学問の神の孔子そして武の神の関羽と岳飛の座像の周りに三神を警護する武将像が多数並んでいます。ただし現今は、文武両道関連の願いを聞き届けるというより商売繁盛、金運上昇の願いを聞き届ける神様に変わっているようです。
廟の門を見下ろすところまで登ると日月潭を門越しに見えます。宮殿や廟そして名勝地の入り口などに建つこの門は牌楼(パイロウ)と呼ばれます。中国文化の象徴ともいわれ、それぞれの場所で大きさを競い意匠を凝らした牌楼を見ることができます。
日月潭の湖面を見下ろす位置に文武廟は建っています。発電所建造で湖底に水没する二つの廟を1938年にこの地に統合移築しました。1999年9月、13kmの至近距離を震源とする台湾中部地震で倒壊後、日本人を含む多くの人の寄進により再建しました。