ふたつで一つ

2008年12月17日 | アート
京都市美術館のコレクション展は毎回興味深いテーマで開催されていると聞く。
本年度三期目のコレクション展のテーマは「ふたつで一つ」だった。

■京都市美術館コレクション展 第三期 ふたつで一つ
2008年11月15日(土)-2009年1月18日(日)
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/collect_3-2008.html



所蔵作品の絵画、彫刻、工芸、書といったすべての分野の中からテーマに沿った約80点が展示公開されている。
上の写真の絵画は展示作品の北野恒富「いとさんこいさん」(1936年)。
今回のコレクション展では作品の解説がなく、どちらがいとさん(姉)で、どちらがこいさん(妹)かは明らかにされてない。
そうした想像も楽しんでほしいとのことだった。

「ふたつで一つ」の最後のセクションは「対と見立てる」で、必ずしも作者が意図してない対の関係を、
複数の作品の中から見つけ出し、一つの提案として並べて展示している。
そのセクションの中に山本芳翠の肖像画「木戸孝允像」と「木戸松子像」があった。
僕は不勉強でふたりの関係を知らなかったのだが夫婦なのだという。
木屋町通には木戸孝允と松子の寓居跡が登録有形文化財「幾松」として現存しているそうだ。
http://www.ikumatsu.com/
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