会計処理ソフトの扱いというか、簿記用語自体にまだまだ慣れておらず、クールダウンの為に映画館へ。パチパチ!
宮崎駿の『風立ちぬ』観てきました。
レイトショーなのに混んでた~
映画の内容はさておき、ちょっと心配になったのは、「わーいジブリだー」と小学生連れの親子とかが観にいっちゃったら、子どもは意味がよく分かんないと思います。
大人でも零式艦上戦闘機と言われてもよく分からなかったり、第二次世界大戦と大東亜戦争の違いがよく分からなかったりするとツライのでは…。
ウソです。全然つらくありません。
ただ、たまに日本とアメリカが戦争をしたのを、堂々と太平洋戦争とか言っている大人がいて、ちょっと不安になるものですから。
※太平洋戦争という呼称は戦後、GHQによって作られたものです。ですので「太平洋戦争で東京大空襲が、、、」とかいうのは正確ではありません。おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてください。
~以下ネタバレあり
出てくる卒塔婆が真言宗のものだったり、三菱内燃機や、上司の黒川の自宅玄関にかかっている額が良寛さんの「天上大風」だったりで、ちょっぴりうれしかったです。さすがジブリは手を抜いてないなー。
手を抜かないといえば、噂には聞いていたけど、関東大震災の表現やモブシーンは圧巻。
あと、明るく美しいヒロインの菜穂子と好青年堀越二郎の出会い、恋、そして、短くも濃い結婚生活は、おっさんのハートを鷲つかみです。キスシーンが多くてちょっと照れます(^^;)
お床入りもきちんと描いていて、ドキドキ、もとい、感心しました。その昔、結婚とはお床入りがメインだったのです。同棲やできちゃった婚がタブーでなくなった今では信じられないでしょうが(私は個人的に今でもタブーだと思いますけど^^;)。結婚式も式場選びや披露宴がメインになってしまい、式で何を誰に誓ったかよりも、どこでやったとか料理がどうだったとかが話題になり、、、ま、低きに流れるのは世の常、、、
とまれ、登場人物がよい人ばかりで、言葉遣いと礼儀って大事だなーと思いました。ジブリらしく、食べ物は全部おいしそうです(^^)
あとおもしろかったのは、「美しい飛行機を作る」という夢をただひたすらに追う二郎にとって、門外漢のしゃべる言葉は「意味不明」になってしまうところ。私にもこれくらいのピュアなひた向きさと鈍感力が欲しいっ。
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