『ハリウッド・ブッダ』という映画のポスターで、男が仏像の頭に座る図柄が用いられ、タイの僧侶団体が抗議を起こしたそうだ。もちろんそのポスターはお蔵入りになったらしい。
日本の坊さん組織は余りにも巨大になりすぎて物事が決まるのに時間がかかりすぎる。もちろんタイの僧侶団体も巨大なはずだが、このレスポンススピードの違いはなんなのだ!?
僕りんは自称私度僧だからフットワークが軽いじぇー。パチパチ!
「仏像なんて、ただの金属や木の固まりじゃないか。そんなものを崇め奉るのはおかしい」という考えがあります。いわゆる偶像を崇拝するのはアホだ、ということです。偶像=アイドル、ですからアイドルを崇拝するのはアホだ。ということになります。あれっ?あっているかも、、(^^)
こういう物の見方はやはり一神教と多神教の民族で感覚がことなるのでしょうか。
仏像はあくまでも対象物(いや対象仏か)であって、仏を具現化したものです。我々は木の固まりである仏像を拝んでいるのではなく、仏像を通して仏を拝んでいるのです。
「これが俺の彼女なんだ」といって写真を見せられたときに「えっ、お前の彼女ってこの小さな紙っぺらなの!?」という人がホントのアホです。仏教は、「ほらっ、みてご覧」といわれて、指さす指先をみるのではなく、その遥か先にあるきれいな満月をみるのだという教えです。
「おい、ハチ公どうしたんだい、さっきから屋根の上で物干しざおなんか振り回して」
「うん、あのね、あたいね、お月様をとろうと思って」
「ばかやろう!だからおめえはアホなんだ。そんなもんでお月様に届く訳ねえだろう。
もっと長いさお持ってこい!」
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