PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



『哀れなるものたち』観てきました。パチパチ!

哀れなるものとは誰なのか?どういう人たちを指すのか?とみんな考えるんでしょうけど、「もしかして、、、、ワイのこと!?」と思わずにはいられない、哀れで愚かな中年男性の自分なのでした。

実在の地名や、通貨単位なんかもでてくるのですが、基本的にナゾの時代でナゾの場所なのでしょう。娼婦を一回買うのに30フランって、ちょっとおかしいし(今日現在のレートは1フラン=24.382円)。







以下、ネタバレあり(反転させて読んでくださいまし)






グロとエロがビシバシ出てくるのでR18は仕方ないかなと。
ああいう痛い系のはやや苦手なのですが、流山ホラー部のメンバーなら大喜びだったろうなと(^^;)

エマ・ストーン演じる、おしっこもらしのベラが、知の冒険に出掛けるたびに、目が輝いて、語彙が増えていくことにコーフンしつつ、男たちが金や暴力で女性を囲おうとするけど、心までは縛れないという普遍的な話、そして、人の魂を救うのは知性と教養だなあという話などが入り交じります。そして嗚呼哀れなるものたちは、若くてきれいな女性が自我に目覚め、知識を身につけていくことを恐れる。
村上龍の『すべての男は消耗品である』だったかに「男は知性のある女には敵わない」みたいなフレーズがあったのを思い出しました。

衣装や乗り物、建物などの美術がきれいで面白く、こちらにも引き込まれます。変な色の空も面白かった。
どこに着地するのかなあと思ってましたが、まあ想像の枠は出ませんでした。
私は聖職者なのでお酒は飲みませんが、観ると一杯飲みたくなる映画でもあります~


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