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時代物

時代物のマンガを描いたことがない。
ちゃんと描こうとすると、
時代考証が大変だ。
アマチュアなんだから、そんなに難しく
考える必要はないのだけれど。
もし読んでもらった人が歴史に強くて
「あそこは間違ってるよ。」などと言われたら
「ああ、何だかめんどくさいなあ。」と思うに決まっている。
ということを考えただけで既に面倒くさくなってしまうので、
結局描くに至らないのだ。
いや、一度だけ、昔、描いたことがあって、
それは溝口健二監督の「山椒大夫」を
マンガで再現しようという無謀な企てだった。
ずいぶん服装や結髪について本を読んだりして描いた。
その時は面白かったが、もうその元気もない。
出来た作品はまあ自己満足に過ぎなかった。
もっとも、これは現在と同じですけど。
しかし時折、ふと江戸物など面白いかな、と思ったりはする。
今回もちょっとそんなことを思ったものだから、
歴史図録などを眺めていて見つけた、
行商で団子を売っている娘、というのを描いてみた。
たとえば、この娘と、いつも団子を好んで買いに来る
若者の話などを短編にしたら面白いだろう。
そう思うだけで、なかなか実際にストーリーマンガには
出来ないのですけれども。
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