遠野に行ってきた話、その弐です。パチパチ!
市の人口は25000人だそうですが、遠野市立博物館は人口20万人の流山市より、はるかにきれいで立派で、洗練された展示内容の施設でした。
オシラサマたち。
『千と千尋の神隠し』のおしら様とは違って、男女一対の屋敷神です。頭巾をかぶった包頭型、頭が出ている貫頭型の2種類があり、頭も片方が馬だったり、そうでなかったり。
オシラサマは一度拝むと、ずっと拝まなければならず、拝むのをやめたり、祀り方が粗末だと家族に祟りがあると言われます。博物館に奉納されているということは、、、、、
これは知りませんでした。『供養絵額(くようえがく)※』。遠野を中心とした岩手県中央部にしかない風習で、死者供養のために、戒名や没年月日などを書いた大型の絵額を菩提寺に奉納したのだそうです。
故人の趣味や、好きだったご馳走などが描かれています。独身だった人には美人のお嫁さんが描かれたり、、、、、冥土でこうやって楽しく暮らしてね!という遺族の気持ちなのでしょう。
※近年そう呼ばれるようになったそうで、それまでは特に名称は無かったとか
いろんな仕掛けもいっぱいで楽しい博物館でした。学芸員さんから1時間半以上もご講義を受け、お腹いっぱいです。
流山市立博物館のリニューアルは、ちょっと現実味が無いし、新しくできる『白みりんミュージアム』に期待だなあ。今更、箱物なんて!という方もおられるでしょうが、駐車場があるシンボル的箱物が無いと、流山本町巡り観光も活性化しないと思うんですよね、、、。
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