住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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生は偶然死は必然・序文

2009年10月09日 | 日記
 どこかで書いた事があるかも知れないが、不肖私は書面上で、設計事務所を主宰している。 アネハ、ヒュウザー事件を受けて当然のごとく、ここ4~5年法令改正の波が押し寄せてきた。
設計事務所だけを、飯の種にしていればこういうことは言い難いのではないだろうかと思い、少し行政批判を述べたい。
法令変更となった主な原因は、お役所の確認申請のメクラ判に有ったのではないかと思っている。 何のことはない、強度計算書もマンションの中間検査も規定どうり検査をしていれば、問題は起きなかったのではないか。

其の法令改正は、ずっと行政不況と言われた。 今でも其れが継続され、具にも付かない提出書類が多くある。 それは、検査機関が民間に広げられたとはいえ、主に検査する御役人に責任が行かないように、煩雑になったに過ぎない。
改正された法令にも穴が有るし、罰則も食うに困れば命には代えられない、破るものは遅かれ早かれ・・・。  検査機関が自ら襟を正し、責任を果たせばそんなに業界に、モラルのない世界ではない。

 先日、建築士の定期講習に参加した。 法令の改正は、建築物の責任がお役人に及ばないように、こまごまと書面提出と罰則強化、それに取って付けたように『エコとバリアフリー』の法律。 余りにも内容の浅い事に、驚くべき事であった。
かつて、私はいろいろな更新、講習会に参加したことがあるが、終了試験で合格しなければ再講習ことらしいということは、初めてである。

天下り官僚が、新たな資金源を考えた結果なのだろうと、勝手に想像した。 先に述べなかったが、講習会費15000円+消費税で、その決算は見たことがない。
それに、合格、不合格のラインも明示されていない、極めて恣意的に運用できるような内容である。 1級、2級、木造建築士混合講習なので、義務回答数が、夫々40問、35問、30問となっていたが、難易度に差は見られなかった。 要するに其の目的は、一番目は、建築士の足切り、2番目は天下り先の維持こんなことに集約されそうである。


 東京大学の教授でも一級建築士、職業訓練所卒業でも一級建築士、私個人的には管理建築士だ、設備建築士だと紛らわしく判りにくくしないで、現行の上に特級建築士制度を設けたら、全て解決しそうな気がする。

テーマになかなかたどり着かないので、この辺で辞めるが設計事務のパソコン化が進んで、その全体的仕事量が減少しているのは、お役人の考えている以上で有る事は間違いない。 何回も何回も、講習会費を払えるほど余裕がある設計事務所は限られている。


ーー 以下 10月10日 に続く --



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