き誇っている様子を描写しています。
自然と人工物との対比が印象的で、黄色いたんぽぽの存在が都市の風景に
一筋の希望や温もりをもたらしているように感じられます。
また、「割れ目より」という表現は、たんぽぽが厳しい状況を乗り越えて
生きる力強さを象徴しているとも言えます。
これは、二首目の「生き継ぐる いのち重きを」に繋がる、生命の持つ
不屈の精神を讃える歌になっています。

三首目の歌の下の句の「美空に浮雲ひとつ」の表現もいいですね。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2024-04-12 21:37:16
夕庵さん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

京都御所の桜をテーマに、趣の異なる三首を詠んで頂きましたが
いずれも完成度の高い歌と感じます。

特に、二首目の歌は、 月がほのかにかすんで見える静かな夜に
音もなく散っていく桜の花びらを、窓辺でひとり頬杖をつきながら
眺める夕庵さんの姿が浮かんできます。

朧にかすむ淡い月光に照らされて桜の儚い美しさが、一層際立って
見えます。そんな情景を眺めながら、静寂の中でひとときを過ごす。
なんとも豊かな時のながれでしょう。
詩的で、内省的なイメージもあり、季節の移ろいに感じる感傷を
さり気なく表現した優れた歌と感じます。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
fumiel-shimaさんへ (ポエット・M)
2024-04-12 21:39:04
fumiel-shimaさん こんばんは。
いつも水曜サロンへ、励ましと温かな、お心の篭もったコメントを
頂き私はもとより、各々のメンバーも励まされております。
改めて、ありがとうございます。

「短歌を詠む者は現実の表現者であり、半歩先の預言者であれ」と
私の短歌の師より教えられたことがあります。
fumiel-shimaさんもおっしゃる様に、目の前で起こっている事象に
真っ向から対応し、その洞察と表現を行い、さらに詩人としての感性を
磨き半歩先を予見し、時には警鐘を鳴らすべく詠えと・・・解釈して
参りました。

未だ、成し得ていない自分を反省している所ですが、心したい
教えと思っています。

fumiel-shimaさんのコメントをエールとして受け止めさせて頂き、
これからもよろしくお願い致します。
返信する

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