我が家の「月下美人」が、今年三度目昨日、秋分の日の夕刻二つの鉢で、
計五輪開花しました。今年は炎暑が続きベランダの過酷な状況に絶えて蕾を育て
開花した月下美人に拍手を送りたい想いです。
「三度目に咲いた 月下美人」
折からの暑さゆえでしょうか、いつもの花に比べると幾分小さめとの印象でした。
20時過ぎに蕾が開きはじめ、21時過ぎに雅な香りを漂わせ7分ほどの開花となり
23時過ぎに満開の状態となりました。
一鉢は、前にも触れましたが株分けしたもので、ここに二輪咲き、葉は勢いが
あるものの花の大きさは心持小さめでした。古い株の鉢には三輪咲きましたが、
いずれもほぼ同時刻に満開となりました。
かつて、この月下美人の儚げな、しかし凛とした花のたたずまいを「詞」に
紡いでみました。この詞をもとに一昨年、ブログ友のYokiさんに素敵な
オリジナル曲を作曲して頂き、Yokiさんのユーチューブで公開して頂きました。
このブログでも紹介させて頂きましたが、じいじいさんにギター演奏をして
頂いた新しいバージョンをユーチューブに公開して頂きましたので、前回に
続いて、三度目の月下美人の開花に伴い、ここに掲載させて頂きます。
視聴して頂ければ嬉しいです。
「月下美人の香り」
作詞 :ショー・ジロー
作曲&歌 :yokiさん
ギター伴奏 :じいじいさん
画像をクリックしますと「Youtube」を視聴できます。
1.
宵闇に ひらきはじめた 月下美人
甘い香りを漂わせ 一夜限りの命としらず
闇にのびゆく花びらは 炎のように揺れている
憂いもつ君に君に似て その刹那に命を燃やす
2.
花びらの 白さ際立つ 月下美人
雅な香り漂わせ 一夜限りの夢に酔う
闇を切り裂く花びらは 炎のように燃えている
儚さは君に君に似て その刹那に命を燃やす
3.
花びらが 耀き放つ 月下美人
深い香りを漂わせ 一夜限りのものがたり
闇を照らせる花びらは 炎のように 凛として
気高さは君に君に似て その刹那に命を燃やす
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月下美人の花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」だそうです。
なお、拙い詞ですが、著作権は放棄していません。
無断転載等はご遠慮願います。転載いただけるのであれば、あらかじめ
当方へ連絡を頂き「ポエット・M」の作者名を明記して頂ければ
嬉しいです。
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今年3回目の開花ですね。素晴らしい。
日ごろの丹精の甲斐があったのでしょう。
この神秘的な開花のさまは、まさに「月下美人」の名にふさわしいですね。
ロマンチックな歌詞とそれに合わせた曲とギターも味わいがあります。
早々にコメント頂きありがとうございます。
過酷な夏の炎暑の中で9月の開花はおそらくないだろうと思っていましたが
昨年より若干遅れたものの、月下美人はしっかり咲いてくれました。
最も南米原産ですので、儚げな花姿に似ない強い花と改めて感じました。
おっしゃる様に、見るたびにその「神秘的」な花に惹かれてしまいます。
花も香りも雅さと凛々しさをまとっていると感じます。
今回は、じいじさんという方にギター伴奏を担って頂き、新しいバージョンの
曲を載せさせて頂きましたが、歌唱のYokiさんと、ギター伴奏のじいじさんの
アーチィスト魂にも頭が下がります。
「行雲流水の如くに」さんの「曲とギターも味わいがあります」とのコメントは
何よりのエールとなりますので、お伝えしたいと思います。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。
源氏物語巻名歌は「源氏物語に登場する個性豊かな15~20人の女性たち」を中心に返歌を楽しみたいと思っています。主に光源氏と女性たちの贈答短歌が中心です。今週は源氏物語巻名歌から2首提出しますのでご指導よろしくお願いします。巻名歌は過去分と重複するところもありますが、返歌自体は新規で作成しています。私は再度研究しますので、Shouさんにおかれましてはお世話かけますので、返歌のみのご指導で簡潔に願います。
6末摘花
源氏ははかなく消えた夕顔のことが忘れられない。そんな折、乳母子の大輔命婦から、故常陸宮の姫君(末摘花)のことを聞く。姫は荒れた邸で琴だけを友として暮らしているという。興味を持った源氏は、早速常陸宮邸を訪れ、琴の音を耳にする。源氏の後をつけ、同様に姫に懸想をする頭の中将と源氏は恋の鞘当てを繰り広げるが、姫は一向になびいてこない。いらだった源氏は命婦に手引きさせ姫と強引に契りを結ぶが、姫の風情のなさに落胆する。忙しさに追われしばらくぶりに姫のもとに訪れた源氏は、その翌朝見た姫の醜い姿、特にだらりと伸びた、先が赤い鼻に驚きを覚える。だが、落ちぶれた宮家の境遇を哀れと思い、姫の面倒を見続けた。二条院で、源氏は美しく成長する紫の上と、赤鼻の女の絵を描いたり、自分の鼻に紅を塗ったりして戯れた。
「朝日さす 軒の垂氷(たるひ)は 解けながら などかつららの 結ぼおるらん」光源氏
朝日のさす軒のつららはとけたのに あなたは張りつめた氷のようで なぜ打ちとけてくれないのでしょう
「唐衣 君が心の つらければ 袂はかくぞ そぼちつつのみ」末摘花
あなたの心が薄情なのでわたしの袂はこのように涙でぬれ続けてばかりです
返歌
「気の利いた和歌の一つも贈らねば 貴公子こその名が廃るのは」
「微笑して手紙を眺める源氏には 歌作苦心想像するも」
相変わらず、年甲斐もなく、猪突猛進の光ちゃん、紫式部の男性観でしょうか。
いつも「水曜サロン」を見守って頂き、またコメントをお寄せ頂きありがとうございます。
おっしゃる様に、源氏物語では光源氏は、女性に関しては結構「猪突猛進」が
目立ちますね。この歌は光源氏18才、若紫(紫の上)10才の時に詠まれています。
紫式部は王朝の男性たち、当然女性たちについても、かなり冷めた目で冷静に
描いていると感じます。その中で、空蝉は紫式部のモデルと言われていますが、
光源氏にとって「忘れられない女性」となりながら、二度と身を許さなかった
凛とした強さを秘めた方であったと思っています。
これからもよろしくお願いします。