1992年に毛利さんが宇宙に飛び立ってから現在に至るまで11人が日本人宇宙飛行士として仕事をしてきました。今宇宙はプロフェッショナルの仕事現場ですが、近い将来観光スポットとなりそうな雰囲気も、今出てきましたね。
床も天井もそして壁のどの部分にもたくさんの実験器具・装置に埋め尽くされていますが、船外や宇宙ステーションの居住エリアに移動するには厳重なエアロックシステムを経由してゆかなければなりません。地上と違うのはすべての開口部のシールの性能が命につながっているということです。
実験室内には内部の空気などの条件から通常2人、時間制限はありますが最大4人が入って作業することができます。外界とは完全に遮断されていて、人は通常の衣服で過ごすことができます。TVでこの中で空中に浮いて仕事をしている宇宙飛行士の姿を見たことがあります。
大きなタンクのように見えるのは、国際宇宙ステーションに組み込まれている日本の船内実験室の実物大模型です。直径4.4m、全長11.2mで重さ14.8トンの巨体の中で最先端の科学実験が今宇宙で行われているわけです。