教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

「焔」と「唐牡丹」を劇中で使用していただきました。

2010年03月19日 23時55分55秒 | 純邦楽
 写真と題名は関係ありません(笑)。今朝のいわゆる「伯耆富士」大山がきれいだったのでパチリ。家の玄関を出るとすぐ見えるんです。
 さて、東京外国語大学の柴田勝二先生が代表で制作された「語りと劇による『源氏物語』」に、私が白石崇閃名義で作曲した「糸竹協奏曲第一番“焔”」(2002年)と「唐牡丹」(2005年)とを使っていただきました。昨年春ごろにご依頼を受け、どうぞ使ってくださいと許可を出した後、本年1月31日に同大学のマルチメディアホールで行われたそうです。当日のDVDを送ってくださったので、2時間にわたる大作でしたが全部見させていただきました。物語の導入場面や重要な場面で、とくに「唐牡丹」のほうを使っていただき、とても恐縮しております。出演者も非常に白熱した演技を見せ、ストーリーは古語と現代語とを織り交ぜて、千年の歴史を感じさせつつわかりやすいものになっておりました。非常に楽しませていただきました。関係者の皆様に御礼申し上げます。
 自作曲を公開していたホームページが昨年消滅(笑)しましたので、なんのこっちゃと思われる方もおいででしょうね。かつて私は、筝・三絃・十七絃・尺八・笛・打楽器などによる邦楽曲を作曲していました。だから、このブログ名も「教育史研究と邦楽作曲の生活」なのです。この数年、半分くらい有名無実化してますが…(笑)。今でもたまに作曲したくなりますが、作曲に使っていたPCが古くなって動かなくなってしまった上に、時間と余裕がないので現在長期休業です。PCは買えばよいので、いずれまた発表できる日が来ればよいのですが…
 ちなみに、論文は無事ほぼできあがりました。
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2 コメント

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教育会について (青隼)
2010-03-20 12:21:04
はじめまして。検索してこちらに辿り着きました。実は私の高祖父が鎌倉郡教育会会長を務めていたのですが、教育会という団体(組織)は現在の教育委員会の前身のようなものなのでしょうか?突然の質問で恐縮ですが、宜しくお願いします。
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こちらこそ (白石崇人)
2010-03-22 01:08:35
 はじめまして、青隼さん。返事が遅くなりまして申し訳ありません。
 貴重な質問ありがとうございます。ご高祖父様が鎌倉郡教育会長を務められていたとのこと、驚いております。もしかして、郡教育会関連の史資料などをお持ちなのでしょうか。もし何かあるようでしたら、鎌倉郡教育史の研究における重要な資料(すなわち、旧鎌倉郡に含まれていた自治体の教育のあり方を考えるための源資料)となる可能性がありますので、大切に保管していただくようお勧めいたします。
 教育会は、教育委員会とはまったく性質の異なるものですので、「前身」ではないと私は思います。戦前の教育委員会的役割を支える役割「も」もっていた教育団体、と言ったほうがよいと思います。事業や組織構成上、似ているところがあるので、正確ではありませんが「現在の教育委員会のようなもの」と理解するのも致し方ないかもしれません。
 詳しくは2010年3月21日の記事で考察しましたので、もしよろしければ参照していただければ幸いです。
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