NHK朝ドラの『おかえりモネ』を熱心に視聴しております。パチパチ!
主人公の百音(ももね)の同級生に、寺の息子である三生(みつお)がおります。
職業柄、テレビドラマなどで葬儀のシーンがあったり、位牌が映し出されると
「何宗だろう?」
とやたら気になります。
島で1000年以上続く星明寺の住職秀水師は、しょっぱなから光明真言(オンアボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニハンドマジンバラ ハラバリタヤウン)を唱えていたので、
「ははーん、真言宗だな」
と分かります。
※そもそも1000年前は鎌倉仏教(浄土宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗など)は、まだ無い時代です。ですので浄土系、禅系、日蓮系で1000年以上続く寺は、鎌倉時代以降に改宗された寺ということになります。
続いてのお斎の席で、折五條に桔梗の紋があったので、
「ははーん、智山派だな」
(真言宗智山派。総本山は京都の智積院、大本山は成田山や川崎大師など)だと推測できるのでした。
今回、盆船(南無大日如来と書かれた幡が付いてました!)のお焚き上げで、同級生達がみんな合掌をしているシーンが出て来ますが、寺の息子の三生だけは金剛合掌という、真言密教の合掌をしていました。そこまでこだわっているのかとに感心しきりでした。
そもそも、三生という名前ですが、仏教では「さんしょう」と読んで、前生・今生・後生の三つを表します。監修の人はおそらく現役の真言僧侶でしょうね。
いつか、ドラマに出てくる僧侶の宗派の見分け方をまとめてみようと思います~(^^)
参考写真~
真言宗豊山派の改良服と折五條袈裟
ビンゴでしたっ!(R3.6.14)
クラウドファンディング実施中です。多くのご支援をお願いいたしますm(__)m
| Trackback ( 0 )
|
|