「口語短歌・水曜サロンの会」(その72) 短歌の投稿を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。
【サロンの運営について】
運営の詳細等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。
「咲き盛る 白梅」
「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」
【詞書】まだまだ冬の厳しさが続きますが、ブログでは一足先に日本の海を掲載して
みました。全国には魅力的なビーチが数多く存在します。美しい海を眺めて
リフレッシュしたり、海遊びをたのしんだりと日本の海を満喫しましょう。
註)茨城県日立市「伊師浜海水浴場」
☆白い砂は緑の松とマッチして コントラストは輝くビーチ
註)千葉県勝浦市「守谷海水浴場」
☆入り江こそ海岸線は穏やかで 赤い鳥居も目立つ渡島
註)東京都神津島村「前浜海岸」
☆神々の伝説残る神津島 水平線に沈む夕日も
浅間山明鏡止水さん
【解説】
全国にある魅力的なビーチの存在と、美しい海を紹介して頂きありがとうございます。
おっしゃるように、海は諸々の想いをリセットしたり、リフレッシュするには良い場所と
感じています。
かつて千葉には会社の保養所があり、結構出かけていました。勝浦「守谷海水浴場」は
海水浴シーズンではありませんでしたが、渚が美しく水の透明度もあり絶景ビーチと
感じました。まさに、二首目で詠まれたように「海岸線は穏やかで」いつまでも、
ここにいたいと思わせる場所でもありますね。この海岸から170mほどの沖に横たわる、
渡島の夕映えにフォーカスし詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★勝浦の沖に横たう渡島には 燃える彩雲 赤い鳥居も
【詞書】「サザエさん」開始当時の方ですね。子供の時、「貴家堂子」さんが読めなくて
“きけどうこさん”なんて言ってました。だいぶ後にアニメ誌の付録のアニメの
データブックにあった声優さんのリストを見てやっと判ったという…。
長い間お疲れさまでした。…寂しいです。
☆聞き慣れた 声の人また亡くなりぬ
ハジメ アクビに チンク タラちゃん
【詞書】うちの庭にはけっこうメジロがよく来るんですが、いつも「早よせなヒヨのやつ
来よるで」「あっ、来よった。かなんなーほんま、向こう行こ」みたいな感じなんで
☆ヒヨドリが「オラ、どかんかい」と来る前に せわしくツバキの蜜吸うメジロ
【詞書】1月あたりから“ZTF彗星(ズィーティーエフすいせい)”という彗星が地球に
近づいて来ているそうで、何でも“軌道が変わってしまう”からもう二度と
地球に近づく事はない、というのもさることながら、緑色をしているというので、
「絶対見たい!」と、色々とトライしているんですが、天気の具合とか、見える
時間帯を逃してしまったりでそろそろタイムリミットが近づいてきています。
夜空の具合が見えそうな日もあるんですが、昔は完全に頭に入っていた、
“冬の星座の位置関係”(彗星の位置の目印にする為に要ります)がいいかげんに
なってきていて、彗星を見つけられずに諦めた事もあります。
何しろ6等星ぐらいの明るさとかで、普通の星でも見え辛い…。もうすぐ
見えなくなる前にせめて一目でも…と思う今日この頃です。…ISSは明け方だし
見づらい時間帯だし…
☆もう二度と地球にまみえることは無し
一期一会の緑の彗星
ちがやねこさん
【投稿外コメント】ちがやねこさんのご自身のコメントです。
他の方の歌ですが、自閑さんのは何か凄みがあるというか、漢字と平仮名で詠む
よりも心に迫る感じがあります。私は50代なんで、戦時中の事はテレビ等や
母や父に聞いた話でしか知りませんが、戦時中のチラシなど書かれた物を連想し、
緊張感や不安を感じました。戦争は嫌ですね…911、ウクライナとロシアetc.…
人と人、国と国の不理解や憎しみ合いが無くなることはないんですかね…。
【解説】
ISSの観測を粘り強くお続けのようですね。宇宙の宏大さと、星々の物語は
いつもワクワクさせてくれます。
三首目の「緑の彗星」ZTF彗星は、2月14日から15日には、「おうし座」の
「アルデバラン」の近くに見えるようですね。約6.5等星とのことですので、
肉眼で見るのはかなり厳しいとのこと。詠われているように、この彗星とは
正に「一期一会」ですね。
なお、一首目詞書の「貴家堂子」は、「さすが たかこ」と読まれるようですね。
アニメ『サザエさん』では放送開始の1969年以来、フグ田タラオ役で出演されて
いましたね。寂しい限りです。
また、自閑さんの歌の凄みを理解されるのは、作者の眼力も並々ならぬものと
考えます。彼の三首の歌には、戦の本質への鋭い洞察と、私たちの立ち位置への
警句が込められており、学ばせて頂いています。
☆いつの間に瓦はぬれて街なかは音なき春の雨に沈みぬ
☆冬日向ふるえて咲きし水仙は月の夕べに白き舟こぐ
【詞書】ミモザがいつのまにか青いつぼみをつけて風に揺れています。その先には
黄色く色づいているのもあります。枝いっぱいに葉をつけて風に揺れている
風景はおおらかで良いものです。もう少しすれば黄色一色になって青空に
映えることでしょう。
☆風の道揺れてミモザのさわさわと緑の蕾の青臭き息
夕庵さん
【解説】
春の雨にしっとりと濡れる街の風景と、光の春と言われる今の季節のもつ
風情を、「水仙」「ミモザの蕾」にフォーカスし味わい深く詠った詠歌は、
調べも良く情景の描写も的確と考えます。
特に二首目の下の句「月の夕べに白き舟こぐ」の比喩が効いていると考えます。
この水仙は、一般的な日本水仙ではなく「ペーパーホワイト」と言う、花びらが
舟型の水仙でしようか。微かに揺れる水仙の花弁が小舟を髣髴とさせます。
「水仙 ペーパーホワイト」
【詞書】仏典を読んで 二首
☆病棟に一人生まれてひとり死ぬ
昇る日のごと
沈む月ごと
☆生き老いて病となりて死ぬものを春の光がやわらに注ぐ
自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
人の生と死なんて、病院では日常なんだよなあと思い作りました。俳句では如く病と
言って忌むべきものですが、対句として利用しました。
二首目は、生老病死の四苦から逃れられない自分を春の光は暖かく包んでいる。
光とは、毘盧遮那仏(奈良の大仏)のサンスクリット漢訳の意味です。新古今には
釈教歌と言う部類が有り、歌の意味を知るには、仏典を読む必要があったので。
【投稿外コメント】自閑(jikan314)さんご自身のコメントです。
梅花の歌三十二首并せて序
天平二年正月十三日、師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。時に、初春の令月に
して、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。
と言う事で、皆様の所も、令和五年新春の梅花が春の訪れを告げているかと
存じますので、梅の歌を紹介します。
春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ(山上憶良)
世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にもならましものを(豊後守大伴大夫)
梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林に鴬鳴くも(小監阿氏奥嶋)
上記万葉集三十二首です。梅と鶯はセットで歌われるのですが、ウメの開花と
ウグイスの初鳴きを調査記録している気象庁によれば、1月ほどタイムラグが
有ります。三首目は、ウグイスの笹鳴きかと思った歌です。
梅が枝に鳴きてうつろふ鶯のはね白たへにあわ雪ぞ降る(よみ人知らず)
新古今と万葉集巻第十の歌です。先日雪が5cm積もった時に、早速、梅の花を
探しまくって写真を撮りました。
大空は梅のにほひにかすみつつくもりもはてぬ春の夜の月(藤原定家)
梅が香にむかしをとへば春の月こたへぬかげぞ袖にうつれる(藤原家隆)
梅のはな誰が袖ふれしにほひぞと春や昔の月にとはばや(源通具)
梅の花あかぬ色香もむかしにておなじかたみの春の夜の月(俊成女)
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな(式子内親王)
新古今を代表する4人の歌です。源通具と俊成女は夫婦で、通具は俊成女に
代作させたなあ?と思っています。ちぎり絵の様に、所々本歌取りを配置して、
幻想的な歌だと思います。
難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花(王仁)
古今集仮名序にある歌で、百人一首かるたの空札として佐佐木信綱が選びました。
この歌は、大阪市浪速区、此花区の命名の本歌で、地名が和歌を基にと言うのも
粋ですね😁
春の夜の闇はあやなし梅花色こそ見えねかやはかくるる(凡河内躬恒)
古今ですが、私の好きな歌で
【解説】
説明頂いた釈教歌が盛んになったのは平安時代中期からと言われていますが、
仏典まで対象にされる作者の研究熱心さには敬意を表したいと思います。
釈教歌は、当初経典内容の叙述に詠み手の解釈や心情を加えた二元的構造の歌が
多かったようですが、後に四季の叙景歌や恋歌そのものへと変化したと言われて
いますね。
二首目の詠歌は、「生き老いて病となりて…」と、人の一生を詠まれていますが、
それらも毘盧遮那仏の宏大な手のひらの上で行われる営みであり、御仏の慈悲の
光に包まれているのだと諭された思いです。
なお、奈良の大仏は「大日如来」と言われていますが、「大いなる日輪」を
意味していると、かつて学びました。
また、「令和」の出典となった「梅花の歌三十二首并せて序」と共に「梅の歌」の
紹介を頂きありがとうございます。本件もサロンに集う皆さんの学びになりますので、
次週以降に、【サロン参加者からのコメント】欄に掲載させて頂ければ幸いです。
「白梅」
【詞書】自閑様の、病院での生と死に考えさせられました。そこで1首になりますが…。
☆ホスピスの表の春を待たず逝き 裏の黙(もだ)へと運ばれし母
みっちっちさん
【解説】
自閑さんのおっしゃる「人の生と死なんて、病院では日常…」でしょうが、
そこに至る過程で、それぞれの方には文字通り波乱万丈にも似たかけがえのない
物語があったことと思います。それは逝く方はもとより、遺された方にとっても
かけがいの無いものであったことと想います。
春を待たず「粉雪が降る」夕べに逝った母に寄せる、作者の想いの深さが詠歌に
滲み、心に沁みます。
【詞書】横浜に住んでいたと事有るごとに言っていますが市内ではなく三浦半島の
入口です🎵桜がとても綺麗ですね🎵ふきのとうを詠んでみました。
☆雨水の日 まさかの雨に ふきのとう
若芽さわやか 春の日を待つ
クロママさん
【解説】
横浜もいささか広うございますが、金沢区方面は正に三浦半島の付け根ですね。
詠歌の「雨水」は、季節の指標である「二十四節気」の2番目の節気で、
「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味とのことですね。また、
「雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」という言い伝えから、雛人形を
飾るのにおすすめの日だそうです。
出詠歌は、蕗のとうが雨をまとい活き活きと萌える様子が、爽やかに詠まれた
良い歌と思います。下の句を少し変えてみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★雨水の日 まさかの雨に ふきのとう
萌える若芽は 浅き春呼ぶ
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆ いつの間に瓦はぬれて街なかは音なき春の雨に沈みぬ
夕庵さん
★ いつの間に白梅ぬれて雫垂れ 芳しき香の雨となりゆく
みっちっちさん
★しらしらと粉雪舞う日の散歩道 梅のつぼみは濡れて尖りぬ
夕庵さん
【詞書】粉雪が降る朝、入院中の母と私は「雪が降ってるよ」「綺麗ね~」と笑い合い
ました。それが最期(さいご)の会話で、その夜、母は逝ってしまったのでした。
悲しい返歌ですみません。
★ 粉雪の降りしあの朝偲びけり 最期(さいご)と知らず笑みし吾(あ)と母
みっちっちさん
☆聴こえるや虐殺される民の声 荒野に満つる怨嗟の叫び
ポエット・M
【詞書】何も出来ないことが悔しいですがせめてもの抵抗です。
★暖房の温度を下げて着込む朝 ウクライナの子の画面アップに
夕庵さん
★砂塵あげ 走る戦車の行く果てに 子らの血潮も 吸いたる大地
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
☆如月の冷気極まる風を撥ね 河津さくらは凛と咲き初む
ポエット・M
【解説】
凍えるような北風に向き、薄紅色の蕾をほころばせ凛と咲く河津桜は、いち早く春の
到来を告げる「春告げ花」です。三寒四温の季節とは言え雪も、みぞれも降る厳しい
季節にもめげずに健気に咲く花であり、さきがけの矜持を静かに湛えた花でもあります。
そんな花への賛歌を込めて詠んでみました。
「咲き初める 河津桜」
「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (15)
4.続・君へのリクイエム(1)
次々と、君の死が昨日のごとくして、新たに生まれいずる挽歌と相聞歌を
「続 君へのレクイエム」となずけた。…君よ!永遠に!安かれ!
純白の
ベットに臥して
痛ましき
君よ深紅の
病める薔薇よ
道行の
ごとき二人の
この人生
君を死なせて
いずこに帰る
いくばくも
余命無き身と
知りつつも
富士にほほえむ
君の静けさ
富士を背に
ほほ笑む君を
写さんと
カメラを向ける
手は震えつつ
純白の
テーブルクロスの
冷たさよ
ワイングラスの
一つころがる
「咲き盛る 白梅」
【短歌入門・質問・提案コーナー】
この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
幸いです。
なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
それが学びに繋がれば嬉しい限りです。
【サロン参加者からのコメント】
自閑(jikan314)さんのコメントです。前回に続き掲載します。
2月4日は立春と言う事で、立春の歌を紹介します。古今集以来、春の初めの歌は、
巻頭歌として特に重要視されました。
みよし野は山もかすみて白雪のふりにし里に春は来にけり (後京極摂政太政大臣)
「みよし野の」ではなく「みよし野は」とした所が優れていると本居宣長も評している
九条良経の代表歌の一つです。
ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山かすみたなびく (後鳥羽院)
太上天皇としての気高さを感じる歌ですが、隠岐に流され、たぶん真っ先に削除した
でしょう?
山ふかみ春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水 (式子内親王)
私は式子内親王の歌でこの歌が一番好きです。初春をイメージ出来る印象的な歌です。
松は、春を待つの掛詞です。
かきくらし猶ふる里の雪のうちに跡こそ見えね春は来にけり (宮内卿)
宮内卿と言う二十歳前の歌人が、如何に評価されていたか。この後に続く俊成、
俊恵両巨頭の前に配置されています。
時はいまは春になりぬとみ雪ふる遠き山べにかすみたなびく (よみ人知らず)
新古今、万葉集中臣朝臣武良治の歌です。立春と霞は古くから歌われております。
あらたまの年行き返り春立たばまづ我が宿に鴬は鳴け (大伴家持)
万葉集大伴家持の歌です。これは節分の前日の宴で作られたものですが、春の到来を
告げるのは、霞、梅、そして鶯となっております。
としのうちに春はきにけりひととせをこぞとやいはむことしとやいはむ (在原元方)
袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ (紀貫之)
最後は古今和歌集です。この両歌には賛否が有ると思いますが、その後500年の
勅撰集の歴史の冒頭となる記念すべき歌です。
【ネット歌会について】
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
各位に記入して頂いた短歌を基に、編集し、掲載させて頂きます。
従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。
「紅梅」
【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
(1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
(5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
(8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
(9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
できない場合もありますのでご了承願います。
了
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浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。
「詞書」2月21日浅間山一望の「ココラデ」で休んでいましたが、浅間山にかかる雪雲が幻想的で、吹雪いているのが分かります、しかし麓はいわば快晴です。「浅間山にたなびく幻想的な雪雲の景色」を見ていると濃霧の中に入って行きたい衝動に二人とも駆られました。この不思議な世界観を是非とも詠みたいと思いましたが上手く表現できません。ご指導願います。
「雪雲が浅間の山にたなびいて 入り込みたい幻想世界」
「詞書」毎週土曜日拙者ブログでは「小椋佳作詞研究」をしていますが、今回は第2弾になります。「白い一日」「めまい」彼の作詞をヒントに短歌を詠んでみました。
「白い一日」
「鮮やかな恋の想いが溢れ出し 君と過ぎゆく白い一日」
「めまい」
「鏡には愛した人の残像が さよなら書いた口紅折れる」
いつも悩んでしまう流れが
とても気持ち良くまとまって嬉しいです😄
ありがとうごさいます(._.)
梅が香にむかしをとへば春の月こたへぬかげぞ袖にうつれる(藤原家隆)
梅のはな誰が袖ふれしにほひぞと春や昔の月にとはばや(源通具)
梅の花あかぬ色香もむかしにておなじかたみの春の夜の月(俊成女)
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな(式子内親王)
こうやって並べてみると、昔の人の詩想、感情、柔らかく滲み出てくる感じがします。今の世に、この落ち着いた、糞沸かした感じがあれば、ここまでひどくはならないのにと思ってしまいます。
☆如月の冷気極まる風を撥ね河津桜は凜と咲き初む
ポエットMさん
★花さくを誰に告げむや巡りくる 季節はそっと背なによりそう 夕庵
詞書
関西でもやっと梅が咲き出しました。良い匂いが風に乗って春が来たのを知らせてくれます。
☆昨夜(きそ)の雨小枝の先に雫して梅のつぼみは微熱もちたり
☆梅ひらく音きこえ来て振り向けば春の言葉を風は告げたり
詞書
どんな条件の地でも季が巡れば花が咲くように、老境の私にも楽しい予定があるのは心弾みます。
☆崖っ淵の水仙風に咲くようにわれの胸にもひらく花あり 夕庵
どうぞよろしくお願いします。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
一首目、浅間山の雪景色を眺めるには御代田ココラデは、ベストポジションと思います。
「浅間山にたなびく幻想的な雪雲の景色」を見ていると濃霧の中に入って行きたい衝動に
駆られることは理解できます。しかも二人そろってとは感性が近しいとの事でしょうか。
幻想的な雪雲が誘っている、との視点から詠んでみましたが、いかがでしょうか。
★浅間嶺にたなびく雪雲妙なるも 誘(いざな)いたまう 我ら二人を
二首目、三首目は良いですね。「さよなら書いた口紅折れる」なんて艶やかでいいですね。
経験が無いと中々詠えない、ディテールが利いています。
ご丁寧なコメントを頂き、ありがとうございます。
添削を鷹揚に受け入れて頂き嬉しいです。
十分に素敵な歌でしたが、ワンポイント入れさせて頂きました。
これからもよろしくお願いします。
コメント頂きありがとうございます。
いずれも新古今集を代表する4人の歌ですが、梅の花と、その香りによせて詠った歌は、
今の時代にもじっくり味わってみたい優れた詠歌と考えます。
おっしゃる通り「この落ち着いた、ほんわかした感じ」と、ゆとりがあれば、今の世も
もう少し寛容に満ちたものになるのにと、感じてしまいます。
これからもよろしくお願いします。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂き、また格調高い返歌をお寄せ頂き、ありがとうございます。
三首のお歌は、何れも味わい深い優れた詠歌と考えます。
じっくり鑑賞させて頂きますね。
三首目の歌は、私まで心が弾み、また心に沁みます。
これからもよろしくお願いします。
今晩は~
夕庵さんの3首、素敵ですね。
梅に雨の雫がしっとりと風情を感じます。
返歌させて頂きます。
⭐️昨夜(きそ)の雨 小枝の先に雫して梅のつぼみは微熱持ちたり
夕庵さん
★ 咲き満ちてなほ色秘むる白梅に昨夜(きそ)の小雨の雫ひとつぶ
みっちっち
よろしくお願いいたします。