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うたのイラスト(ザ・スプートニクス「夢見るギター」)



スウェーデンのエレキギター・バンド「スプートニクス」のヒットナンバー。
1966、7年頃のヒットだったように思うが、はっきりしない。
「霧のカレリア」「空の終列車」などの大ヒットでおなじみのバンドだが、
この「夢見るギター」は日本人の手になる作曲で、
そのリズミカルだけれどセンチメンタルなメロディーがなつかしい。
インストゥルメンタルだから、内容は説明できないが、
ギターが何を「夢見る」のか、想像したくなる。
恐らく、ギターは音楽を奏でることを夢見るのだろう。
憧れている彼女の前で、この曲を奏でることを。



彼女を目の前に座らせ、少年は弾き始める。
はじかれた弦の響きは、高く低く、メロディーをなぞっていく。
君のために唄う日を待っていたギターの心をなぞる。
部屋の片隅の薄暗い闇の中で、その夢を見続けるギターの心。
むろんそれは、ギターを弾く少年の心である。



こんな少年の心が、彼女にどれくらい伝わるのだろう。
しかしこれは、少年の心の内の、秘かな想像にすぎないのだった。
こんなセンチメンタルな場面を描きたくなった。
シンプルだけれど、とても良い曲だと思う。
Youtubeでも聴けます。
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棒高跳び



今は女子も棒高跳びをする時代になった。
私が中学生の頃は、男子しかやらなかった。
今の世界選手権の女子の記録水準(4m台の後半から5mにかけて)が、
ちょうどその頃の日本の男子の水準だったので、
世界選手権の女子決勝などは、似た感じの内容になり、とても面白い。
日本人で初めて5mをクリアしたのは、鳥居義正選手(鳥栖高校教員だったと思う→訂正:静岡県富士市立吉原商業高校、が正しいとのご指摘がありました。)で、
たしか1968年冬の室内競技会だったと記憶している。
その後メキシコ五輪(1968年秋)で丹羽清選手が5m15の記録を出した。
今の女子の世界記録が5m06である。
だから技術的にも何か往時を彷彿とさせるものがある。
6mを越えている男子は、もう別次元の競技になっているが、
5m前後の棒高跳びは何か人間臭い感じがして好きだ。
クリアの応酬でスタンドを沸かせる棒高跳びは、フィールドの花である。
オリンピックでは、また名勝負が見たいものである。

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