いやあ、大変申し訳ないことに『おおたかの森庭苑』の開眼法要は雨模様でした、、、、。パチパチ!
開眼法要の開始時刻である本日の14時は、池袋暴走事件の判決が言い渡される時刻であり、非常に気になっていました。
結果は、皆さんご存知のようになったわけです。
あの事故現場はわが宗派の宗務所のすぐそばであり、私も良く通る場所です。そうでなくとも日本中でこれだけ話題になり、否が応でも注目をせざるを得ない事件でした。
普通に考えれば「なぜ?」という憤りばかりの私たちでしょう。
でも、そもそもお互いに本気で「自分は正しい」と思っているから争いになるのです。
そして、争いになった時に相手に勝つためには、心理的な揺さぶりは当然ですし、相手の一番嫌がることをするのが定石なので仕方ない。
私自身、裁判を経験して本当によく分かりました。ウソをついても良心が痛まないどころか、それができることは優秀な人間の証くらいに考えている人は実際に居ます。被告にも原告にも弁護士の先生にも。
世の中にはお金やメンツが全てで「魂の救済など求めていない人たち」が本当にいるんです。
ま、私自身だってスーパーで安い納豆を選ぶときに魂の救済を求めてはいません。そのくせ、図々しいことに自分は正しい人間なんだろうと思っているのです。
私は、今回の裁判で、もしI氏が控訴しても驚きません。むしろ、よくぞマスコミの期待に応えた、という感想です。
私たちがご遺族の為にできることなど本来何も無くて、それぞれのポジションで交通事故を無くすことに努力を惜しまず日々を過ごすことを目指したいです。
加えて、真言僧侶として被害者のご冥福をあらためて祈ります。合掌
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