教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

15分で現状を分析する(笑)

2007年08月20日 18時54分28秒 | Weblog
 今日はバイトばかりの一日。これから家庭教師へ行ってきます。
 バイトをすると研究時間が減りますが、金をかせがないと生活費も研究費も仕送りだけでは足りません。親は定年退職したし、兄に頼るわけにもいかなさそうだし、これ以上の収入を得るにはバイトするしかないわけです。昨年度まで日本学術振興会の特別研究員に採用されていたのですが、そのときはバイト禁止でしたし、その必要もありませんでした。バイトと親からの仕送りなしで、すべてがまかなえていたのです。
 採用が始まった平成16年度から昨年度までは、本当に研究に集中できました。ただ、その間にいろいろあって研究の方針が紆余曲折し、研究を効率的に進められたわけではありません(もちろん他人のせいではありません。私の方針がぐらついていたことは間違いないのですから)。そんな不安定な中でも研究を何とか前に進められたのは、日本学術振興会が特別研究員に採用してくださっていて、生活が安定していたからです。
 研究を進めるには、研究環境をよくしなければいけないと、改めて思います。とくに、生活費や研究費をある程度安定させることは、最も重要なことです。生活費・研究費不足に関する最も心配な要素は、学費(授業料)です。学生または学校関係者でなければ、図書館も研究室も資料も十分使えないという現実がある限り、学費を払い続けなければならないのですが、これが一番生活費・研究費を圧迫しているのです。考え方を変えれば、学費も研究費の一部だと考えることもできますが…
 ともかく、研究を進めるには、バイトをして生活費・研究費をかせがなければならない。しかし、バイトをすると時間がなくなって、研究にかける時間が少なくなる。何ともやりきれないジレンマです。
 さて、家庭教師へ行ってくるか… (執筆所要時間15分(笑))
コメント
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