よく「一人の方が気楽でいい」という人がいます。あっ、僕りんもそうです(^^)。でも、人間やっぱり“寄らば大樹~”で一匹狼の渡世人にはさまざまな困難辛苦が待ち受けている。社会保険も失業手当もなーんもない。実は坊さんもそうなんだけど(^^;)
坊さんもそうだ、といいつつ、やっぱり真言宗豊山派という大きな組織の中でもがいているだけの日々です。この集団を飛び出す勇気なんてとんと持ち合わせていません。
以前、僕りんはファーストフードで夜間清掃員のアルバイトをしていました。そのとき、いわゆるフリーターの子が男女問わずたくさん店におりました。その中に一人、女だてらに夜間清掃をやるTさんという子がいました。Tさんも僕りんも当時スカパラが好きでよく話をしたり、飲みにいったりしてました。麻雀も強く、僕りんは負け越したままバイトを辞めました、、、。それから幾星霜。生まれ故郷を離れ、千葉県に越してきた僕りんが、JR柏駅に行くと、そこにはテキヤ(?)のような女の人がいました。
どうみてもそうとは見えないイタリア製スカーフや老眼鏡や、台所グッズを並べて、だみ声で「ホラ、ホラ!おばちゃん!今日で最後だよ~!」と威勢良くバイしてました。普段ならさっさと通り過ぎるところですが、その日はなんとなくその売り手をちらっと見たのです。そして次の瞬間、マジで目が3センチくらい飛び出ました。
「T、T、Tさん!?」
そうです。かつて一緒に床掃除をしていたTさんでした。
「あーっ!○○○さんじゃなーい!久しぶりー。何?買い物?」
「いや、ちょっと、そうでなくて。こ、こんなトコで、なにやってんの!?」
「あーっ商売のこと?結構あっちこっちでやってんのよ。都内はいろいろ厳しくてさあ。最近は千葉の方も来るんだー。」
「、、、、、(た、たくましすぎる^^;)」
「まあ、一人の方が向いている人もいる。」そう思ったある午後のひとときでした。
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