駅の近所には何やら竹筒に文字を書いたものがいっぱいぶら下がっています。日本で田んぼにある鳥脅しか忍者屋敷の鳴子を思い出しますが、こちらは「許願筒」といって竹筒の表面にかなえたいことを書いて吊るす風習です。日本の七夕の短冊かお宮さんの絵馬のようなものですね。
十分駅界隈を見て回ろうとして、大勢の人が入って遊んでいる線路を超えて反対側に行こうとした時、通行禁止の看板が目に入りました。線路内を通行すると約4万円から20万円の罰金刑を課すと書いてあるようです。でも、皆さん完全に無視です。
天灯は紙製膨らむとほぼ4面の箱のようになります。お値段は色によって変わり、単色150元、4色200元から9色になると400元です。願いを書き上げる時間や写真写りの良いデザインを描きたい場合は、あらかじめアイデアを準備しておいたほうがよさそうです。
列車が来ない約1時間の間が天灯上げのチャンスです。自分で願いなどを天灯の4面に墨汁で書き、お店の人が火をつけ膨らませてくれるので、それを両手で持ち上げ、お店の人が写真を撮りその後合図をしたら手を放し飛ばし上げます。
今年の1月の夜にこの場で天灯(ランタン)上げをやってみました。夜空に上がる自分の願いを書いたランタンを見て感動したものでした。昼間のそれもにぎやかで面白いのですが、この日は風が少々強くみなさん苦労していました。