岩手の遠野市へ行ってきた話。その壱です。パチパチ!
遠野はもっと妖怪を押し出しているのかと思いましたが、おどろおどろしい雰囲気は皆無で、むしろ「カッパってきゃわうぃーね!」という感じ。個人的には物足りなく、、、、
旅館では「語りべ」さんによる民話を拝聴。
その昔、寒さ厳しく雪深い東北では、冬の農閑期の間、子ども達はみんなして囲炉裏のまわりで縄をなったり、草履を作ったり、藁仕事をしながら、おじいさんおばあさんの話を聞いたのだそうです。
話しが終わる頃には、子ども達の膝の上は藁だらけ。そこで、じいさまばあさまは「さあさ、話はおしまいだ。着物に着いた藁を払って、布団に入れ」と言って話し終えたのだとか。
岩手の南部では藁のことを「ごんど」と言い、払えは「はれ」。だから、「はい、ごんどはれ(藁を払え)」という〆の言葉が生まれたのだそうです。
もっとも老人たちはみんな歯が無く「がぎぐげご」が聞き取りずらい。関東の人間には「ごんどはれ」が「どんどはれ」と聞こえたのだろうと。
NHK朝ドラの『どんど晴れ』の影響もあり、「どんどはれ」は南部弁で「めでたしめでたし」という意味だ、といろんなサイトで解説されていますね(^^;)
実際の民話はめでたく終わらないものも多く、特に『遠野物語』には、教訓めいたものすらありません。ときに愉快で微笑ましく、ときに不思議で恐ろしく、、、、
写真~
早池峰神社の座敷わらし人形
人気の為、予約しても数年待たねば買えないそうです。家に招けば幸運が訪れるかもしれないが、ちょっと不気味でもあり、、、、扱いは慎重に。なんかモグワイや猿の手みたい、、、、
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